「集志貫徹」

皆様、あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお喜びを申し上げます。
旧年中は、たいへんお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、大田市の「賀会」と「成人式」に出かけて参りました。
大田市新年賀会は午前10時から市民センター4階で挙行されました。
竹腰市長は年頭の挨拶の中で、
「地域医療の向上、若者定住や雇用の場の確保、防災対策の充実・強化など、喫緊の課題が山積しており、
総合計画後期計画に基づき、教育、福祉、環境、基盤整備などの各分野における諸施策を着実に推進し、
活力ある大田市づくりに向けて、全力で取り組んでいきたい。」
また、「厳しい財政状況ではあるが、市民の安全・安心の確保を第一義に考え、
大田市立病院の建て替えの方針を決定し、現地での建て替えが適当と判断した」と新市立病院の建設について
理解を求められました。
つづいて成人式は、市民会館大ホール耐震化工事のため、昨年に引き続き、
会場をサンレディー大田ふれあいホールに移しての開催となりました。
平成24年の新成人の皆様は415人。その内、式典の出席者は345人だったそうです。
総務省によると、今年の新成人人口は全国で122万人で昨年と同数。
男性は63万人,女性は59万人で男性が女性より4万人多く、
女性100人に対する男性の数(人口性比)は105.4となっています。
また、総人口に占める割合は0.96%と過去最少だった前年とそれぞれ同値となっており、
総人口に占める割合は3年連続で1%を割り込んでいるとのことです。
大田市成人式では(社)島根大田青年会議所のメンバーでもある酒本龍矢さんが自分が成人し、
社会に出た経験をもとに「激励のことば」を述べられました。
また、新成人を代表して中村悠佑さんと神田玲菜さんが決意表明をされ、
有光議長の成人となって与えられた義務と責任を全うしながら全力で邁進して欲しいと
激励の万歳三唱で幕を閉じました。
新成人の皆様、誠におめでとうございます。
ますますのご活躍を期待し、祈念しております。
クリスマス寒波が襲来する中、JR大田市駅の駅舎を出た所に設置された
「らとちゃんモニュメント」の除幕式が執り行われました。
世界遺産登録5周年に合わせて行ってきた「石見銀山ウオーキングミュージアムキャンペーン」
が本日をもって終了することから、今後の大田市の観光まちづくりの
持続・発展を祈念してエンディングイベントとして行われました。
ここで、「らとちゃん」は正式に大田市のマスコットキャラクターとして
市長から任命を受けました。
設置されたモニュメントは、高さ約110cm、幅・奥行き共約60cmの福光石製で
温泉津出身の石彫作家・坪内正史氏の作によるものです。
また、両隣に三瓶こもれびの広場・木工館が制作した木製ベンチも設置されました。
除幕式には、らとちゃんのデザインを手がけた広島市の落合恵美さんと
愛称を命名した長久小5年の中田敬吾さんも参加されていました。
新聞・テレビと報道関係の数も久々に多く、駅前は大いに賑わっていました。
駅前通り・パル付近で実施されている「えきまえイルミネーション」も
大好評で、点灯期間の延長を観光プロデューサーに申し入れしておきました。
真の意味で新たな観光スポットとなるよう願っています。
大田市大代町出身のオペラ歌手田中公道氏が島根県音楽教育研究大会のために帰郷されています。
先日9日に開催された文化プロヂューサー育成講座の懇親会でお目にかかりました。
そこにおいて、数校の学校で歌われる予定だと聞きつけ、スケジュールを生涯学習課に問い合わせたところ、
本日午後2時から久屋小学校に招かれていることが判り、大急ぎで駆けつけ、無理を言って見学させてもらいました。
久屋小学校ではトゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」、「オー・ソレ・ミオ」、「マイウェイ」と3曲を熱唱され、
おそらく初めて本格的なオペラ歌手の歌声を間近で聞くであろう児童の皆さんたちは、迫力に目を丸くして聞き入っていました。
2曲目と3曲目の間で、田中先生のこれまでの生い立ち、経験から児童たちに想いを語られました。
「大きな夢は必要だが小さな夢を一つひとつ実現していくこと」
「大成するには95%の努力と5%の才能。努力し続けることが大切」
