星に願いを~ 美月より心を込めて

徒然に想いのままに綴ります。不快に感じる方は通り過ぎてくださいませ。

桜桃忌に彼を想う…

2013-05-29 23:57:46 | 軌跡

 

彼は私に文学を享受するために

徹底的に読書を薦めた

高校に入学が決まった御祝として

文庫本を30冊持ってきました

読む順番まで決めて

記録ノートを作成して記入できるように

 

一番印象に残っているのが

太宰治さんのシリーズを

5月~6月頃にかけて

読む様に組まれていて

時節柄も加わり心が病んでしまいました

彼に「どうして、こんな時期に‥」

責め立てると‥

『人間の許される脆さを理解して

 寛容さを身に着けて欲しかった‥』

彼は私の高校入学と共に

お付き合いをすることを決めた前から

近い将来の二人の姿を想定できたのだろう

そして私の将来を案じて

生きぬく強さと

慈愛の心、許す寛容な想い

社会の中での自分の存在意義などを

自ら考えて気付くように導いてくれた

「ありがとう‥」と呟くと

『自分の為だったからね‥

 自分の夢を育て上げてみたんだ

 光源氏が紫の上を育てたようにね(笑)』

彼が存在しなかったら

今の私は在り得なかった

私の将来を誰よりも案じながら

必要な事を分け与えてくれた

五年間の優しい時間

すべてをDNAから私を育て上げた彼

太宰治さんのニュースが流れる頃になると

思い出しては胸にこみ上げる

愛おしさに行き場所を与えるために

二人で競争しながら食べた

桜桃を星を見上げながら

つまんでみたりするのです


彼を愛さないで居られる術も

教えて欲しかったと

ぽつりとつぶやきながら

 

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
太宰治・・ ()
2013-05-30 00:51:32
私も高校の時、全部読破しましたよ。
「人間失格」が一番好きでした。

美月さんの文章が文学的な訳が分かった気がします☆
彼は、本当に、芯から美月さんを、育てたんですね~。.:*・゜
返信する
素敵ですね~ (きら)
2013-05-30 08:15:04
とっても素敵なエピソードですね。
羨ましい・・・。
大好きな彼に、感受性も育まれていらしたのですね。

美月さん
いつも思うのですが、美月さんは思春期くらいに海外生活なさっていませんでしたか?

語弊があったら大変失礼なのですが、細かい言葉の言い回しに不思議な空気を感じることがあるのです。

美月さんご自身、「私の日本語って変じゃありませんか?」とどこかでおっしゃっていますよね。

表現はこの上なく素晴しいことは言うまでもないのですが。

例えば
「忙殺していました」というのは、ちょっと変ですよね?
普通は「~に忙殺されていました」と言うのでは?なんて感じます。
今回も
「彼は私に文学を享受するために」のところ・・・
私だったら
「彼は、私に文学の素晴らしさを享受させるために」と書くような気がします。

私の知人で、子供時代を欧米で暮らした、非常に優秀な女性がいるのですが、その方も美月さんと同じような感じなので、もしかしたら・・・と思いました。

返信する
お返事です。 (美月)
2013-05-30 22:50:58
「海」さんへ

ありがとうございます。

ありとあらゆる日本文学を読まされました。
定期的にドサーッと持ってこられるのです(笑)
無条件反射的なことさえも教えられたような
錯覚に陥る時があります…
私があまりに偏っていたので
心配で仕方なかったのでしょうね
(未だに心配ばかりかけておりますが)
海さんの穏やかな空間もとても癒されます。
居心地がよくてつい長居してしまいます。

また是非いらしてくださいませ。
お待ちしております。



「きら」さんへ

ありがとうございます。

ふふっきらさんて、やっぱりエスパーでしょう?

彼が上京してきたのが18歳です。
彼は私の6歳上なのに私が彼に恋に落ちたのが14歳です。
父が中3で転入した私の高校受験を気にして
家庭教師として彼を連れて来た時です。。
ほとんど私の一目惚れでした。。
そこに空白の二年が存在するのです。
不思議だなぁって思われていらっしゃる方も
実際には、いらしたのかも知れませんが…
尋ねられたことは一度もありませんでした。
ですが…ごめんなさい
秘密ですので、これ以上はお答え出来ないのです(笑)

私は日本語が変だったから彼が心配して
徹底的に日本文学ばかりを薦められてきました。
未だに私の日本語は変だと言われてます(笑)
メールでも何が言いたいのかわからない!って(怒)
ただの、ボケだと思う時もございますが…
彼曰く自覚していないから余計に心配だそうです。

また是非いらしてくださいませ。
お待ちしております。
返信する
お返事をありがとうございます (きら)
2013-05-31 10:31:10
美月さん
お返事を有難うございます。

詮索してしまったようで、ごめんなさい。

美月さんの表現、感覚、言葉の言い回し・・・。
とっても情感豊かなのですが、なんというのかしら・・・
日本的なおどろおどろしさが無いのですよね~。

どこか西洋の神話のような。
そう。
古事記というよりも、ギリシャ神話の風情があるという印象です、

これからも素敵な言葉を紡いでくださいね。
返信する
お返事です。 (美月)
2013-05-31 23:50:57
「優希」さんへ

ありがとうございます。

そうですよね、気付かれていらっしゃる方は
多かったと思います…
年齢差が 6歳なのに出逢いは14歳だったですし(笑)

私と彼の想い出と彼の語録集だけでも
あと十年くらいはブログを書き綴れます‥
どうぞ、懲りずにいらして心を置いていってくださいね。

お待ちしております。



「きら」さんへ

いつも、ありがとうございます。

私はきらさんに支えられております。
どれほど助けて頂いているか…
きらさんのように博識で賢い女性に
守られていると云うだけで心が癒されております。

いつか笑って話せる日が来ると思います。
その時こそ何もかもお話しいたしますね(笑)
覚悟して聴いてくださいませ‥

それでは、また是非いらしてくださいませ。
お待ちしております。

返信する
「ryu」さんへ (美月)
2013-06-02 15:12:38
お久しぶりです。

三島さんのお話しをありがとうございます。
素敵な内容に読み入ってしまいました。

此処はほんとうに知識のある賢者の方が
たくさんいらっしゃって
私を心から癒してくださいます。
ありがたいことです。
とても励みになりました。

また是非いらしてくださいませ。
お待ちしております。
返信する

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