税理士 堀江の五反田日記

~あなたの会社のホームドクター、きままな日常を記録します。~

税務と会計3

2008-11-26 10:19:59 | Weblog
前回の続きです。。。

現在、税務署に申告する法人のうち、黒字割合はたったの3割です。

ほっておけば赤字が続き、会社は倒産する時代です。


このような時代に、税理士に対して求められることも変わりました。


具体的には、毎月の試算表(成績表)を基にした、会計上のアドバイスです。

予算をつくり、その通りに数値が推移しているか、

前月と比べて、特定の費用が大幅に増えているが、原因はなにか。

また、そのことを社長は把握しているかなど、

数字からみた異常値を、顧問先の経営者に確認するのが、

我々の仕事ではないでしょうか。


税理士はコンサルタントではありません。

どうすれば売上が上がるか、と言われても答えられません。

会計の専門家として、アドバイスするのみです。

当然、期中の処理が適切に行われているかもチェックします。

そのために、顧問先にはスピーディーな処理をお願いしています。

半年分や1年分をまとめて、お願いされても処理するだけで精一杯で、

アドバイスなど到底無理だからです。