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ある女の、コール&レスポンス?

日々、心の琴線にふれること、そして、それについて書きつける。音楽のように言えたらええのだけど…

猫医院、コンビニになる。

2015-11-15 | よもやま話

住んでいる地域に、診察室に猫がうろうろしている医院があって、そこは、十年前でも、ガラスの注射器を煮沸して使用している横で猫がいて、ふと、上に気配を感じると戸棚の上にも猫が丸くなっていたりで、衛生面は大丈夫か(・・?と思いながらも、おおらかさが好きでかかりつけだった医院があった。

…あ、よく玄関に猫を置いていく人がいたそうで、待合室に猫もらってくださいのポスターも貼ってたっけ、猫の写真の横に「この美しさは衝撃的だ」という惹句が手書きで書かれていたのが面白かった…

そんな医院がだいぶ前に閉院して、それから荒れている様子を見かけては、あの猫らはどこへいったやらと思っていたものだった。

そこに二日前、コンビニが出来て、懐かしくなって行ってみた。オープニングでお弁当とお惣菜、デザートが安くなっていて、てんこ盛りに積んでいるのをみて、テンションが上がる。

安くなっているタマゴとキャベツだけを買って帰るつもりが、お店側の”しっかり買ってや!作戦”にあっさりとひっかかり、ついついあれやこれやと、どっさり買って帰る。コンビニのものは食べているときはおいしいけれど、後味があんまり…だと知り抜いているのに食べに食べて後悔しながらも、なんでかしらん、まだ食べたい気がして困惑する。こんなことではどうならいや(ため息)

…ここが出来て、家の学区と隣の学区に市内のコンビニ各社がが全部あるようになったのね、少し考えないと昼も夜もないカフェテリアに包囲されているようなもので、食べ過ぎがちな私としてはかなり怖いなと思う。

不用意に足を踏み入れない。という対策しかないか…

 それにしても1995年まで、このへんには昼でも入るのをためらういかがわしげなナイトショップはあっても、コンビニなどなくて、駅前に初めてローソンが開業した時は、友達と、都会になるねえと色めき立ったものなのに、下手すると危ないからコンビニの利用方法を考えないといけなくなるとは思わなかったねえ。…今となっては市内では絶滅したナイトショップに行ってみたい気もしてきた(笑)


本能なのか、ど根性なのか…

2015-08-26 | よもやま話

十日ほど前、一週間ほど夏風邪で寝付く。

起きてみると、近所の人からいただいて植えていた青じそが茶色に枯れていた。目立たないところに置いていたので水をやってなかったみたい…病み上がりには、再び布団に戻りたくなるくらいこたえる。

このまま、枯らしたくないと未練がましく水を数日やり続けると、葉が再び茂りはじめる。今では枯れる前とほとんど変わらない。生命力に驚く。

同じ時期、豆苗の切り株(?)を水栽培したものをまた収穫した後の切り株を、試しに再び水栽培にして置いてみると、さすがに生える本数は減るけれど窓のお日さまに向かうようにカーブを描いて生えていく。

当たり前の本能なのだろうけど、あんたたち、強いね!と思わず尊敬する。


土用の丑の前の日に…うなぎとあなごの思い出

2015-07-23 | よもやま話

魚をトロ箱で買って捌き始めて思い出したこと。

…保育園の頃、母が仕事中私を預かってもらっていたお宅があったのだけど、
そこのお兄さん(と呼んでいたけれど、おじさん)が釣りが好きで、ちょくちょく近くのポンプ場にウナギ釣りに連れて行ってくれて、帰ったらそのまま捌いて焼いて食べさせてくれたことを思い出す。

ポンプ場は釣りをするところではないから、入るときに、いいんだろうか?と心配し、入ったら足場が狭くて、落ちるんじゃないかとドキドキしながら、下にウナギがうようよ泳いでいるのを見て、…ちょっと気持ち悪い。でも、おいしそーとも思っていて
ウナギ釣りは子供心には楽しいんだか何だかわからないことだったけれど、焼いて食べるのはおいしくて大好きだった。今もウナギが好きだけど、いまだにポンプ場のウナギ以上のウナギを食べたことがない

