ある女の、コール&レスポンス?

日々、心の琴線にふれること、そして、それについて書きつける。音楽のように言えたらええのだけど…

トロ箱1 クロダイ6尾

2015-07-16 | ごちそうさまでした。
ホームセンターの中に入っている魚屋さんでトロ箱一杯500円のお魚を見つける

かねてから、お魚は体にいいし、おいしいのはいいんだけどお肉より割高になるのよねえ…と悩んでいたから

これだ!と思って、園芸用の消石灰と一緒にクロダイ6尾を選んで喜び勇んで買って帰る。

魚屋の兄ちゃんに頭はあごから割ると教わる。

帰りに、以前、総菜屋さんで仕事をしていたとき、いわしを流し一杯料ることもあったので、お魚を捌くのは、それほど苦にならないのだなあ。ありがたいなあと思い出す。

うろこはペットボトルのふたで引くといいと聞いてしているけれど、包丁に比べて飛び散らないなあと思う。

料っていると、卵が入っているので得した気がする。
うろこやわたなんかがけっこう出るので、次は燃えるゴミの日の前に買いに行くことにしよ。と決める。


頭は三徳包丁ではむずかしいと思いながら、強引に叩き割る。

塩焼きにして、煮魚にして
COOKPADでアクアパッツアを見て作ってみて、名前だけで難しそうとびびっていたけど要するに洋風煮魚やん。と拍子抜けし
あらを炊いて、衣を付けて焼いて玉ねぎと人参の千切りを付けた甘酢と合わせてみて、といろいろして頂く。

一週間食べでのあることでございました。
 
…数日後、近所に車で魚を売りに来ている人がいて、捌き方の手際よさに思わず見入ってしまいましたとさ。



コメント (2)
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2015.6.18戸田奈津子さん講演のお裾分け 

2015-07-16 | よもやま話
…このお話はツイッターに記していたものですが、なぜか私のパソコンでツイートできなくなったため何日も放置していたものです。

やっぱり私と講演に参加した人だけではもったいないと思い、こちらで記すことにします。

一時期、映画の字幕と言えば、この人しかする人がいないの!?と、思うくらい、たくさんの映画の字幕を手がけられている戸田奈津子さん…どんな人だろ。そして、どんなお話を聞けるのだろうとわくわくしながら登場を待つ。

靴まで白一色のパンツスタイルで大きめのネックレスをされている。
とても似合う!こんなきれいな人だったんだと驚く。
ふと、この装いは映画を映す前の銀幕をイメージしているのかな?とも思う。

まず、地元との縁があるお話をされ、観客の気持ちをつかむ。空気が変わり、驚く。

…ここからは順不同になります。

まずは、若い人に言ってあげてください!とおっしゃっていたことを2つ
ジョージ・ルーカスとCG(SFX?)
ジェームズ・キャメロンと3Dのお話。
…ジョージは少年の頃、頭の中で作ったお話を思ったままの形でみんなに見せたくて見せたくて、そのためにCGを作り出し、
キャメロンはタイタニックで稼いだ巨万の富を頭の中にある世界を表現するために必要な3Dを作るために費やし、果たして作り上げた。
頭の中で考えられたこと…夢を大切にしてください。そして、同じ世界で同じ息を吸っている人がこういうことができると、私も!と勇気がでるでしょう。とお話される。
そして、映画と英語のお話で、好きほど強いものはないですよ。とお話されたこと。
好きだったら、言われなくっても調べたり学んだりするでしょう。
戸田式英語勉強法…学校でも好きなもの興味あるものについて英語で書かれているものをめいめいに勉強し、それを先生がアドバイスして回る形にしたら、英語ができる人が増えるんじゃないかしら。とお話される。

この二つのお話は前半と後半にお話されました。
ぼんやりしたことに映画にしても新技術にしても、ひとりでに出来上がるように思っているところがあるので、言われてみて、今更感動したものです。
私にはだれかにこういった話をする機会はほぼないので、どういう形でお伝えしよう?と思ったことでした。

ほかに様々な興味深いお話をいくつか伺いました。

映画のデジタル化のお話で、フィルムからデジタルに放映方法が変わってしまっているから
昔からの一戸建て(?)の映画館が閉めざるを得なくなり、映写機が鉄くずとして処分されています。というお話でビデオからDVD/ブルーレイへの流れを思い起こし、技術の進化はすごいことだけど、何ともいえないような、取りこぼされるものを思って切なくなりました。

第二次世界大戦が終わるまで、英語を見たことがなくて、初めて学んだときはそれはそれは驚いたこと。また、初めて映画を見たときも、それこそ宇宙に出たように、衝撃的だったこと
茨木のり子の詩で、戦後ジャズを初めて聞いて禁煙を破った時のようにくらくらしながら…といった件があるけれど…あんな感じだろうか?と思うけれど、全然想像ができない。どれだけのインパクトだったのでしょう?そして、今、同じくらいのインパクトがあることがあるかしらと思う。

映画と英語に夢中で青春を過ごして、
映画字幕の仕事があることを知り、なろうとしたけれど、男性しか字幕担当の仕事をされておらず
字幕担当の仕事ができるようになるまで、何十年もかかったというお話を、まるで堅固なお城を攻略する冒険のようにお話される。門さえないと言われていた…。

字幕について、字幕には英語の力はもちろんですが、日本語の国語力こそ重要です。映画は素敵な世界をたくさん見せてくれたけれど、私の基本になっているのは本だというお話でした。

また、洋画を字幕で観るのが主流なのは日本だけだということも教えてくれました。
他の国では移民の人や諸事情で字が読めない人も多いため、吹き替えが主流だというお話でした。

映画業界のお話で
この夏は年末公開の「スターウォーズ」との競合を避けて、前倒し公開される大作が多くて…字幕も急ぐので、今大変なのよーということをお話されている。

などなど。一時間前後の講演でしたが、映画や若い人の事や俳優さんの事を思っておられるのが
染み通ってくるような素敵な時間でした。

…そして、次の日、ラジオの取材に答えて
自分の言葉で映画を見たと思わせるのがよい字幕ですと話しておられて

いちど、字幕のお仕事を意識して映画を観てみたいなと思いました。
 
始めて観るジャンルだけど、「ターミネーター・新起動」をそういう観点で観に行こうと予定しています。
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