避暑山荘の中に文津閣と呼ばれる建築物があります。

ここは乾隆帝の命により編纂された「四庫全書」が収蔵されていた場所です。皇帝専用の図書館というわけです。
四庫全書とは中国最大の漢籍叢書で、36,000冊、230万ページから構成されています。
すべて手書きであり、4000人余りが動員されて筆写したそうです。
「四庫全書」は正本7セットが作成され、次の場所に配置されました。
北京・紫禁城(文淵閣)
北京・円明園(文源閣)
承徳・避暑山荘(文津閣)
瀋陽・盛京宮殿(文溯閣)
揚州・大観堂(文匯閣)
鎮江・金山寺(文宗閣)
杭州・聖因寺(文瀾閣)
この承徳・文津閣は1774年の竣工で、1785年に四庫全書が収蔵されました。
ここに所蔵されていた四庫全書は1915年に北京に移され、現在は中国国家図書館で全冊が保管されています。
したがいまして、今の文津閣は箱だけが残されています。
文津閣の庭には池があります。

この池は月を愛でるのが好きだった乾隆帝のために、築山に穿たれた穴から池の水面に三日月が映るように設計されているそうです。
どこに月があるか分かりますか?

赤丸を付けてみました。
四庫全書しかり、この凝った庭園の設計しかり、皇帝がどれほど絶大な権力を持っていたかが伝わってきます。

ここは乾隆帝の命により編纂された「四庫全書」が収蔵されていた場所です。皇帝専用の図書館というわけです。
四庫全書とは中国最大の漢籍叢書で、36,000冊、230万ページから構成されています。
すべて手書きであり、4000人余りが動員されて筆写したそうです。
「四庫全書」は正本7セットが作成され、次の場所に配置されました。
北京・紫禁城(文淵閣)
北京・円明園(文源閣)
承徳・避暑山荘(文津閣)
瀋陽・盛京宮殿(文溯閣)
揚州・大観堂(文匯閣)
鎮江・金山寺(文宗閣)
杭州・聖因寺(文瀾閣)
この承徳・文津閣は1774年の竣工で、1785年に四庫全書が収蔵されました。
ここに所蔵されていた四庫全書は1915年に北京に移され、現在は中国国家図書館で全冊が保管されています。
したがいまして、今の文津閣は箱だけが残されています。
文津閣の庭には池があります。

この池は月を愛でるのが好きだった乾隆帝のために、築山に穿たれた穴から池の水面に三日月が映るように設計されているそうです。
どこに月があるか分かりますか?

赤丸を付けてみました。
四庫全書しかり、この凝った庭園の設計しかり、皇帝がどれほど絶大な権力を持っていたかが伝わってきます。

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