ある女の、コール&レスポンス?

日々、心の琴線にふれること、そして、それについて書きつける。音楽のように言えたらええのだけど…

菊についていろいろ教わる

2015-10-29 | 配り物の道中で

…月に二回、同じ地区を配りもので回っています。このカテゴリーはそのときのお話です…

今回の配りものでは、田んぼの稲はほぼ刈り取られて、鶏頭が咲いていたり、菊が咲き揃い始めたりと秋が深まっている…日が経つのはどうしてこんなに早いの…としみじみしながら回っていると、

大きな菊を何本も作っているお宅があり、そこの人に配布物を渡したついでに「高校の先生が言っていましたが菊を育てるのって大変なんでしょう。見事なものですね」と言うと、菊についてお話ししてくれる。

スクーターのエンジンを止めていてよかったと思いながらお話を伺う。

菊は挿し木で増やすこと。花が一段落したら切り取って五月までそのままにしておく。五月が来たら、二時間水揚げをして5日間は水を遣らずに置いておく…さもないと、根が腐る。そのあと、まめに肥料をやったり、農薬を与えないとすぐ枯れてしまう。そうして丹精しても、天候が不順だとなかなかきれいには咲きにくいものなのだそうだ。

土も肥料、ヤシがらなどを配合するにもコツがあり、ちょっとしたしくじりで枯れてしまう…

一輪立ちの菊を育てるとなると、一年間、ずっと菊について回っているようなものだそうな

100鉢も育てると10万円はかかっているのではというお話

管を菊の形にしたような管菊、皇室のお印の菊である…大きな小菊の花びらが長くなったものが水平に付いているような形の…一文字菊、普通の菊(?)と、植えていらしたものの種類も教わり、

菊花展とはそうやって、育てた菊の選りすぐりを出しているもので、松山市の奥道後、晩翠荘。 今治市は吹上広場。 丹原は丹原高校でしていることまで伺って

10分前まで、菊が咲いてるねえ。としか思ってなかったのに、菊花展ね…機会があれば、ぜひ見てみたい。と思い始めて自分でもおかしかった。

ひとつことに熱中している人のお話を聴くと、物の見方がかわる。これはとてもありがたい。

次回も菊はまだ咲いているそうなので、明るい時間に配りに行こう。