7月30日、ビジネスホテル「TAKAMI」で朝を迎え
「雲雀ヶ原」の 騎馬武者行列が見られる沿道・観覧席へ移動 。
藩によって旗印の意味違うのか、相馬藩では騎馬の旗印で、
騎馬が後ろ脚で蹴り上げる旗は「組頭」の意味があるそうです。
上の画像 黒地に一文字は「「御使番」 の意味 。
騎馬武者の全容で騎馬の飾り、鎧・兜に各々な趣きがあり、
防御と芸術性が施してあり匠の技が見て取れます 。
兜の各部分には名称がありますが、兜前面「前立」の蝶は
幼虫からサナギ、蝶と変化・再生と変化する事から
再生・不死の意味があるようです。
勝虫と言われるほど、退く事を知らず、
前進のみの蜻蛉「オニヤンマ」スズメバチでさえ捕獲し噛み砕き
食べてしまう事から兜の「前立」へ用いたのでしょう 。
こちらは「スズメバチの 前立」。見張りがいて素早く飛んで来て
攻撃することから兜の前立 。
ホースで洗車している時、このスズメバチに
刺された事があるのですが、羽ばたきの音も聞こえず、
いきなり刺されます。日曜日だった為、薬局で処方箋の処置、
脹れただけで済みました 。
「百足の前立」これも百足の習性の意味が込められ、
前進、後退せず甲羅を纏い攻撃的であり、武田軍の伝令としても
「百足衆」があり、一度放たれた伝令(情報)は容易に取り消すことが出来ない、元には戻らない。そんな意味合で、後ろには下がれないムカデと同じ意味で、「前立」として用いたのでしょう 。
「柊木(ひいらぎ)の前立 」 棘があり保身・防御の意味があり、
古来より魔除けの意味もあり用いたのでしょう 。
「兎の前立」 。うさぎは敏捷で長い耳を持っていることから
「情報を早く漏らさず収集できる」とか、うさぎは多産な為、
戦で勝ち抜いて「子孫繁栄できる」とか、うさぎはよく跳ねるので
「飛躍できる」と言う意味から前立へ用いたのでしょう 。
「鯱の前立」海に君臨する最強の生き物から「前立」とし
用いたのでしょう 。
2023年の参加騎馬数は368騎と記してあり 。
複数回数に分けての「神旗争奪戦」 。
「甲冑騎馬懸」での審判席での判定 。
「甲冑競馬」で1位になり報告する騎馬 。
順位札を口に咥え誇らしげに疾走する騎馬武者 。
丘の総大将陣地へ順位札を咥え報告する騎馬武者 。
その後、実行委員会等の閉会の挨拶等があるので、
帰宅の見学者で混雑する前に昨日、宿泊した同じホテルへ移動、
入浴・食事、睡眠 。 明日へとつ・づ・く 。