大連汽船株式社会のオフィスビルだった老建築です。
人民路のシャングリラホテルの並びにあります。

1915年の竣工です。
装飾を省いたきわめてシンプルなつくりです。
色の濃いスクラッチタイルが建物全面を覆っています。質実剛健というか、男っぽいというか、華やかさはまったく感じられません。
当時としては珍しかった7階建てという高さを目指すことを優先して、美しさを追求することは重視しなかった、という判断でもあったのでしょうか。

大連では20世紀前半の古い建築物に派手なペンキを塗り込んで雰囲気を台無しにしてしまうことが多いのですが、ここは建築当初から変わっていないと思います。

大連汽船は満鉄の子会社となる海運会社でした。
戦後解散しますが、残った資産を利用して東邦海運として事業を再開し、1962年に日鐵汽船と合併して新和海運へ、2010年にはNSユナイテッド海運(本社東京)に社名を変更し、今に至ります。
来年で築100年を迎えます。当時は7階建てのビルはほとんどなかったはずなので、かなり目立っていたと思います。
今は大連市国土資源・房屋局が入っています。
大連市重点保護建築です。
人民路のシャングリラホテルの並びにあります。

1915年の竣工です。
装飾を省いたきわめてシンプルなつくりです。
色の濃いスクラッチタイルが建物全面を覆っています。質実剛健というか、男っぽいというか、華やかさはまったく感じられません。
当時としては珍しかった7階建てという高さを目指すことを優先して、美しさを追求することは重視しなかった、という判断でもあったのでしょうか。

大連では20世紀前半の古い建築物に派手なペンキを塗り込んで雰囲気を台無しにしてしまうことが多いのですが、ここは建築当初から変わっていないと思います。

大連汽船は満鉄の子会社となる海運会社でした。
戦後解散しますが、残った資産を利用して東邦海運として事業を再開し、1962年に日鐵汽船と合併して新和海運へ、2010年にはNSユナイテッド海運(本社東京)に社名を変更し、今に至ります。
来年で築100年を迎えます。当時は7階建てのビルはほとんどなかったはずなので、かなり目立っていたと思います。
今は大連市国土資源・房屋局が入っています。
大連市重点保護建築です。
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