志摩 ゆみのつづり方

以前は国際交流のボランティア一筋だったのですが、最近はスクエアダンスなるものにお熱を上げているmixのblogです。

コンベンション珍道中-1

2006-08-21 23:46:34 | SD
2001年にアメリカで行われたスクエアダンスのコンベンションに参加したときの話である。
この内容はスクエアダンスのメーリングリストに載せたものだが、ここにまとめておこうと思う。

“コンベンションへの道のり”
アナハイムで行われるコンベンションに20万円以上も出してまで行きたくはないと思っていたが、39800円でアナハイム5日間のホテル付きという話を聞いて、急に気が変わってしまった。
 次の日にその旅行会社に電話を入れると、宿泊はロスになるかアナハイムになるか分からないし、また延泊(帰りの飛行機便を延ばすこと)もできないとのことである。せっかく行くのにそれでは嫌なので、個人旅行に切り替えた。
さっそくAB Road を買い込みいくつかの旅行会社に電話を入れてみる。一番安いのはロス往復34500円というのがある。しかし、航空会社が指定できないので出発の1週間前まで飛行機が決まらない。そこで、現地に着く時間が早い大韓航空・41000円というのにした。
さて、お相手である。アメリカのホテルはシングルというのがなく、一人でもダブルの値段を取られてしまう。やっとのことで女性は一人見つかった。もとから知っている人でうまくいきそうだ。しかし、始めにパック旅行の話を言い出した紳士のお相手が見つからない。仕方がないので、彼には一人で部屋を取ってもらい、三人で行くように話を進めることにした。
旅行会社は同じ値段で出していても特典違うので、いくつかあたり15日前まで変更料無しというIACEトラベルにした。
つぎは日程である。27日の昼に発つと日付変更線を通るので同日の朝に着く。1日得したようであるが、帰りに損をするので同じこと。コンベンションは6月27日から30日までなので、その間の3日間はアナハイムに泊まりたい。その後、1日ぐらいはロスも観光することにすると、7月2日の飛行機で帰国、3日日本着になる。
私はその後、サンフランシスコにいる友達のところを訪ねてから帰ろうと思っている。ロス―サンフランシスコ間はなんと8000円。グレイハウンドの長距離バスよりもずっと安い。こちらは航空会社未定。私一人の旅だからのんびり行くことにする。
ホテルの予約が大変だった。コンベンションのハウジングのオフィスにメールを入れたら、もうこちらでは取り扱っていないので、直接ホテルに電話をするようにとの返事。しょうがないので、マリオットホテルに電話をすると、コンベンションはまとめて取るのでそっちに電話をするようにと新たな電話番号をくれた。そちらに電話をしたら、昨日で終了したという。結局、これを2・3回繰り返すはめになった。ついに何度も電話をしているんだがどうすればいいかと文句を言ったら、また新たな電話番号をくれ、エリザベスが親切に対応してくれるから、20分後に電話をするようにとのことである。今日は午後からメールを入れたりしていたが、電話は時差の関係で夜しかできない。もう夜中をとっくにまわっている。何度電話を入れても他の電話に出ているというテープの後に他の電話番号をいっているが、もう他に電話をするのも嫌だ。一応、メッセージを残しておいたが返事はこない。翌朝、早く目覚めたので電話を入れた。やっと通じ、ひと部屋の値段を聞いたところ、コンベンションレート($130)は分からないが、私が受けられるのは$139からだという。正式な料金は$159以上なので、それより安くOKした。そして、住所やカード番号などはFAXすることにした。すぐにコンファメーションのFAXを入れるからということだあったが、今度はそれがこない。電話を入れてみた。また、虚しくテープが流れるばかり。いつになったら予約が取れるのやら。
そうこうしているうちに、紳士からキャンセルの電話が入った。まだホテルもちゃんと取れていないし、飛行機は6月4日前ならキャンセル料が発生しないし、ラッキー。急いでエリザベスに新たな人数変更のFAXを入れる。
その次の朝早くやっとFAXがきた。私が送った最後のFAXにコンファメーション番号が入れてあるだけの簡単なものだった。これだけではいくらで泊まれるかが分からない。「1泊$139でいいんだよね?」とFAXを送ると、コンベンションレートの$130でいいとのFAX。とにかくついている。最後のFAXは忘れずに旅行用のファイルの中に入れておこう。
Itinerary
June 27 13:55 成田(NRT)発(大韓航空 1便)
8:00 ロサンジェルス(LAX)着
シャトルバスにてアナハイムのコンベンションセンターへ(約45分)
ヒルトンのコンベンションセンターにて登録の後、ディズニーランドへ
アナハイム マリオット泊
June 28 SD 10:00am~10:00pm
アナハイム マリオット泊
June 29 SD 10:00am~10:00pm
アナハイム マリオット泊
June 30 SD 10:00am~  Ceremony 6:30pm~
8:00pm頃 Keiko & Ming にピックアップしてもらう
セリトス泊
July 1 ロスまでバス等を利用して移動し、ユニバーサルスタジオ、他を観光
夕方、セリトスに
セリトス泊
July 2 10:55 LA発(アメリカン航空1928便)
12:15 San Francisco着
San Francisco泊
July 3 San Francisco泊
July 4 San Francisco泊
July 5 10:30 LA発(大韓航空2便)
July 6 13:55 成田(NRT)着

