以前、中谷美紀さんの記事でご紹介した”嫌われ松子の一生”を、観ました。
正直、前の記事の中で、中谷さんや中島監督の事をすっごく褒め称えた記事を書いたんで、
つまんなかったら、せっかく紹介したのに申し訳ないなー、
とか、思ってたんですよね..
で!
日曜日、わざわざ、朝早く、6時に起きて、車で1時間ちょっともかかる映画館まで出向き、
映画を鑑賞しました。(久しぶりに来た劇場の雰囲気は、格別でした)
それでね、映画がはじまり、最初の冒頭の何分間かは、
そのあまりの映像の突飛さや、安っぽさ(すいません、最初は、サスペンス劇場のくだりとか、正直、そう感じました)に、
”やっちゃたかな!なんか勢いで紹介して悪い事したかなー” とか思ってたんですよ!
でもね..
物語がどんどん進行していき、松子の幼少時代からはじまる、それこそ、松子の壮絶、かつ、救いの無い、せつない人生が、
素晴らしい歌と音楽、映像の中でどんどん描かれていくうち...
とめどと無く流れる涙を、抑えられない" ほい"が、そこには、いました。
そして、ラストの方では、不覚にも嗚咽までもらしそうになってしまったのです(さすがに、ヤバイ!と思っちゃったけどね..)
それは、
この記事のタイトルにもしたけど、あの ”ドラマ 白夜行”を観てた時と同じような感動と衝撃だったのです。
この物語は、松子という一人の不器用な女性が、いろいろな人生の転機で、そのわがままさや自分勝手さから、
人生の選択をあやまり、奈落の底に落ちてゆく生い立ち記です。
白夜の中を必死に苦しみ、もがきながら、生への執着だけで生きている松子。
そう..あの白夜行での 雪穂と同じように..
ただね..
この作品が、ドラマ 白夜行と違うのは、
”ドラマ 白夜行”が、犯罪の実際の実行犯である”亮司目線”で描かれたのに対して、
この”嫌われ松子の一生”は、当然ですが、松子という女性の目線で、きっちりと克明に彼女の人生を、その顛末まで描かれていました.。
しかも、ちょっとした松子に対する救いも最後の方にメッセージとしてこめられていたのです。(というか、少なくとも私には、そう感じました)
ドラマ 白夜行みたいに、雪穂を、生き地獄に置き去りにする事は無かったのです。
それは、雪穂の気持ちになって、あくまでも雪穂目線で白夜行を観ていた私にとっては、
白夜行での雪穂の中途半端な描き方に、正直、やるせなさや何ともいえない憤りを抱いていた ほい にはすっごく嬉しかったんです。
その意味では、この作品は、自分の中で、白夜行を超えたとさえ感じてしまったんです。
最後に、ドラマ白夜行に共通する点を1つだけ挙げておきます。
それは、その役者さんのキャスティングの素晴らしさです!!
確かに、本職の役者さんで無い方も、結構使われていましたが、一人として、そのキャスティングに
がっかりする方はいませんでした。
というか、演技の出来ない人は、その人なりに、そのキャラクターを生かした絶妙のキャスティングがされていました。
(例えば、光浦靖子さんの彼氏を寝取った事で(笑)、有名な 相棒の大久保佳代子さんのキャスティングは、
個人的には、結構ツボで、笑えました。)
そして、何よりも、主演の中谷美紀さんが素晴らしかった!!!
その演技に、本当に鬼気迫るものを感じたし、この松子という役に、
今まで女優して培ってきた全てをぶつけて、全身全霊で演じているのがひしひしと伝わってきました。
そして、そこに、嫌われ松子の存在を本当に感じたんです。
そう..
