こんばんは。水曜日の恋人★willow42です。
予告無しにやって来て、さらばも言わずに去ってゆく-
「長い廊下」はそんなつむじ風のような水曜日限定更新のブログで~す。 言ってて口が腐りそう。
さて、皆さんお察しのとおり、ひとの役に立つこと少なく恥と愚行のミルフィーユのような日々を送っている私ですが、なんと殊勝なことに(と自分で言う)お年寄りにはなるべく席をゆずることを心がけております。
自分が席をゆずれば、自分の年老いた親もそれと同じ回数だけ、どこかの誰かに席をゆずってもらえるような気がするからです。
というのは真実ではなくて、せめて席ぐらい積極的にゆずれる人間になりたいと思って、あるときそういう虚構の動機を設定しました。席をゆずる程度のことは、親切心とかいうよりももっと当たり前の心地で出来る自分でありたいと思ったら、なぜだかそういう設定になってしまいました。
どうだ。何を言っているかわからんだろう。私にもわからん。ひとつ言えるのは、そもそも私はそんなに親切気のある人間ではないということです。
ところで席をゆずるのって案外難しくありませんか?
まず相手が年寄りだという、ある意味無神経な決めつけをしないといけないわけですよね。でも他人から勝手に年寄り扱いされたくないというひとも、中にはいますよね。
この前地下鉄に乗っていたら、総白髪の男性(推定年齢65才)が私の座っているほうに近づいて来たので「ここどうぞ」と言って腰を浮かしかけたのですが、「いい、いい!」と邪険な口調で断られてしまいました。その口調から察するに、ご本人にとっては老人扱いで席を譲られるなど未だ論外のことだったようで、たいへん申し訳なく、気まずい思いをしました。
というわけで失策の余韻に耐えながら、次なるターゲットが現れるのを待っていたところ、いくつ目かの駅でさっきのひと(以下田中さんとする)と同じか少し上くらいの年齢に見える男性が乗って来て、私の目の前に立ちました。けれどもこの男性(以下鈴木さんとする)に席をゆずるのは、正解ではないような気がしました。なぜかというと、鈴木さんはスーツを着て、きちんとネクタイを締めていたからです(ちなみに田中さんは、ネルシャツに綿パンでした)。
ウィークデイのこの時間帯にスーツ・ネクタイということは、鈴木さんは仕事をしている可能性が高い。つまり「現役」だ。それなりのお年には見えるけれど、こういうなんとなく「現役」感のあるひとに席をゆずったりしたら、かえって失礼にあたるかも。さっきの田中さんの例もあることだし、また邪険に拒絶されて、周囲のひとに「アイツまた断られてやんの(笑)」とか思われたりするのもツライなぁ。いやいや、そんな心の弱いことではいかんだろう。それよりも早くなんとかしないと、もうだいぶタイミングがおかしい。何かうまい具合に鈴木さんをこの席に座らせるきっかけはないものか。きっかけをくれ、きっかけを。鈴木さん、ちょっとヨロめいたりしないかな?などと考えているうちに何故かふと田中さんの存在があらためて気になり出し、もしかして田中さんは「この女はなんで鈴木には席をゆずろうとしない?ひょっとしてこの鈴木よりオレのほうがジジイに見えるということか?傷つく!」と内心憤懣やるかたない思いでいたりするのではなかろうか。だとしたらどうしよう?などという、明らかにどうしようもこうしようもあるはずのない邪推にふけって勝手に気疲れし、我に返ったときには鈴木さんは既に車外のひととなっていたのでした。
なんというかこの、やる気はあるのに成果の出ない感じに共感を覚えたひとは、またいらっしゃい。
違いますよね?
>またエア本文やったるで、と思ってるのかなあ
>"Help yourself"ってこと?
ちがうんじゃ~。
ちょっと待って…。
たぶん、明日…?
また水曜日に、楽しみにお邪魔いたします
こんばんは
>また水曜日に、楽しみにお邪魔いたします
水曜日って、こんどはいつだっけ?来年?
