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事例で学ぶ年金 11

2012年11月25日 | 年金

2005.11.06.
★年金カウンセリング → パートで長いこと働いているのですが

Q 社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険等)なしで、パートで長いこと働いているのですが、年金が心配になってきて・・・・・・・
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A どなたでも、老後が心配になる年齢というのがあるようです。その年齢はお一人ごとに違うようですが、取り返しの付く人と取り返しが付かない人とあるようです。

パートを長くやってしまうと、その間、国民年金を掛けてあればまだしも、年金なしで長年が経過したとすれば、老後が悲惨なことになります。

当然、65歳以降の年金がないとか、少ないとかになります。なるべく早く、年金を掛けるとか、厚生年金加入をするとかしなければなりませんが、なかなか現実は厳しく、そんなことは百もご承知でしょう。

だだ、ここで大切なことは、年金を諦めないということ。年金を掛けるという一方で、過去の年金加入期間を探し出すこと、使えるカラ期間を調べること、60歳から70歳まで国民年金を掛けること等の年金獲得作戦をご自分が展開することが重要になります。

道は必ずあるものです。



2005.11.08.
★年金カウンセリング → 事実婚の夫のカラ期間

Q 昭和12年生まれの、昭和62年以来の事実婚の女性で、夫には戸籍上の妻がおりますが、昭和50年以来別居しています。私は厚生年金97ヶ月と国民年金70ヶ月だけですが、事実婚の夫のカラ期間は使えませんか?
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A まず、現行厚生年金と国民年金合算で年金を受けるには300ヶ月の加入期間が必要ですが、カラ期間は昭和36年4月以降の婚姻期間で昭和61年3月までの期間となっていますので、お尋ねのカラ期間は使えません。

また、仮に昭和61年3月までの事実婚であっても、戸籍上の妻有りではカラ期間は使えません。

今後、不足の月数133ヶ月を満たすのは困難ですから、厚生年金5年以上ありですし、昭和16年4月2日以前生まれですから脱退手当金を受けることはできるようです。

ただし、脱退手当金を受けてしまってから、たとえば、厚生年金が133ヶ月以上見つかったとしたら、年金が受けられたのに、駄目になります。
ということは、脱退手当金を受ける前に徹底的に昔の年金加入記録を調べなければなりません。これには、いろいろ秘術がありますから、社会保険事務所に相談するとよろしいです。



2005.11.09.
★年金カウンセリング → 基金はどこで?

Q 前に会社勤めをしていたときに、確か厚生年金基金があったと思うが、どこで調べたらいいだろうか?
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A その確認でしたら、その会社か基金に電話すれば一発で分かるでしょう。

年金手帳を持参して、社会保険事務所で確認することもできます。

または、企業年金連合会に電話されても様子が分かると思います。

ともかく、自分から動くことが大切です。



2005.11.24.
★年金カウンセリング → 300ヶ月に1ヶ月足りない!

Q 離婚日が11月25日で、11月はカラ期間としてカウントしないので、国民年金300ヶ月に1ヶ月不足していると言われたが、未納期間のさかのぼり2年の内の1ヶ月を支払えば国民年金は受けられるか?
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A おっしゃるとおりです。

離婚日が末日であれば、その月もカウントできるのですが、末日以前の離婚月はカウントできません。この日付は、当然、戸籍謄本上の離婚日になります。

1ヶ月だけ、国民年金保険料を納付すれば、300ヶ月になり、国民年金が受給できます。

離婚は末日がよろしいということになります。

なお、結婚の日付は、末日でなくても、当月はカウントされます。



2005.11.29.
★年金カウンセリング → あなたの成功報酬

Q 以前、社会保険事務所で調べた厚生年金の加入記録があるのですが、43ヶ月でした。後、3号被保険者期間が20年です。これで、年金受けられますか?
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A 厚生年金と国民年金合算の場合は25年(300ヶ月)ないと受けられません。
Q やだ、受けられないの。
A でも、大丈夫じゃないですか、・・・・・・・
Q 何で?
A ご主人との婚姻期間があるでしょう。結婚はいつですか?
Q 昭和45年4月ですけど。
A その間、ご主人は厚生年金加入で働いていましたよね。
Q ええ。
A 昭和61年3月までの婚姻期間をカラ期間として使えるのです。
Q その期間を300ヶ月の計算に入れられるの?
A そういうことです。
Q じゃ、受けられるのですね。
A 戸籍謄本で、婚姻日の確認というのが残っていますけど。それよりも、旧姓はなんと言います。
Q 佐藤ですけど。
A 高円さんと佐藤さんですね。・・・・・・・。下の名前は、カヅコさん、カズコさん、ワコさん・・・・・・・。
Q 「かずこ」ですけど・・・・・・・。
A ううん、昭和37年ごろに働いていたこと無いですか、茨城の方で。
Q そんなこと、言われても、・・・・・・・忘れたわ、思い出せないわ!
A 「か」の付く会社なんですけど。
Q 「か」?・・・・・・・。中学を出て、すぐね! どこだったかしら。
A 工業会社ですよ。
Q 「か」なんとか工業?
A 思い出してくれないと、これは追加になりませんよ、しっかり思い出してください。
Q そんな風に言われても、・・・・・・・、関東工業、そお、関東工業でしょう。
A 正解! これが35ヶ月ありますから、年金としては、年10万円ほど上乗せになります。
Q 本当に! うわぁ、すごい! 10万円も。
A あなたの成功報酬ですよ。60才から平均年齢の85歳(?)まで、25年受けたとしたら、幾らになりますかねぇ。・・・・・・・250万円ですよ。
Q ほんとに、そうなるの?
A ええ。
Q それにしても、社会保険庁の記録管理はすごいのねぇ。40年も前の記録がパッと出てくるなんて。すごい! 驚きだわ。感動しちゃった。
今日は、本当に良かったわ、年金相談に来て! ありがとうございました。
A いえ、こちらこそ、お役に立てて良かったです。こういう機会を頂いて、わたしも嬉しいです。良く、思い出してくれました。相談員冥利でした。
Q 友達にも、早速口コミするわ。
A どうぞ、よろしく。


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