考えてみたらあのポンプ場のウナギは化学工場が近所のどぶっぽいところにいたから体に悪そうだし、思い出補正も大いにあるのだろうけどね。

それにしても、四半世紀ちょい前には、それほどウナギは希少ではなかったのに、今は絶滅危惧種…変われば変わるものだこと。

…小学生になって、おばあちゃんが家に通って面倒を見てくれるようになって
ときどき、活きたあなごを買ってきて、頭にくぎを刺して固定して腹開きで捌いて七輪で焼いて穴子丼を作ってくれた。最初捌いているのを見たときはおそろしーと思ったけれど、香ばしくて、甘めのたれがよく合う程よく柔らかいあなごもおいしくて、次からは捌いているのを見ると、やった。穴子丼だ(^^♪と楽しみにするようになった。

この祖母がたいがいきつい性格の人で、ほぼ、けなされたか怒られたことしか覚えていなかったのだけど
あの穴子のおいしさと一緒に、かわいがってもくれてたんだ。とも思うようになる。

このおばあちゃんは、ほかのお魚も捌いて食べさせてくれた。
けれども、あのころはそれほどお魚が好きでなく、ありがたいとも思っていなかった。

いま、どうにかこうにかでも、お魚を捌けるのは、おばあちゃんの姿を見て、なんとなく見知ったことだと、なじんでいたおかげかもしれない。


2015.7.19 朝日のような夕日を連れて2014

2015-07-19 | よもやま話
あかがねミュージアムという文化施設のオープニングイベントの一環で、鴻上尚史さんのお芝居「朝日のような夕日を連れて2014」を観に行く。

むかーしに少し演劇をかじっていたこともあって、ちょっと遠いけど、行動圏内で観られる日が来るとは…と感慨深かった。 

戯曲で読んだことがあるけれど、舞台で観ると全然違う。

スクリーンで舞台映像を流す上演方法で、最初少し気になったのだけど、すぐ、引き込まれた。

わけわからないけど、面白くもあり、つらいときもあり、…鴻上さんの世界は昔も今も謎です。

次、9月下旬に「スナフキンの手紙・ネオ。ホーボーソングが聞こえる場所」という舞台を同じ場所でしてくれるらしくて、楽しみで仕方がない。

その後、内子座でも舞台があるらしい。現代演劇と昔ながらの芝居小屋…どういうことになるんだろう…

余話・あかがねミュージアムについて。

総工費67億円という新聞記事を読んでから来たから、
6万人で割ったとしても…張り込んだ(=このご時世に豪気だ)ねえ!と感心しながら
どれどれ、どんななのかしらねえと思いながらすこしだけ見る。

アイボリーホワイト基調の内装で、梁やカーブの陰影が恰好よく見える
座席がすり鉢状になっている舞台も素敵…絵に描きたいと欲していて驚いた。

建物を描くのは、難しいぞい…と思いながらも、気分がちりちりする。

明日も行くので楽しみじゃわい💙

2015.6.18戸田奈津子さん講演のお裾分け 

2015-07-16 | よもやま話
…このお話はツイッターに記していたものですが、なぜか私のパソコンでツイートできなくなったため何日も放置していたものです。

やっぱり私と講演に参加した人だけではもったいないと思い、こちらで記すことにします。

一時期、映画の字幕と言えば、この人しかする人がいないの!?と、思うくらい、たくさんの映画の字幕を手がけられている戸田奈津子さん…どんな人だろ。そして、どんなお話を聞けるのだろうとわくわくしながら登場を待つ。

靴まで白一色のパンツスタイルで大きめのネックレスをされている。
とても似合う!こんなきれいな人だったんだと驚く。
ふと、この装いは映画を映す前の銀幕をイメージしているのかな?とも思う。

