ねことねことねこと…

かわいい預かりっ子たち(保護猫)の紹介や、たま~に我が家の家猫たちとのニャンタスティックな日常を綴ります。

ひやひや…

2014年08月22日 | ツバメの観察
今日は、すずをワクチンに連れて行く予定でした。
ついでに尿検査もしてもらおうと、
朝からすずのおしっこ中におたまを差し入れて尿を採ったり、
キャリーの準備をしたりしている私に、
警戒心をあらわにする「すず」


ところが、すず以上に、私がひやひやする出来事が発生してしまいました。

「すず、病院は延期!!」



では、私のひやひや物語?を聞いてやってください。

朝から「竜巻注意情報」のメールが何度か携帯に入るほど、
時折強い風が吹いていました。
雨もかなり降っていました。
ツバメのピグちゃんとモンちゃんが大丈夫だろうかと、
朝から何度か窓を開けて確認しましたが、
巣にしっかりつかまって、風雨に耐え忍んでいる様子でした。

そして、午前10時過ぎ、一時的に雨がやみました。
すずをワクチンに連れて行く前にもう一度、巣を確かめようと思って見たら、

えっ!!!一羽しかいない!!
確かに二羽の鳴き声がするのに・・・

よく見ると、あんなところに…


親ツバメかなとも思いましたが、
電線づたいに降りたり上がったりと移動をしながら鳴いているだけで
全く飛び立とうとしないし、
カメラの画像を確認してみると、尾が短いので、
やっぱりこれは親ではなくて「ピグちゃん」だと確信しました。


ピグちゃん、強い風にあおられて、思わず巣を飛び出してしまい、
巣にもどれなくなったのではないかと
私は心配で心配で、何かしてやれないものかと右往左往…

外に出て下から見上げてみたり、
また2階の窓を開けて「親鳥さん、どうにかしてあげて!」と念じたり…

でも、これはどうやら、巣立ちの予行演習だったようなのです。
だってね、ほら




親鳥らしき鳥が何度も巣のところにやって来ては、
モンちゃんにも、
「ほら、あなたも飛んでごらん!」
と促しているような様子が見られたのです。
モンちゃん、飛び出しそうなポーズはとりましたが、結局出られませんでした。

でも、その後、ピグちゃんを見失ったので、
どうやら、親鳥に刺激されて飛び立ったようなのです!

ひとり残されたモンちゃん、
巣の中で、一生懸命「羽ばたき」の練習?



  いじらしい…

やがて、またぽつぽつと雨が落ちてきた頃、
再び電線に「ピグちゃん」の姿が…


そして、午前11時前に、もう一度のぞいた時には、

ちゃ~んと、巣に戻っているではありませんか

ツバメは本当に巣立ってしまったら、もう巣にはもどらないらしいので、
やっぱり、今日のは巣立ちの予行演習だったのでしょうね。
何も、こんな風雨の心配な日にしなくてもいいのにと思いましたが、
こんな日だからこそ、風の力も助けにできたり、
何より、カラスなどに襲われる心配が少ないという
親ツバメの知恵も働いているのかもしれません。

まったく、野鳥の生命の営みに、人間の出る幕なんてないのに、
私、ほ~んとバカですね~。

でも、「何だかとってもいいもの見せてもらった~!」
と、胸が熱くなりました。
モンちゃんの巣立ちの予行演習も近いことでしょう。
ますます目が離せなくなるなあ。困っちゃうなあ…



     
       いつも、ありがとうございます。