それは、自分が、今までに、"世界の中心”や”赤い運命”で、綾瀬はるかさんの演じた亜紀や直子に、
その存在を感じたのと同じだったです。
本当に、素晴らしい女優さんだと思いました。
そして、持っている個性は違うかもしれないけれど、
自分が大好きな女優さんである 綾瀬はるか さんが、
中谷美紀さんのように、さまざまな女性の人生を、存在を感じるほどに演じれる女優さんに育ってほしいと、切に思った ほい でした。
※最後に※
結局、この作品は、続けてもう一回鑑賞してしまい、一日に2回も鑑賞してしまいました。
あの映画版 電車男の時と同じ状況です(笑)
この作品は、内容がすごく深いだけに、白夜行と同じように観る人によって、結構評価が分かれる作品だと思います。
ただ、作品の底辺に流れているテーマはすごく重いのですが、その重いテーマを暗く見せるのではなく、作品中には笑いがたくさん詰まった、笑いとすばらしい感動のあるエンターテーメント作品です。
お勧めの作品です。
ぜひ、映画館に実際に足を運び、ご覧になってみてください。
そうですか~「社会の底辺を生きる」というか「生き地獄」みたいなテーマに白夜行が重なってしまったわけですか。なるほどなるほど~(´Å`@)なんかほいさんのこの映画に対する熱い想いというのがヒシヒシと伝わってくるコメントでした~ヾ(*´∀'*)ノ
ところでよく考えてみたら、中谷さんって、電車共演もそうだけど、そもそも山田君と同じ事務所だし、はるかちゃんのあめますにも出演してるので、セカチューコンビとの縁のある方なんですよね~
PS crowさん、マルマンのストップウォッチ、ちゃんと確認しましたぁ~(‘▽‘ )vすごいですね。さくぞうは全然気づかなかった・・・でもどうせなら子供の競争のタイムも12:91にして欲しかったですね(笑)
んじゃ~
ほいです
>この映画に対する熱い想いというのがヒシヒシと伝わってくるコメントでした
そういっていただけると、すごくうれしいです^^
この作品、他のレビューサイトで見ても、すごく評判良いみたいですねー^^
さくぞうさんも、機会があったら、是非ご覧になってみて下さい。(結構笑えるシーンとかたくさんあって、楽しめますよ!)
>雨鱒
中谷さんのお母さん役、すごく良かったですよねー^^
個人的には、すっごく好きでした^^
>でもどうせなら子供の競争のタイムも12:91にして欲しかったですね
さくぞうさん、ナイスアイデア!!(笑)
でも、もし、そうだったら、あのシーンって結構笑えたかもね!
出来れば、映画館でゆっくりと見たいのですが、どうもなかなか難しく、少しがっかりしています。(,,-_-)・・・。
おそらく、DVDでの観賞となるでしょうね。(^-^)
「雨鱒の川」はDVDを持ってますよ。(^-^)
さくぞうさん、はーちゃんさん、こんにちはです。
ほいさん、ストップウォッチの件、確認できました、
ありがとうございました。
さて、この映画、「百夜行」に通じるものがあるそうで、
ほいさんのコメント読んで見てみたくなりました。
中谷さんは「雨鱒の川」と「電車男」を見て
演技の上手い方だと思ってましたので。
重いなかにも笑いがある、というのがいいですね、
感動と笑い、この二つはとても大切だと思います。
「百夜行」、笑えませんでしたので(苦笑)
機会があったら見てみます。
はーちゃんさん、僕も「雨鱒の川」はDVD持ってます。
初めに出た「小百合の撮影日記」と本編、
後から出たはるかちゃんのコメント入りのBOXも、
どちらも内容同じなのに・・・(笑)
ほいさん、また一つ教えて頂きたい事があります。
「電車男」にスケちゃん・田中幸太郎くん出てますよね。
どのシーンに出てるのか未だ分かりません・・・
どこですか? 教えてください、お願いします。
山田くんも大好きですが、田中くんもけっこう好きな
俳優さんなので・・・
「あいくるしい」での田中くんも好きなcrowです。
管理人のほいです
■お二人へ
>映画は本当におもしろいのだと言う事が解ったような気がしますね。(はーちゃん)
>ほいさんのコメント読んで見てみたくなりました。(crowさん)
お二人に、そう言っていただけると、本当に嬉しいです^^
お二人とも、是非、映画館や、もしくはDVDなどでご覧になってみてください。
なにかしら、作品を観て心に感じる事の出来る良い作品である事は間違いないと思います。
お勧めです。
>雨鱒の川
私も、DVD持ってますよー
しかも ”雨鱒の川 本編”とスペシャルBOXの両方を持ってます!
BOXは、レンタルして見た”撮影日記”での素のはるかチャンが、あまりにもかわいくて良かったのと、
メッセージカードほしさに、思わず買っちゃいました!(笑)
■crowさん
>「電車男」にスケちゃん・田中幸太郎くん出てますよね。
おっ!
