OSK日本歌劇団 『 レビュー春のおどり 』 (大阪松竹座 / 5月1日~8日)
<第一部> 花の夢 恋は満開 (作・演出・振付:花柳 基)
<第二部> Take the beat ! (作・演出・振付:名倉加代子)
5月6日(金)、高世さんの「春のおどり」を観劇してきました。
でも、今年は荻田先生のショーじゃなかったんで、ちょっと残念やったかも^^;;;
お昼の部に三階席上部から全体を、そして夕方に一階下手席より観劇することができた。
何の予備知識も持たずにみた初見、第一部の郭界の恋物語を興味深く三階席から身を乗り出すようにして見入った。硬派過ぎる高世さんの姿にぐいぐいと気持ちが引っ張っられていく。
終盤に火事にビックリして夢から覚めて安堵する姿を眺めながら、なぁ~んだ、全部夢物語だったのかぁ~、ほーかほっか、そういう展開になっていたのかっ^^;と揺れ動く自分の気持ちに胸をなでおろし安堵した。 危ない!危ない! ← 何があぶないのじゃ~?(笑)。
離れた三階席からの初見は、よりよく理解したいがためか気持ちに近く入り込もうとじーっと見入ってしまう。舞台の全体を見ているようで実際はあんまし観ていないのかもしれない。増してや久しぶりにみるOSKの舞台ともなると、気になる殿方達に心の眼差しがオペラグラス化してしまう。
引き続き二回め観劇、一階席へ降りてきた^^; 尋常じゃない輝きにはやはり心が奪われる~^^;;; 落ち着け!夢物語だ(笑)。そうなのよね~観客にとって舞台はひと時の夢でしかないのですが、日舞のそれは現実味を帯びた白日夢として楽しんでしまったものだから、私自信ドキドキしっぱなしだったの^^v
郭界に夢を注ぎ込んで描いた日本物ショーは、後半からのテンポの良さもあって楽しく拝見致しました。中堅どころとなる皆さまのめざましい成長には、とても目を見張るものがあり嬉しかったです。
ロマンちゃん^^;
カッコいい役とは縁遠くなっているのかもしれませんが、あなたが踊っている時にみせる幸せそうな笑顔を見てるとホッコリとするものがありますね。目指したい明確な姿を前にしっかりと見つめている姿勢が好きです。
愛瀬くん^^;;;
なんだろね^^この子、もうちょっと男前さんになるのかと思ったけど、ダンスもずっこけだし、それでも不思議ととってもいい味を醸し出して魅せてくれる男役さんになっている。もっともっと自分に自信を持っていいよ。がんば^^v
奏ちゃん^^v
シャープにすっきりとまい進中ですね、新幹線みたいな児だ!それでいて笑顔はカワイイ~♪
翼和希さ~ん、あなたの元気な歌声が聞きたかったなぁ・・。
二部の洋舞は、季節的にも新橋演舞場の「夏のおどり」を意識したような雰囲気ですね^^
夏の昼下がり、桐生さんが歌う子守唄に酔いしれながら、そよそよと肌をなでてく風につい気持ちよくなってうたた寝しながらみてる夢のような~^^;;; うんうん、夏だとピッタシカンカン!(笑)。
洋舞の方は、日舞ほど気持ちが入り込めなかったように思います。
ここで一番思うのは、男役トップが完全な女装(娘役)する必要があるのだろうか?
いや、高世さん^^;女性としてもとってもお綺麗ですから、その有無を言わせぬものに無理やりねじ伏せられてしまったような感がありました。でも、なんだかひとりで我武者羅に頑張っているようにしか思えてならず、せっかく素敵なキャラバンの歌を持ってきても客席の掴みが弱いです。
(ここまでで力尽きてしまったようにもみえて・・ ステキな娘役さん、いっぱい居るのになぁ~)
真っ白な衣装で夢から覚めたようにひとり歌う場面、そして、「ジャストダンス」への流れ・・
私達には計り知れないものがそこにあるのかもしれませんが、高世さんの理想を追い求める気持ちの高さを感じました。
OSKの歴史に刻めるよう、あなたの思い描くキャラバンに到達できますよう祈っています。
「Dream」と「夢」、英語も日本語も同じ二つの意味を持ってますよね。
寝ている時に無意識に見る夢も、遠い未来に思い描く理想の夢も、この同じ一つの単語を使って現わします。それは、どちらもの夢もいつかは現実の世界になるかもしれない可能性を強く秘めている要因があるからなのでしょうか。
でも、どんな夢も叶った時がゴールではないのです。夢を叶えたら、そこがもう次のスタート地点になるのです。目標があってこその人生なんですって!誰かさんが言っていました。
コツコツとひとつひとつの夢を刻み続けることによって、自分だけの本当のDreamを手にする日がいつかやって来る。そんな日が本当にやってくるといいですね~♪
「春のおどり」観劇時、桐生さんのLIVE板CD (「OSK Revue Cafe」/2015.7) を母へのお土産にと買って帰った。
母がようよう聞いたであろう先日、歌っている内容が気になってちょっと貸してもらった^^;;;
冒頭収録「久遠の河」を聞くなり、ぽろぽろと流れ出てくる涙が止まらない・・。
温ったかく包み込んでくれる優しい奥深い彼女の声、でも迷いのないしっかりした芯の力強さも感じられて、変わってないあなたの気持ちがとても嬉しかった。
「ランタナ」 もいい曲ですよねぇ~。 母も大好きです^^v