まず、地元との縁があるお話をされ、観客の気持ちをつかむ。空気が変わり、驚く。

…ここからは順不同になります。

まずは、若い人に言ってあげてください!とおっしゃっていたことを2つ
ジョージ・ルーカスとCG(SFX?)
ジェームズ・キャメロンと3Dのお話。
…ジョージは少年の頃、頭の中で作ったお話を思ったままの形でみんなに見せたくて見せたくて、そのためにCGを作り出し、
キャメロンはタイタニックで稼いだ巨万の富を頭の中にある世界を表現するために必要な3Dを作るために費やし、果たして作り上げた。
頭の中で考えられたこと…夢を大切にしてください。そして、同じ世界で同じ息を吸っている人がこういうことができると、私も!と勇気がでるでしょう。とお話される。
そして、映画と英語のお話で、好きほど強いものはないですよ。とお話されたこと。
好きだったら、言われなくっても調べたり学んだりするでしょう。
戸田式英語勉強法…学校でも好きなもの興味あるものについて英語で書かれているものをめいめいに勉強し、それを先生がアドバイスして回る形にしたら、英語ができる人が増えるんじゃないかしら。とお話される。

この二つのお話は前半と後半にお話されました。
ぼんやりしたことに映画にしても新技術にしても、ひとりでに出来上がるように思っているところがあるので、言われてみて、今更感動したものです。
私にはだれかにこういった話をする機会はほぼないので、どういう形でお伝えしよう?と思ったことでした。

ほかに様々な興味深いお話をいくつか伺いました。

映画のデジタル化のお話で、フィルムからデジタルに放映方法が変わってしまっているから
昔からの一戸建て(?)の映画館が閉めざるを得なくなり、映写機が鉄くずとして処分されています。というお話でビデオからDVD/ブルーレイへの流れを思い起こし、技術の進化はすごいことだけど、何ともいえないような、取りこぼされるものを思って切なくなりました。

第二次世界大戦が終わるまで、英語を見たことがなくて、初めて学んだときはそれはそれは驚いたこと。また、初めて映画を見たときも、それこそ宇宙に出たように、衝撃的だったこと
茨木のり子の詩で、戦後ジャズを初めて聞いて禁煙を破った時のようにくらくらしながら…といった件があるけれど…あんな感じだろうか?と思うけれど、全然想像ができない。どれだけのインパクトだったのでしょう?そして、今、同じくらいのインパクトがあることがあるかしらと思う。

映画と英語に夢中で青春を過ごして、
映画字幕の仕事があることを知り、なろうとしたけれど、男性しか字幕担当の仕事をされておらず
字幕担当の仕事ができるようになるまで、何十年もかかったというお話を、まるで堅固なお城を攻略する冒険のようにお話される。門さえないと言われていた…。

字幕について、字幕には英語の力はもちろんですが、日本語の国語力こそ重要です。映画は素敵な世界をたくさん見せてくれたけれど、私の基本になっているのは本だというお話でした。

また、洋画を字幕で観るのが主流なのは日本だけだということも教えてくれました。
他の国では移民の人や諸事情で字が読めない人も多いため、吹き替えが主流だというお話でした。

映画業界のお話で
この夏は年末公開の「スターウォーズ」との競合を避けて、前倒し公開される大作が多くて…字幕も急ぐので、今大変なのよーということをお話されている。

などなど。一時間前後の講演でしたが、映画や若い人の事や俳優さんの事を思っておられるのが
染み通ってくるような素敵な時間でした。

…そして、次の日、ラジオの取材に答えて
自分の言葉で映画を見たと思わせるのがよい字幕ですと話しておられて

いちど、字幕のお仕事を意識して映画を観てみたいなと思いました。
 
始めて観るジャンルだけど、「ターミネーター・新起動」をそういう観点で観に行こうと予定しています。