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事例で学ぶ年金 42

2012年12月26日 | 年金
2006.03.12.
★年金カウンセリング → 年金の現実

Q えっ! これが40年も厚生年金で働いてきた者の年金額かい? 間違いないですか? 60歳で105万円、63歳で・・・・・・・ようやっと249万円、妻ありで。
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A ええ、今60歳になる40年勤務の人の厚生年金といえば、この程度ですねぇ。特に、ご主人が低いということではありません。国民年金の人は、まったく低いですよ。40年納付で、794,500円/年ですから。

月額にして、厚生年金の人は60歳当初10万円弱/月、定額分開始になって20万円/月ほど。
一方、国民年金の人は65歳支給開始で6.6万円/月です。

厚生年金には、実は世代間格差という現実があります。
年金水準の世代間格差です。下のように世代が下がるにつれて年金が少なくなっています。今後、15万円/月ということもありえるのかも知れません。

大正生まれ(概算年金月額35万円/月)
S1ケタ生まれ(30万円/月)
S10年生まれ(25万円/月)
S20年生まれ(20万円/月)
注:40年勤務の妻あり男性の現行の概算年金月額

 つまり、これから年金を受けられる皆さんの年金と世代の違う人と横比較しても惨めになるだけです。この点は、政治的に解決されるべきものだと考えます。政府は、この年金をさらに抑制していかなければ年金財政が破綻するとはしています。平成17年からは、65歳以上高齢者の年金は税金が高くなっています。年金は高いまま支払い、税金でその一部を回収するという方策ですが、年金財政の点では問題解決先送りでしょう。

これが、年金の現実です。



2006.04.05.
★年金カウンセリング → 離婚を迫られて

Q 68歳になるが、みっともない話ですが妻が離婚を考えていて困っています。
何か説得の材料は無いでしょうか?
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A 計り知れないご事情があるんでしょうが、年金の話でしたら、こういう話があります。

まず、世間一般では奥さんの年金って、普通月5~6万円でしょう。離婚してしまえば、夫の遺族年金(平均的に月15~13万円位)は受けられなくなり、ひとりの生活とはいえ、奥さん自身の年金月5~6万円でどうやって生活するのでしょう。

離婚前にこの点を考えずに離婚してしまい後悔しても取り返しが出来ません。結局こういう人は「人生の負け犬」として生活保護に行かざるを得ないということになります。

奥さんに稼ぐ手立てがあり、経済的に自立していけるのでしたらよろしいのですが、普通はそうは行かず、路頭に迷うことになります。つまり、どなたも離婚に際してはいろいろ思案されることではありますが、経済的な現実の認識も不可欠なことになるでしょう。渡る世間は鬼ばかりで、助けてくれる人など誰もいません。世間知らずのまま、離婚を考えるなんて、あまりにも無謀、あまりに世間を甘く見すぎているということになるでしょう。
とはいえ、何も女性の独立をくじくために言っているのではありません。覇気旺盛な女性の出現こそ時代が求めていることでもあります。



2006.04.06.
★年金カウンセリング → 3ヶ月後

Q ピッカピカの年金生活者ですが、失業保険が終わったらすぐ年金は振り込まれますか?
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A 「すぐ」ってどのくらいのことを言っていますか? 年金生活になると、時間が現役時代と少々違ってきますが。
年金請求書を提出してあって、失業保険受給中には年金は停止がかかりますが、失業保険受けていますよという届(283号)を提出してあれば、失業保険終了月の翌月から年金支払対象月となり、通常、3ヶ月目に年金は振り込まれます。
つまり、失業保険終了月から3ヶ月たたないと年金の振り込みはありません。といいますのも、年金は後払いシステムになっていますからこのようになります。その間は、預金を取り崩す等になりましょうか。事前にこのようなことを承知していないと、どなたでもあわてますよねぇ。



2006.04.14.
★年金カウンセリング → 年金額改定4回?

Q 一社一筋のサラリーマン生活を40年過ごし、このたび定年で会社を辞めました。私の年金は3回年金額が変わるのですね。
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A 3回ですか? 奥さん、いらっしゃるでしょう、でしたら、4回になりませんか? 3回ともいえますが。

まず、60歳のとき報酬比例分の支給が始まり、昭和21年生れでしたら62歳のとき定額分と加給年金が上乗せになり年金額が変更になります。ついで、65歳になられると、老齢厚生年金と老齢基礎年金に名称変更があり、年金額が変わる人もおります。ご主人の場合は、国民年金加入が無いので年金額は同額になります。
更に、奥さんが65歳になられると、ご主人に付いている加給年金が無くなり、その一部が奥さんに振替加算として付きます。
これで、4回と数えました。



2007.11.14.
★年金カウンセリング → 基金未請求

Q 月18万円ほど厚生年金を受けているが、5年勤めた基金の年金は受けていない。
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A どうして請求しないんですか? 厚生年金は基金代行分をマイナスして支払っているのですから、損していますよ。大至急、企業年金連合会に請求しましょう。年、10万~20万円ほど増額になりますよ。
パソコンでここ( http://www.pfa.or.jp/callcenter/index.html )をクリックしてみてください。ご案内がありますから。



(終)



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