伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

休耕田、今シーズン初の草刈り

2022年05月21日 | 
 草刈りは、2日間に分け、昨日がだいたい2時間30分、今日がだいたい2時間、合計4時間30分かけて午前中にした。
 空には薄曇りがかかり暑くはない。それが草刈りをする気になった動機だ。2日前、近くから見たときにだいぶ伸びたと感じたのも動機となっている。



 写真の手前は草丈がだいたい40cm以内程度なのだが、奥の方は1m程度はある。刈り始めて気がついたのだが、外来種のブタナがここらで増えてきて、黄色い花を咲かせている。たんぼ周辺にもだいぶ増えた感じがする。



 1日目は、だいたい田んぼの本体部と畦の草刈りをした。草を刈るほどに、草むらからバッタ飛び出し、トンボがトビたった。

 バッタの多くはヒメギス。




 まだ幼齢のようだ。
 とんがり頭、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男のような頭のショウリョウバッタも何匹も跳ね上がった。こちらはほぼ成虫になっているようだった。

 乾いた土の上で羽を休めていたのがシオヤトンボ。



 湿地のようにぬかるんだ場所の草からはハラヒロトンボが飛び立ち、雄と雌がツリンコになって草に止った。




 シオヤトンボは、朝の愛犬の散歩の折りに見かけていた。ハラヒロトンボは今シーズン初めてだ。

 この湿地部分の草からはホソミオツネントンボも飛び立った。すぐに見失ったので翌日確認すると、ホソミ~ではなく、アオモンイトトンボが数匹いた。




 また、草には大きなイモムシも。



 キアゲハの幼虫だ。湿地部分で2匹見つけた。
 そんなこともあって、湿地部分の草を若干刈り残した。キアゲハが羽化して蝶になり、トンボが卵を産み付けるまで、鳥などから隠れる環境を少しでも残しておこうと思ったのだ。また、湿地部分の草は、そんな背が高くならないし、刈り残してもまあいいかと思ったのだ。いわば「刈り残しのビオトープ」だ。




 ただ、草むらの面積は狭い。鳥などに捕食されるかもしれない。無事生き残ってほしいもの。ここの田んぼ・・事実上の原野にはカヤネズミも巣をかけることがあるので、気を付けて草刈りをしたが、今回は発見できなかった。

 2日目は、本来我が家の土地ではないが、田んぼ脇の県道の法面と歩道付近の草刈りをした。歩道も含めてだいぶきれいにしたつもりだ。

 ただ、草はすぐ伸びる。梅雨を過ぎた頃には、また1m程に伸びる草もあるだろう。その時にはカヤネズミの巣も作られるかもしれない。
 梅雨明け、そして秋。最低あと2回は草刈りが必要だろうか。

 面積はそんなに広くないとは思うのだが、一定時間もかかる。次の草刈りは、草が伸びて重くなる前にしようと思う。


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