打ち砕かれた希望 ２

 

 

イルデパン島では、世界で３箇所しかない

淡水の鍾乳洞でのダイビングが出来る

 

しかし

催行人数が３名以上ということで 諦めていた

 

旅行会社のスタッフも、

行くことができた人を 聞いたことが無いので

行くことはほぼ無理と 断言していた

 

クニエ・スクーバセンターの責任者ジョンリュックは

僕の希望を叶えようと催行人数のダイバーを

くどき集めてくれた

 

道を反れ　道なき道を行く

草木が車のボディと擦れ

無数の不快音がとめどなく続く

 

タンクを背負ってからも ジャングルを突き進み

倒れた大木を乗り越えて 鍾乳洞の入り口に到着した

 

そこから約３０～５０m

赤土の崖を降りていく

 

そのとき　初老の男性ダイバーが

足を滑らせて 背中と後頭部を強打した

 

ジョンリュックの話によると

１週間前に降った雨が 洞窟まで染み出て

崖が水に濡れ とても滑りやすくなっていた

 

 

残念ながらダイビングは中止に

 

 

それでも

カメラとマスクだけ持って

ぬかるんだ崖を降り

シュノーケリングだけ

させてもらえた

 

 

今回は証拠写真だけ

 

 

幻想的な鍾乳洞の全貌は

次回までのお預けを食らった

 

 

 

 

 　　　　　　　　　　　　２００９/５/７

　　　　　 　　　　　　　フレッシュケーブのエントリーポイントにて

 

 

 

打ち砕かれた希望たち

 

 

今回のイルデパン島への旅で

どうしてもキチンと見てみたかったのは

 

 

 

ペインテッドアンティアス（ハナダイの仲間）

オーロラゴビー（ハゼの仲間）

ブラックバタフライフィッシュ（チョウチョウウオの仲間）

 

 

 

ペインテッドアンティアスは

一度だけ見ることが出来たが

撮影しようとして・・・

世界中で一番嫌われてるかのように

群れで群れごと逃げられた

 

 

オーロラゴビーは

この時期見ることが

できないらしい

そして・・・

やはり見られなかった

 

 

そして・・・

ブラックバタフライフィッシュは

たまに見かけるものの

ほとんど寄らせてもらえなかった

カメラがマクロ仕様のときに 

唯一　暗がりに潜んでいた彼を

体色が黒なのに 暗いところで

見ることに・・・

 

 

 

ある意味 撃沈の旅だった

 

 

 

 

 　　　　　　　　　名称　　　　　 　 ブラックバタフライフィッシュ

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英名：　Black Butterflyfish

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学名： Chaetodon flavirostris

　　 　　　　　　　撮影地　　　　 　New Caledonia 　Ile des Pins

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『 Faille de Noupoja 』

 　　　　　　　　　撮影日　　　　　 ２００９／５／８

 　　 　　　　　　 Depth 　　　　 　 ８ｍ

 　　　　　　　　　Length　　　　　 １５ｃｍ

 

 

 

Hawk Anthias Belt

 

 

とても大好きな魚のひとつ

ハナゴンベ

 

 

沖縄の離島の

とあるポイントで

１００匹以上の群れが

テーブルサンゴの上で

ちょろちょろしてるのを

見たことがあった

 

 

イルデパンのこのポイントでは

大きな根回りの水深２５m付近

見渡せる限り

ハナゴンベたちが

乱舞していた

 

 

金色と橙色の帯が

海の青さに映えていた

 

 

 

 

 　　　　　　　　　名称　　　　　 　 ハナゴンベ

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英名：　Hawk Anthias

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学名： Serranocirrhitus latus

　　 　　　　　　　撮影地　　　　 　New Caledonia 　Ile des Pins

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『 Faille de Noupoja 』

 　　　　　　　　　撮影日　　　　　 ２００９／５／８

 　　 　　　　　　 Depth 　　　　 　２５ｍ

 　　　　　　　　　Length　　　　　 ７ｃｍ

 

