平成27年6月28日参拝
・堀の宮 白山神社 (福井県福井市堀の宮町7-27)
◆ 堀の宮 白山神社 (福井県福井市堀の宮町7-27)
堀の宮白山神社の由来は定かではない。
今から約五百年前は当地区を含めた藤島庄は平泉寺(白山寺)の支配下にあった。
応仁の乱(1467~1477)後の戦国時代になると群雄覇を競って戦にあけ 村人たちは自衛のため団結し 所謂郷村制が成立した。恐らくその頃、堀の宮村としてのまとまりができ領守の神として現在地に白山神社が勧請されたものと推定。
それを物語るものは樹齢五百年と言われる境内の大欅であり、拝殿横の観音堂の天正九年(1581年)の銘である。明治十一年の越前国神社明細帳に記録がある。
旧神殿は建立年月は不明であるが、昭和18年原因不明の火災 ご神体は焼けこげ社殿は全焼した。また神社の境内は樹齢数百年の杉が鬱蒼たる森をなしていたが、太平洋戦争末期に造船材として伐採供出された。この結果社殿も樹木もない寂寛とした神社になった。
昭和20年終戦になり村人は神社の再建を計画したが同23年6月福井大地震により村は全壊し計画は挫折。翌24年再建の議が持ち上がり資金を五年越しで同26年社殿が完成。こうして戦後の再建以来約40年、昭和62年新築が決議され由来四カ年の日子と約壱億円の巨費を投じ完成。
平成二年十月
「 堀の宮白山神社御造営竣工記念碑 」より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます