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HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信しています

中国鉄道博物館東郊館 - 1936年、大連沙河口工場製の寝台車に乗る

2022-09-03 | 北京を歩く
中国鉄道博物館では、別料金を払うと一部の客車に乗車することができます。

このうち、2両の満鉄製造の車輛が含まれています。

かつて要人専用の「公務車」とよばれた車輛です。いわゆるビジネスクラスです。



この車輛は1936年の満鉄大連沙河口工場製です。当時はテンイネ型とよばれた満鉄の展望寝台車だったそうです。





かっこいいですね。
乗ってみましょう。



コンパートメントの調度品はどれもラグジュアリーです。満洲国や関東州の高官、満鉄の幹部などが利用したのでしょうか。







お風呂まであります。



厨房のあった部屋です。



この型板ガラスのパターンは日本の伝統的な吉祥文様である青海波を応用したようなデザインです。



展望車です。
この車両からは満洲の広大な平原が広く見渡せたことでしょう。

ときは1930年代です。乗車した人が驚き、感嘆したことは想像に難くありません。





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1 コメント

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Unknown (展望車について)
2022-09-07 21:33:38
満鉄の密閉型展望一等寝台車(テンイネ1)で、釜山-北京間の急行は「大陸」に使われた車両でした。
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