世界の笑いと日本の笑いの違いを考えることがある。
結局行き着くところはいつも「感覚」の違いということになるんだけど・・・
今週月曜日に「世界まるみえテレビ特捜部」を見ました。
番組タイトルをここまで全部書くのなんだか照れくさいんだけど、
『「世界まるみえ」見ました』じゃ、なんかそれで通じ合うと思っているんだろうと思われても…ねえ・・・考えすぎか。
そこで最近頻繁にカナダのコント番組っていうのを紹介してて、
それを見てたら下のようなコントがありました…
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(女便所の前で女A女Bが列をつくって待ってる。)
「早くして」という状況
それを尻目に男はガラ空きの男便所に入っていく。
すぐに用を足して出てくる男。
女の列をチラリと見て男が去ると、
うしろに並んでいる女Bがバッグからハサミを取り出し、
女Aの帽子をとって黒い柄から▲を切り取る。
それをスカートのように男子便所のマークに貼って
女Bがどうぞと女Aをいざなうと、女Aはそれに従うように満面の顔で入っていく
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カナダのコントだとここで終わり。
これ見て思ったんだけど、
これが日本だと女Aがキレて終わるんだよね。
得意げな顔して女便所(元男子便所)に誘う女Bの顔面めがけ
バッグでなぐる。
女A「なにすんだってめー」って。
そして女Bがオシッコもらしちゃうっていう。
これを見ただけで決めて言ってるわけではないが、やっぱり笑いが一歩遅れているんだと思う。
遅れているから、AとBが仲良く入っていく。そこて留まらせちゃう。ハッピーエンドで片付けちゃう。
日本だと、Aは帽子切り取られている、そっちのが重要になってくるんだ。切り取られていいわけがない。切り取られた帽子をかぶっていく、そっちのが気になっちゃう。
女Aも納得いなかいから、だから殴る。そして、
女Aが去り際に捨てていった切られた帽子を女Bは手にして、
大きな穴を二つ切り抜いて、そしてパンツにして穿くという
日本だとここまでやるんだ。
詰めが甘いんじゃなくって、日本が通り過ぎてきた笑いを今やってる、って感じなのだろう。
やっぱり笑いはアジアにあるのかなぁ。
そして日本がTOPとは断言しないけど、かなりの水準の高いところに日本の笑いがあるのは事実。
言葉の壁がぶち壊せたら、日本の笑いが世界の「WARAI」に、なるかも、ひょっとして。