毎日来てたので、いつ本文書かれたのか知ってるもんね~ ←ちっと変態?
そうですね、席ゆずるのって難しいですよね・・・
前に友人とそんな話になりました。以下会話
友人「オレ電車で席ゆずられたんだよ」
私 「それでどうしたの?」
友人「もちろん座ったよ。オレも席ゆずられる年になったんだな~」
私 「え~嫌じゃないの?」
友人「いやいや、他人の見る目ってのは正しいもんだ、好意は素直に受けたほうがいい」
私 「譲ったほうも断られると困るんだよね」
友人「そうそんなところで、やせ我慢しても仕方がない、座ったほうが相手のためにもなるし自分も楽だし一石二鳥だな」
それから愛される年よりになるため、いつか席を譲られるようになったら素直に座ろうとおもってます。
*友人は当時60歳のお坊さんでした。
英国やスペインだと こういう状況の場合 willow42さんや他の多くの方々が経験されたように 人の好意を素直に受け取らない方というのは 殆ど見当たりませんでした もしかしたら内心はちょっと。。。と思っている人もいるのかも知れませんが あちらのスタンスは 基本的には人の好意には 感謝して素直に受け取る、だと思います
だって その方がお互い気持ちいいですもん 好意から何か行動を起こした人は勿論 好意を受け取る側も”有難う”と言う事で とても気持ちが良くなります(だから”有難う”は魔法の言葉だと 私は思っています)
日本に帰国して とってもびっくりしました どうして多くの人が 人の好意を無にするのかなあって。遠慮しているのか 自分はまだ若いと思っているのかもしれませんが 断るにしても それなりの断り方があると思いませんか?
そして 親切心一杯のwillow42さんの様な優しい方を大いに悩ませ 疲れさせてしまうのは とっても残念なことと思います 何か人の役に立つことをしようと思った時ですら あれやこれや思い悩まなくてはいけない。。。この面倒臭さは 私が日本の嫌だなあと思う部分の筆頭です
でも 世の中にはまだまだwillow42さんの優しさを必要とされている方が沢山いらっしゃると思うので めげないで下さいね!!
>いつ本文書かれたのか知ってるもんね~
ん?なに? …水曜日だったでしょ?
というかですね、「長い廊下」が更新された日こそが、真の水曜日なんスよ。地球では。
>座ったほうが相手のためにもなるし自分も楽だし一石二鳥だな
さすがお坊さんだけあって、お坊さんっぽいこと言うなー
相手のためと思って座ってもらえると、ゆずったほうも楽ですね。
私も将来は、ゆずられ上手なばばぁになりたいです。
Kazueさんの印象では、イギリスやスペインと比べて日本では好意が空振りに
終わる確率が高いのですね。それはどうしてなんだろうと考え込んでしまった
のですが、ちょっと問題が大き過ぎて、考えが全然まとまりませんでした
>この面倒臭さは 私が日本の嫌だなあと思う部分の筆頭です
面倒ですよねえ。
でもなんかそのへんのことを、「文化」みたいに言うひといるでしょ。
>断るにしても それなりの断り方があると思いませんか?
思います。あんまりすげなく拒否されると、トホホってなる。
でもひきずるほどではないので大丈夫ですよ。めげません^ ^
席をゆずるなんていうのは親切というより生活習慣程度の感じで
出来れば良いと思っているので、拒否されたときも「じゃっ、次」
くらいの出来るだけ軽々しい気分でやって行きたいです
それ難しい。
明らかに、JさんBさんなら、ラクなんだけど、
ややJさんBさんの場合はね~
考え込んで、寝たふりとか したくなっちゃう(--)
でもそれもナンカねぇ~・・・。バレバレな感じがイヤだし。
ゆずられたら、”素直に喜ぶ”っていう規則
作ろうか。日本人って規則が好きだから・・・。
あぁ、大人な社会に住みたいね。
やっぱ、自分のことじゃなくて、相手の気持ちを、少し優先させれば、よくない?
っていうか、自分優先な人間は、アタイなのよね。--;)