もう美容とか心底どうでもいいのでお肌のお手入れなんかもまともに取り組んだことはなく。
若かったころはそれでも何とかなっていたのだろう。でも中年になるとそれではいけなかったのだ。乾燥しがちな冬のお手入れ、なんていうものはまったく私の頭の中になかった。いつものようにお風呂上がりに最低限なんか塗って、出かける前に最低限なんか塗ってファンデとチークと眉と口紅、の毎日。なんか暖房きついなあ、喉が渇くなあ、肌も突っ張るよなあ、と思いつつ過ごしていると、もうとんでもなく肌荒れいたしました。突っ張るとかいうレベルの問題ではなく、
痛い。フォントを大きくしてしまうほど、痛い痒い辛い~という状態になってしまった。
かなり恥ずかしく情けなかった。講義はほとんど終わっていたのでふだんよりは人前に立つことがなかったのは不幸中の幸いだったけど、みんなにびっくりされた。ふつう大人は人の顔のお肌の状態なんて口にしないと思うけど、「どどどどうしたんですかっ」なんて言われた。目の周りなど皮膚の薄いところは痒くって、無意識に擦っているうちに赤くなってたので、「DVに遭ってるんですか?!」と言われた。こんなことで心配かけるなんて仕事人失格だよなあ、とほほ。
皮膚科に行こうかと思ったけど(ちょっと恥ずかしい)、要は水分が足りないのだ。お風呂にはいると少し楽だし。大いに反省してまずお湯を沸かす。応急措置として、雑誌の美容記事でよく洗面器にお湯を張って蒸気を肌に当てたりしてるアレ、いいんではないか。薔薇の花びらでも浮かべたいところだがそんなんはない。しかしこれ、すぐ冷めるのだ。次にガスレンジの前に立ってやかんの蒸気を浴び続けたが、なんとも間抜けな姿だ。ちょっとガスの火が暑い。危険だと思う。ポットをパカッと開けて顔に当てたらいいのではと思ったが我が家にはポットがないんだなあ。
一瞬ポット買おうかと思ったけどスチーマーを買うことに。美容にこんなお金をかけるなんて生まれて初めて! いろいろ調べてみるとナショナルのスチーマーがいいらしい。即、買ってしまった。
スチーマー ナノケアというもの。2万円位した…。マイナスイオンとかナノイーとかいう商品は絶対買いたくないと思っていたので非常に悔しい。今時、マイナスイオン(ナショナルのサイトによるとOH-らしい)が出てこないのってなかなか売ってないし、もれなくナノイーも出たりする。背に腹は代えられない。毎日スチーマー使ってワセリン塗ってたら、とりあえず昭和の小学生だったら時々いたと思う、粉吹き芋みたいな顔ではなくなった。お手入れは大事だ。これからはもうちょっと気を遣おう。
ナショナルによるナノイーの説明。突っ込みどころ満載。
ナノイーとは