今日の「この醜くも美しい世界」最終話。

さて、最終回。

今までの流れからするとキレイに纏まるだろーとは
思いつつも、「まほろまショック」の直撃を受けている
だけに不安を拭い切れないまま見始めたワケですが。

冒頭ヒカリが「滅ぼさない」選択をして取り敢えず
一安心。・・つーか、絶対的存在であると言える
彼女がファイナルアンサーした以上はもう完全確定な
ワケで、見た目はラスボスチックなアナスタシスだって
そら瞬殺ですよ。

かくて至極あっさりと世界は救われた、と。


まあ、Aパートに関してはヒカリとタケルやアナスタシス
やらよりアカリとリョウの別れのシーンに尽きますが。

今まで妹キャラであったアカリが最後の最後で
お姉さん化。共に行こうとするリョウを
「紀美や皆が寂しがるから」と制し、キスしようとすると
「家族だから」・・・この辺は２人の気持ちが
ビシバシに伝わってきて、こっちもグッと来たですよ。

＃そう言えば、結局リョウの能力が特に発揮される
＃コトもなく終わりましたが・・・ま、良いか（苦笑）


そしてヒカリとタケルの別れ・・・。
本来はこちらがクライマックスになる筈ですが、
アカリとリョウのそれに比べると・・・つー感じでした。

いや、全体的な雰囲気や「未来の２人」を見せるとか
良かったと思いますけど。
何つーかな、アカリたちに比べて二人ともちょっと
悟っちゃってる感じなので、どーも台詞が観念的っぽく
なっちゃってる所為かな、と。


・・・まあ、感情的にもイベント的にも全て
整理がついてるワケですので、こうなるのも
然り、かな。


別れと言えばジェニファーさんとアイオニオスも。
・・まさかお互い恋愛感情があったとは思いませんが（苦笑）
爆発に巻き込まれ消滅したと思われる（つーかそうしか
思えない）ジェニファーさんの肉体を再生させたり
アイオニオスの遺したクリスタルをペンダントに
したりする辺り、何かしら通じ合うトコロがあったのだな、と。


そして今までと変わらぬ、ようでいて皆何かしら
変わった「日常」へ・・・。


髪を切ったマリは三つ編み属性としてはビミョーな
トコロもありますが（苦笑）まあコレはコレで
似合っているので良し、と。


総評。

いや～、キレイに纏まりましたね。
中盤から10話辺りはホントに滅んでしまう、
つーか「デビルマン」しちゃうんじゃないかとドキドキも
しましたが。

・・・いやまあ、ソレはソレで見てみたかった気もしますが。


12話というコトもあり、全体的に見るともう少し
踏み込みが欲しかった、じっくり描いて欲しかった、
つー点はありますが、それでも「良作」と言って良い
作品ではあったな、と思います。


・・そういう点では「月姫」に近いかな？
奇しくも同じBS-iだし。


最終評価・・・「Ｂ＋」

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