「夢を失わずに継続し続けて欲しい」「熱中する喜びを体験し、自分の生き方を見つけて欲しい」
などなどを歌と同じように燃える想いを切々と伝えていらっしゃいました。
約1時間強ほどの歌と講演の時間でしたが、本格的な芸術家に触れた子供たちは貴重な体験をしたことと思います。
大田市出身の著名人の皆様が専門分野を故郷にフィードバックしていただくことは、非常に有意義なことです。
最後に児童の皆さんがお礼の歌を歌い、記念写真を写して終了しました。
11日(日)午後、大森町町並み交流センターにて、大田ロータリークラブが主催して
石見銀山学推進プロジェクト「井戸平左衛門正明公の功績を今に活かす」と題した講演会を
開催しました。
笠岡ロータリークラブ会員で井戸公のお墓がある威徳寺住職の長田暁一氏と
大田市文化協会副会長の石賀 了氏が講師として井戸公の業績について講演をされました。
合わせて、普段彼岸市で商店会連合会が使用しているジャンボ鍋でのさつまいもの無料配布。
(来場者、観光客の皆様に大好評でした。)
また、井戸公の頌徳碑大田市内の分布マップ(大田市内で約100基あると言われています)を作成し、
配布しました。
この企画の実行委員長を私が仰せつかったのですが、
企画を通じて伝えたいことは
①さつまいもをキーワードに食文化、食の大切さを伝える
②頌徳碑の分布マップを使って新たな観光コースを模索して欲しい
③友好都市縁組を結んでいる大田市・笠岡市との友好関係を更に発展したい
ということです。
当日は、沢山の方にご来場いただきました。
お礼を申し上げます。
分布マップは近日、更にパワーアップして増刷し、関係機関等へ配布する予定にしています。
10月18日(木)から20日(土)までの3日間の日程で産業建設委員会が行政視察に出かけました。
その報告を致します。
第1日目(10月18日)
飛行機、新幹線を乗り継ぎ、最終的にはジャンボタクシーで目的地の栃木県那須郡那珂川町に入りました。
視察目的は廃校になった空き校舎の産業面での利用策を学ぶ、と言うこと。
山間地で人口18,000人程の特に地場産業も持ち合わせていない小さな町が
地場の温泉水を利用してトラフグの養殖を廃校になった小学校を活用して行っています。
取り組まれて3年目、出荷量は年15,000尾。出荷高は4~5千万円ということでした。
稚魚の購入額は1尾150円前後。1年間育てて成魚の価格は3,000円ほどになると言います。
まだまだ、研究の途中だと言うことですが、各メディアで取り上げられています。
次に訪れたのは、廃校になった中学校。
ここではグラウンドを活用して国産材製材工場が建設され、稼動しています。
3億7千万をかけて工場を整備、9人の新規雇用をされ、廃校になったこの中学校出身者もいるとのことです。
近い将来はバイオマス事業にも取り組む予定で、30人の新規雇用を見込んでいるとのことでした。
第2日目(10月19日)
ジャンボタクシーにて福島県白河市へ入りました。
視察目的は、大田市でも構想がある産業支援機構の取り組み。
白河市では、雇用機会の創出・確保、地域の特色を活かした地域経済の活性化及び自主財源確保の為には
企業誘致のみならず既存企業の振興を推進していくことが重要と位置づけて
市や商工会議所等が中心となり社団法人化した「産業サポート白河」を設立されました。
ここでは、既存企業に対する経営相談、人材確保・育成や企業間の取引斡旋、産学官連携、企業間交流の促進
または起業家支援等の事業を実施して、ものづくりを中心とした産業の振興を図ろうとされています。
産業サポート白河を視察後、近くにある平成3年に復元された小峰城を見学。
東北大震災により石垣10カ所が崩落下とのこと。復興には20億円の資金と7年の歳月がかかるそうです。
第3日目(10月20日)
東京で開催されました「第7回東京大田市人会 総会・懇親会」に出席いたしました。
今田 潔会長による挨拶で幕を明け、来賓・参加者合わせて150人が旧交を温めました。
水上町出身の水田氏による相撲甚句ならぬオリジナルの石見銀山甚句でアトラクションが始まり
柳瀬の銭太鼓や東京石見神楽団の大蛇等が披露されました。
市人会の後は東京駅の目の前、丸ビルの「マルキューブ」で開催されている「石見銀山伝」に顔を出しました。
初日で約2千人あまりが足を止めたと言われてます。通行されて見られた人を含めるとかなりの人数になるでしょう。
この中から少しでも多くの方に石見銀山に立ち寄って欲しいものです。