自称 映画版 電車男オタである"ほい"
に、よくぞ聞いてくれました!(笑)
私も、田中幸太郎君が出演しているって言う話は、映画館で見てたときに知っていて、ずーと探してたんですよねー
(なんせ、7回も映画館で見てますもんで )
最初のうちは、全然わかんなくて、何回目かの鑑賞の時に、偶然、分かったような気がします。
いわゆる、秋葉系の ちょっとださい服装で、顔もはっきり出てないから、なかなかわからないと思います。
久しぶりに、ちょっと観てみて、画像をキャプして見ました
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/dd/811f8c1ebcd0d3388e1689bd8eea5981.jpg
この中の、オレンジのジャンバー着てる人だと思うんだけどねー たぶん
「電車男」で何処に田中くんが出ているか、
教えて頂きありがとうございました。
画像まで紹介してくれまして、感謝です。
(また見たくなりました)(笑)
さすが7回見てるほいさんですね。
話は変わりますが、1988年のアメリカ映画
「君がいた夏」という作品はご存知ですか?
ジョディー・フォスターが主演なのですが。
「セカチュウ」をオンタイムで見てからずっと
思ってたのですが「君がいた夏」が「セカチュウ」の
原点になっているような気がしてなりません。
「セカチュウ」程重くはないですが、ストーリーの
進み方とかすごい似てるんです。
またまたお願いになってしまいますが、
「君がいた夏」、ほいさんにぜひ見て頂いてもらい
「セカチュウ」と似てる度を比べて欲しいです。
きっと「なるほどぉ」と思ってもらえるという作品です。
作品は古いですがレンタルショップにあるはずなので
お時間のある時ぜひご覧になってみてください。
何かブログと離れたことを書き込んですみません・・・
管理人のほいです
>さすが7回見てるほいさんですね。
逆に、映画館で観すぎてしまいまして、
おかげで、 DVD買ったのに、本編の方は、っまだ一度もDVDでは見てないんですよねー
もう少し時間を置いて、頭の中の記憶が薄れ始めた頃に、
また観てみようと思ってます
(映画館で初めて見た時と同じ感動を、また味わいたいですからねー)
>「君がいた夏」という作品はご存知ですか?
残念ながら、知らないんですよー
映画のタイトル自体、はじめて聞いたようなかんじです。
私が、いつも借りている、TSUTAYA DISCASの予約リストに登録しておいたんで、多分、来週以降になると思いますが、必ず拝見させていただきます!
もしかしたら、記事にするかもしれませんので、その時は読んでみてくださいね!
なんか、こんな感じで、映画を紹介いただいて、本当に嬉しいですねー
ブログを始めてみて良かった!っていう感じです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
読んでいて「いい作品なんだろうなぁ」というのがほんと伝わってきます。
白夜行の雪穂と絡めてるあたりがほいさんらしいです(^-^)。
私も白夜行の「雪穂」像はちょっと消化不良な感じなんですよね。
8話あたりまではドラマ版のテーマみたいなのを考えると、こんな感じかなとも思っていたんですけど。
私的にはラスト2~3話の雪穂は少し弱さが目立ってしまって、「( ̄  ̄;) うーん」といった気分で見てました。
なのでほいさんが絶賛する「松子」、ぜひ見てみたいです(^-^)。
わたしも残念ながら今はなかなか映画館へ足を運ぶ余裕がないのですが、DVDが出たらぜひ見てみたいと思います。
ところで、中谷さんまた映画の主演が決まりましたね♪。
しかもそのテーマは「逆電車男」だそうですよw。
電車男では素敵な女性「エルメス」役でしたが、オタクな中谷さんもぜひ見てみたいので、すごい楽しみです☆。
ttp://www.sanspo.com/geino/top/gt200606/gt2006060701.html
>読んでいて「いい作品なんだろうなぁ」というのがほんと伝わってきます。
そう言っていただけるだけで、ほい はすっごく嬉しいです!
ありがとうございます。
>なのでほいさんが絶賛する「松子」、ぜひ見てみたいです(^-^)。
是非ご覧下さい!!
何かしら、心に感じることの出来る、笑いと感動の詰まった、素晴らしい作品です。
本当に、しっかり人生を生きなきゃ!という勇気も、もらえる作品だと思いますよ!
>しかもそのテーマは「逆電車男」だそうですよw。
あの中谷さんがですか..(絶句)
でも、あの嫌われ松子を演じた彼女なら、絶対大丈夫だと思いますよ!
嫌われ松子での彼女は、本当に ”松子”そのものでしたから! (笑)
なんか、すごくその映画を観るの、楽しみですねー^^
ioさんのところから来ました^^
羊さんのところでもよくお名前は存じていました。
『嫌われ松子の一生』かなり面白いと友人からも聞いています。
ほいさんの記事を読んでいるとかなりぐっとくるようでたぶん私も嗚咽状態になるような気がします(笑)
また寄らせて頂きますね。これからもよろしくお願いします!