8月6日(火)、若者のボランティア参加企画がようやく実現。
今回は、市内中学生の親子8組の参加でした。
ようやくと言ったのは、
2年前、いわき市湯本二中の
澤井校長先生との出会いがきっかけです。
当時、学校の教室を開放し、
すぐ避難所の受け入れ体制をとり、
副校長先生をはじめ数人が泊まり込み、
避難者の受け入れや物資支援を全国に呼びかけたという。
校長先生は、1年後、中野の中学校との交流会に
生徒を連れて行った。
生徒の参加を自主性にゆだねたという。
辛い体験を無理に話すために
生徒に呼びかけはしたくなかったという。
3・11どうしていたか?
何を思ったか?
中学生同士が静かに語り合ったという。
その中学生たちは、今も仮設住宅で生活をしているのか・・・?
これまで、いくたびかのイベントで地元の中学生の
合唱、演奏、フラダンスを見てきた。
いつか中学生同士が交流出来ないかと思っていたのです。
今回の企画が、そのきっかけとなればと思います。
さて、当日は、~いっしょに遊び、いっしょに作り、
いっしょに食べよう~をテーマに、パフォーマンス班、
ハンドマッサージ班、昔あそび班、パペットづくり班に
分かれて活動しました。
こま回しをする下村前センター長
今回の中学生たちは素敵なボランティア参加でした。
被災地の現状を自分の目で見て、
仮設での生活ぶりを目の前にし、
いっときではあるが
子供同士、自然体でふれあっていました。
中学生一人ひとりがどんな思いを持ち帰ったのだろうか?
帰りのバスでは・・・?
数日経ってから、ある中学生は、
帰ったら家族や友達にいろいろな話をいっぱいしていたという。
それでいいのだとうれしく感じました。
みんなが、「また会いに行きたいです」と言った感想が
本当の気持ちでしょう。
また企画してみたいです。
帰りに、海岸沿いにあり津波の被害に遭った
豊間地区周辺と豊間中学校を車中から一礼し、
帰って来ました。
ご父兄のみなさま方もボランティア参加、
本当にありがとうございました。
(ボランティアセンター職員 下村)