 

 

Temptation

 

 

こうゆう誘惑には

 

 

正直　勝てる気がしない

 

 

 

 

 　　　　　　　　　名称　　　　　 　 クマノミ

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学名： Amphiprion clarkii

　　 　　　　　　　撮影地　　　　 　New Caledonia 　Ile des Pins

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『 Kasmira Reef 』

 　　　　　　　　　撮影日　　　　　 ２００９／５／７

 　　 　　　　　　 Depth 　　　　 　８ｍ

 　　　　　　　　　Length　　　　　 １０ｃｍ

 

 

 

ただよふ＠Tribu de Vao

 

 

イルデパンの午後は

この上なくのんびり

 

昼寝するもよし

読書するもよし

ビーチで日焼けもよし

 

ただ毎日それでは

能が無いので

島一番の繁華街？の

バオ村へ行くことにした

 

 

メインストリートの

教会前で降ろされたけど

人の姿は皆無

 

 

余りの静寂に誘われて

教会の中へ入っていった

 

 

すべての雑音が吸収された雰囲気

 

 

クリスチャンではないけれど

キリスト教系の幼稚園時代の

（何十年前のことでしょう・・・）

お祈りの時間を思い出して

その雰囲気と同化した

 

 

 

入り口から射し込む光を

心地よく受けながら

教会を後にした

 

 

 

　　　　　　　　　　　　２００９/５/７

　　　　　　　　　　　　イルデパン島　バオ村　教会前にて

 

 

 

線の概念

 

 

「地平線」とは

海と空を区切ることば

 

実際の水面では

海と空は溶け合っている

 

 

 

 

 　　　　　　　　　　２００９/５/６

 　　　　　　　　　　イルデパン島　ガジ湾にて

 

 

「仲良し」という実力

 

 

ガイドが魚たちと仲良しだと

 

 

ゲストだってとても楽しくなる

 

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　２００９/５/６

　　　　　　　　　　　　　ガイドのナシスとクマノミたち

 

 

くらげもねむるころ

 

 

自分よりも

「ただよふ」ことに

長けた存在に出会った

 

彼らは

いつ眠るのかな？

 

お昼ごはんの後は

眠くなるのかな？

 

 

 

 　　　　　　　　　名称　　　　　 　○○クラゲ？？

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学名：

　　 　　　　　　　撮影地　　　　 　New Caledonia 　Ile des Pins

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『 Mur Aux Pouattes 』

 　　　　　　　　　撮影日　　　　　 ２００９／５／４

 　　 　　　　　　 Depth 　　　　 　５ｍ

 　　　　　　　　　Length　　　　　 ８ｃｍ

 

 

 

ウミウシ世界紀行

 

 

周囲の水中生物に造詣の深いダイバーは

自分の見たい魚のために

遠方の海へ行くことを 厭うことはない

 

 

ウミウシ好きのダイバーも

結構知っているけど

「このウミウシが見たい」と

特定の海に行くひとは

会ったことが無い

 

 

そのうち

図鑑や情報が

充実していったら

そういうダイバーも

たくさん増えるのかな？

 

 

 

 

 　　　　　　　　　名称　　　　　 　 鑑定依頼中

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学名：

　　 　　　　　　　撮影地　　　　 　New Caledonia 　Ile des Pins

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『 Kasmira Reef 』

 　　　　　　　　　撮影日　　　　　 ２００９／５／７

 　　 　　　　　　 Depth 　　　　 　１２ｍ

 　　　　　　　　　Length　　　　　 ６ｃｍ

 

 

 

ちょっと残念

 

 

ニューカレドニアは

とても親日派の国だ

 

 

でも

これはちょっと・・・

 

 

 

 

 　　　　　　　　　　２００９/５/３

 　　　　　　　　　　ニューカレドニア　ヌメア　トントゥータ国際空港にて