ミモザの春雨日和

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5・15 日本に復帰した日 でも基地は残った 2013/5/26 沖縄タイムス

2015年04月30日 | 沖縄
5・15 日本に復帰した日 でも基地は残った
2013/5/26 沖縄タイムス

http://www.okinawatimes.co.jp/note/kichimondai/cn18/cn26/pg187.html

5月15日の「沖縄復帰記念日」を知って いますか。学校の授業で取り上げられることはあまりないでしょう。ある大学教授によると、「5・15とは?」と学生に聞く と、ほとんどが首をかしげるらしく、若者の認知度はとても低いようです。
 「4・28」、「5・15」、「6・23」とこの時期は“記念日”が続きます。本土と違い、激動の時代をくぐってきた証しです。
  5・15の復帰記念日。沖縄戦が終結(1945年6月23日)した後、日米両国の条約(52年4月28日)によって本土から引き離され、沖縄は「米軍の島」となりました。そして再び日本に復帰したのが72年5月15日です。敗戦後、27年間の米軍統治を経て、日本に復帰しました。
 これらの記念日は戦争をきっかけとしています。
 当時、世の中はヨーロッパや米国など強い国が軍事力でアジアの弱い国々を奪い合う弱肉強食の時代でした。日本も中国を侵略し、領土を広げました。米国などと対立し、とうとう戦争になってしまいました。
 米国と比べ日本の力は劣っており、勝ち目がないことは明らかでした。しかしなぜ国民の命を犠牲にする無謀な戦争に挑んだのでしょうか。とても大事なことなので社会の先生に質問してみるといいですね。
  かつて沖縄の人々は米軍の統治下で多くの苦しみがありました。米軍が基地を広げるとき、銃剣で人々を追い払い、ブルドーザーで家屋や田畑をつぶし、フェンスを張り巡らせました。米兵が自動車で死亡事故を起こしても、基地の 中に逃げ込むと警察は逮捕することができませんでした。
 沖縄住民の人権を無視するような米軍の統治に反対する住民運動が盛り上がりました。それは沖縄全体を巻き込み、学校の先生や高校生たちもみな声を上げて、復帰を訴えました。平和憲法がある日本に返れば、米軍基地もなくなるだろうと期待しました。
 しかし米軍基地は残りました。復帰時の願いはかなえられないまま、今年も41回目の5・15が過ぎ、来月の6・23を迎えます。この時期に沖縄の歴史をもっと学んでみてはどうでしょうか。

(フリーライター屋良朝博)

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以上転載


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