HONU体験工房 日記

honu 体験工房のブログです。
日々の屋久杉 地杉の時計体験作りを綴ります♫

麦生神木の?フック

2010-04-12 | 屋久杉goods
Sany0007

おはようございます。
大荒れになってしまった屋久島サウスです。
みなさま、どのようにおすごしですか?
増水&雷で危険な状態です。
あまり無理をなさらずに、
こういう時は、まったりとした時間をお過ごしになってはいかがでしょうか

honuは営業しています。
宿でまったり、のんびりした後は、
ふらっとお出掛けがてら遊びにきてください。

Sany0008

今日は先日ご紹介しましたHONUフックのNEWバージョンですよ~

じつは、この?形の木は屋久杉では地杉なのです。
地杉といっても、ただの地杉ではなく、honuが店を出させて頂いている麦生地区のご神木なのです。

根が大きくなり灯籠を倒す危険があるということで伐採が決まった地杉。その枝木をわざわざhonuのために使ってくれと連絡がありました。
ありがとうございます。

地杉といえども年輪は屋久杉なみで色もなんら劣ることがありません。ただ、屋久杉に比べると刃の通りがわるくて少し苦労しました。

屋久杉と地杉の違いはいろんな定義があります。
一般的には樹齢1000年以上が屋久杉といわれます。
そして、生息している標高も1000m前後の高地とされているのです。

屋久杉の特徴は細かい年輪と『油木』といわれる油分が特徴です。
自分はこの年輪と油分が含まれた屋久島の杉であれば工芸に使うのに支障はないと考えています。
でも、
現実は地杉でこのふたつを兼ね備えた物はなかなかありません。
今回も枝木は年輪がつんでいますが幹部分の年輪はつんでいませんでした。
そして、
刃をむけると入りにくく木が暴れる・・
まさしく人間と同じような『若気のいたり』なのでしょうか。

時の重みというのは人間の計り知れない神秘な世界なのですね
不思議です。



ということで、
大荒れの屋久島です。
車で出られる方は道路の水たまりに注意して運転なさってくださいね。

では~