伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

新春旗びらきを祝いました

2017年01月11日 | イベント
 本格的な新年の仕事に入りました。

 きょうは、機能に引き続き議員だよりの原稿書きです。テーマは市長の年頭所感。市民負担の軽減も新しい事業としてすすめるべきというお話を原稿に書きました。



 原稿は明日アップしたいと思います。

 そして今日は年金者組合いわき支部の新春の旗開きで、日本共産党の地区委員会を代表して挨拶することになっていました。

 どんな内容にしようと考えて原稿を書いていったのですが、本番のあいさつはこの中のエッセンスだけを話すような物でした。



年金者組合新春旗開き祝辞

 新年おめでとうございます。

 昨年はみなさんには、参議員選挙、そして市議会議員選挙とたいへんお世話になりました。おかげさまで、参議員選挙では、全国32ある一人区のうち11の選挙区で野党統一候補を当選させることができましたし、市議会議員選挙では引き続き4人の市議団を確立することができました。

 みなさんにいただいたこの議席で、今の政治を変えるために力を尽くしていきたいと思います。

 そして、みなさんにとって今年一年のご多幸と健康をお祈りしたいと思います。

 さてこれでだいたいお祝いのあいさつの用件はこれで済んでいますので、ここで終わればみなさんにとって大変幸せなことになると思うんですけど・・(笑い)・・余計な一言を話させていただきたいと思います。

 さて、昨年の暮れに少し調べてみたんですけど、干支って一般的には子牛寅猪・・の十二支なんですけど、干支には「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・・」という十干(じっかん)、お馴染みの十二支の組み合わせで、六十通りの干支があるんだそうです。60年で干支は一巡するんですね。

 で、今年は十干の「丁(ひのと)」と十二支の「酉」を組み合わせた「丁酉」の年に当たるのだそうですけど、この「丁」は「伸び盛り」、「酉」は「これ以上は成長しない」という意味があるのだそうで、一つの年に二つの相反することを含んだ年ということになりますけれども、この二つには強弱の関係があって、今年について言えば前者が後者を克服する関係にある、つまり「丁」が「酉」を克服する関係にあるということなんですね。


酉年にちなん今朝も姿を見せたアオジです


 「丁」に値するものが安倍政権になるのか、それとも安倍政権の暴走を許さない国民となるのか、「酉」に値するのが安倍政権になるのか、それとも国民になるのか、この関係で今年1年は大きく変わる。どうも丁酉の今年はそういう深い意味合いがある年なんだということを勉強したわけです。

 一昨年、安全保障関連法制を強行した安倍政権は、それ以降、暴走を加速している状況にあります。暴走どころか今や独裁政権と化しています。

 昨年の通常国会ではTPP関連法案、カジノ法案、年金カット法案と悪法の採決を次々と強行をしました。

 あの年金カット法の審議の過程では、安倍首相は「私が述べたことを全くご理解頂いていないようであれば、審議を何時間やっても同じですよ」と言って、その日のうちに採決を強行してしまったんです。

 の発言は、「年金の3割カット法案だ」という指摘に反発しての発言でしたが、そもそも将来の給付を引き下げて支給するというところが問題だと指摘しているのに、この事実は認めず、言っても分からないなら採決だ。こんなことがまかり通るなら、日本の民主主義は死んでしまうと思います。

 この安倍内閣のもとでは1億総活躍社会ということが語られますが、介護保険では要支援1と2を切り離したのにとどまらず、要介護1と2も介護保険から切り離す検討がすすめられているなど、1億総活躍の名のもとに社会保障の切り下げが推し進められてきました。

 また、給油訓練中のオスプレイが墜落した事故では、その事故原因も定かでない中で、アメリカの求めに応じて給油訓練の再開を認めるなど、沖縄の人々の声を踏みにじってアメリカの意向を優先させる姿勢を色濃くしています。「第二原発廃炉」という地方の声が踏みつけられているという点では、沖縄と福島は共通の課題と闘っています。だからこそいま地方から連帯を大きく広げることが求められていると思います。

 安倍首相は年頭の所管で、「本年は、日本国憲法施行70年の節目の年にあたる」として、「激変する国際情勢の荒波の中にあって、積極的平和主義の旗をさらに高く掲げ、日本を、世界の真ん中で輝かせる」と打ち上げました。

 ここに盛られているのは、戦争法で海外で戦争をする日本になってしまったわけですけれども、戦争法にとどまらず、本丸である改憲に突き進んでいこうという反動的な意思であることは明白です。

 みなさんの運動の中で、この安倍政権を包囲し追い込んでいく年にしなければならないと思います。また、日本共産党はまもなく党大会を開きますけれど、今度の大会では野党3党・1会派――民進党、自由党、社民党、沖縄の風の代表からごあいさつをいただく予定です。党の大会で、他の政党をお招きし、ごあいさつをいただくのは、95年の党の歴史でも今回が初めてのことなんです。そこまで政党間の関係が変わってきているということです。この関係をしっかりとしたものに変えていく、その条件を作り上げているのは、年金制度の改悪を許さず生活できる年金を求めるみなさんの運動です。

 みなさんの取り組み大きく結んで、丁が酉を克服する、すなわち国民の運動が安倍政権を克服する年となりますように祈念をしまして、旗開きに当たってのお祝いとさせていただきます。




 全部話すと長すぎるので、後半部分はかいつまんで話したのですけど本当におめでとうございました。


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