星田オステオパシー

柔道をやってらっしゃる男性

柔道を定期的にやってらっしゃるという男性。左の腋窩神経を切ってしまって、そのせいで三角筋が衰えてしまい、左腕の動きが悪い。左の膝に水が溜まり気味で、階段での昇り降りで痛い。長時間座ってると腰が痛くなって来る(特にあぐらで)・・要望としては体全体のバランスが良くない気がするので、なんとかなれば・・ということでした。

体全体を触った感じでは、筋肉の量がすごくて質はそんなに固くなくていい感じだけど、硬いところは硬すぎる・・という感じ。

剣道をやってる方はよくいらっしゃるのですが、柔道の方は初めてでとにかく筋肉量に驚きました・・触診に手こずって勉強になりました。

まずは分かりやすいところで左膝をチェック。水が溜まるというのは筋膜などの組織がねじれたり固くなったりして分泌された関節液(だけではないでしょうが)が排出できないってことなので周囲を緩めて、膝の十字靭帯チェック。予想通り前で固まってるので前後のバランスを取って、ちょっと階段でチェックをしてもらったところ、膝の中に感じていた痛みが無くなっているということで成功。とりあえずは少なくとも一つは結果を出したということで、その後も片っ端からチェックして緩めてゆきました。

左目だけが子供の頃の事故で視力よくないということでしたが、その影響か左の後頭部が硬い。そこを緩めて、腋窩神経に関係ありそうな部分をチェックして緩める。柔道というスポーツ特有のものなのか、両腕とも前腕の前面がすごく硬くて突っ張ってるので緩め、脇腹と肩甲骨周りをチェック。

右の肩甲骨は下に強力に引っ張られて固まっており、左は肩甲骨と肋骨がへばりついていて、おそらく三角筋が弱いというのは主因では無くてこのへばりつきが左腕の動きを制限してると判断して緩める。

終了後、チェックをしてもらいましたけど肩の回り方が全然違っていたらしく、お役に立てたかな、と。

腰の痛みに関しても、高校生のときに分離症をやってるということでしたけど、あぐらをかいてて辛くなってくるというのは、恐らくお尻が硬いな・・と予想をしてお尻の筋肉と太ももの裏側と仙骨周り、特に仙結節靭帯をしつこめに緩めました。こっちは今後の生活の中で結果を判断してもらわないといけませんけど。

という感じでした。初診の方だったので、オンサとかは使わずにストロングスタイルで行いました。
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