さて、前回からの続きのお話しです。 
姉から、誰もいないはずの我が家の電話に誰かが出たという話を聞いた私。
息子たちに何かあっては大変と、決死の覚悟で部屋に突入 

・・・と言えばカッコイイけれど、実はそれほど怖くはありませんでした。
私が怖いのは怪奇現象であって、現実的な危険は考えていませんでした。
おおかたの皆さんの予想どおり、家には誰もいませんでした。
賊が入った様子もなく、息子たちも無傷。 
一応家中を探索して何事もない事を確認した後、ホッと一息。 
お姉ちゃんの話は、一体なんだったんだろう・・・ 
電話機も何事もなく留守電がセットされていましたし、
誰からのメッセージも録音されてはいませんでした。
そんなことをアレコレ考えていると。
寝室へ続く通路に置かれている電話機が 「 ピーッ 」 と鳴りました。
ん? 何の音? 
続けてまた、「 ピーッ 」 。
電話機を見に行ってみると、そこには、
シャアの姿が。 
もしかして、シャアが受話器を取り上げていた

いや、取り上げる・・・というか、はずしてしまうことは有り得る。
でも、姉の話では 「 何度も 」 という事でした。
はずした受話器を元に戻すなんていう芸当が、シャアに出来るはずがない。
もしもそんな事が出来るなら、全国を営業して回ります。 ← ドサ周り 
そんな事を考えながら見ていると、シャアは電話機の上を動き回ったり、
休憩したり。

その間に、留守番電話が解除されたり、その他にもいろんなボタンを
ピッピコピッピコと踏みながら電話機の上で遊んでいました。

留守電に設定するボタンを押してみました。
普通であれば、電話機に予め用意されている応答メッセージが流れるはず。
ところが。
『 ・・・・ どれ? ・・・・・こないだ買って・・・・・青い方の・・・・・
・・・・・それ・・・・・いいと思・・・・・の時に・・・・・ あ、これ持って・・・・・ 』
ざわざわとした室内の雑音と共に、複数の人が話している声が・・・。
なんじゃ、こりゃ。 
そうなんです。
どうやら、シャアが電話機の上を歩き回っている時に、
偶然応答メッセージを録音するボタンを押したようなのです。
それで、その時の室内の様子が録音されてしまった。
ボソボソと喋っているのは、私と彼が会話をしている声だったのです。
よかった、怒鳴り合いの大喧嘩なんてしてる時じゃなくて。 
普通なら、応答メッセージのあと、用件を録音する時間があるはずです。
でもその応答設定にも、メッセージの後に用件を録音できるバージョンと、
メッセージが流れるだけで切れてしまうバージョンの2種類があるらしい・・・。
ためしに携帯から自宅に電話をしてみると、やっぱり。
アノ室内のボソボソ話が数秒続いたあと、ブチッと切れました。
お姉ちゃんの言ったとおりだ・・・。 
さて、謎が解けたことだし、電話機を元の設定に戻さなければ。
ところがこの電話機、以前我が家の電話機が壊れた時に、
たまたまタイミングよく知人から譲りうけたもので、説明書もなにもない。
応答メッセージを変更するなんて事、シャアに出来るのに私には出来ない。 
「 シャア君、どのボタンを押したの?
」 と聞いてはみるものの、
当ニャンは我関せずの知らん顔。 
悪戦苦闘の末、なんとか元の既成の音声に戻す事は出来ました。
さて、次は応答メッセージの後に用件を録音できる設定にしなくては。
これまたシャアには出来たのに、私には皆目わからない。 
小一時間頑張ったものの、結局わからずギブアップ。
おてあげ
ま、大切な用事なら携帯にかけてくるでしょうという事で、諦めました。 

母ちゃん、ごめんなさい。
僕、わざとやったわけじゃないんだ。
わかってるわよ、わざとじゃない事は。 
わざとだったら、それはそれでスゴイじゃない。
私に出来ないことを、シャア君が出来たんだから。
でももう、電話機の上で遊ぶのはやめてね。

........ 

って、寝てんのかよ。 
結局、電話は今も戻らず。
用件が録音できない状態のままです。
最近携帯を使う事がほとんどだし、まあ、いいか。
悪ガキ・シャアが戻ってきたな。
完全に元気になったっていうことか。
怒り半分、でもちょっぴり安心もしている母です。 