やっぱり
前回が2人にとってピークだったのかなぁ、と。
兄弟、そして父にエマとの事を話し、予想通り
反対されるウィリアム。
この時代に於いてはハキムやケリーのように理解
してくれる人の方が珍しい、つーコトはわかって
はいますが、やはりどーしても彼らは憎まれ役に
映ってしまいますね。
ウィリアムもウィリアムで、弟もいるコトだし
家を出るくらいの覚悟も持って欲しいかな、と。
#その辺がやはりボンボンか。
そしてそんな中数少ない理解者・応援者であった
ケリー先生が。
前回を見てもかなり体調が悪そうだったので
心配はしてましたが、ここでこうなってしまうとは
衝撃でした。
また、そうして見ると今回のタイトルとなった「時計」の
意味が重くのしかかりますね。
止まった時計は直せば動くけど、人は・・・ううむ。
そのキーとなる時計が落ちたのをきっかけに悲しみが
溢れ出すエマ。古典的な演出ではありますが、ここまでの
丁寧な積み重ねがあるだけに非常に効きます。
また、冬馬由美の見事と言うしかない「泣き」がより
一層悲しみを誘うのですよ。
しかもそんな役者を擁しながら、ソレに頼り切らずに
その後は画と音楽だけで持っていく、そしてソレが見事に嵌る
この力。素晴らしいです。
#ケリーを看取ったのがエマではなくアル、というのもまた泣かす。
こうなると、この後はかなり辛い展開が予想されますが、
変な話2人が結ばれなくとも幸せな結末にはなって欲しいです。
#その方が難しいか?
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[検索用]英國戀物語エマ
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エマは作り方がとてもいいよという声をよく耳にします
ソレもアリっちゃアリですが。
本文でも書いたけど「丁寧」で
「生真面目」つーかな。
同じ小林監督の「十二国記」もそーだったし、
逆にコメディ色の強い「美鳥の日々」が
今ヒトツに終わったコトを考えると
監督の作風と原作の作風が巧い具合に
ヒットしたのではないかな、と。
勿論、ソレを支える作画陣の踏ん張りも
あってのコトですが。