 登録のFAXをコンベンションセンターに送ってから2週間ぐらいしてから、登録の確認のメールが届いた。そしてもう1つ、マリオットホテルからもメールがきた。実は私がいろいろなところに電話をしてホテルの予約を入れたりしたので、2重に予約されてでもしたらと心配だった。しかし、そんな心配はご無用、ホテル内でリニューアルの工事をしているから、メインロビーなど使えないところがあるというアナウンスだった。
 さて、出発前の準備は着実にできているといいたいところだが、さっぱり。日々に生活に終われている。しかし、セリトスで泊まる予定にしているAliceことKeikoに頼まれた彼女の上智大学の英文の卒業証明書と成績証明書だけは取り寄せた。この辺で、彼女のことを少し書いておきたい。彼女は台湾出身で、日本で大学を出て、しばらく働いた後、台湾の人と結婚しアメリカに渡った。驚くなかれ彼女は3カ国の国籍を持つ。普通日本では二重国籍は認められていないが、それは日本だけのこと。良く両親の国籍が異なるときは子供が18歳のときにどちらかを選ばなくてはいけないといわれる。そのときに日本のほうには日本国籍を選びますといっておいて、日本側からは外国の国籍を捨てるように言われるらしいが、捨てなければいいだけのことらしい。そのようにして彼女には3カ国の国籍がある。国籍がある以上、自分の祖国を自由に行き来できるので本人にはいいだろう。また、飛行場の入管のところでは空いているラインに並べばいいので便利だそうだ。 彼女からのメールの最後に「アメリカに来たから太ったので驚かないでね」と書いてある。日本にいたころはスリムできれいだった彼女も、国籍が取れたので体型までアメリカ人になっちゃったのかしら?
 去年のこと、友だちとお茶をしているところに夫から電話が入った。
「ワダ マサルってコーラー知っている? 今、電話が入ってコールをしたいのかって聞かれたよ」
とのこと。ほとんどパーティに出たことのない夫は、和田さんがどんな方かも知る由もない。あわてて、
「日本のトップクラスのコーラーさんよ」
と答える。Wade Driverが2002年に来日するので、その打ち合わせのメールを交換していたときに、川島さんがコールをしたいそうだから連絡を取るように頼まれたということだ。というのは夫の仲良しアメリカ人Johnが、日本の我が家に遊びに来た折、私の所属するクラブの例会に連れて行った。アメリカ人はスクエアダンスとはどんなものかぐらいは誰でも知っている。そして、彼の秘書さんConnieのお母さんはダンスに夢中らしい。そのころは夫も少しはダンスをしていた。2年前、箱根の講習会にでてメインストリームを修了し、月に1・2度都合がついたら例会を除く程度だが。彼もダンスを始めたからにはゆくはコーラーと思ったのか、帰り際、Johnにコールの勉強をするのにいいものがあったら送ってほしいとConnieに頼んでおいてと言ったらしい。一人でそっと勉強をして、いつか格好良くデビューしようと思っていたようだ。一人でそっとのはずが、和田さんまで巻き込んでしまった。和田さんにはお断りしたようだが、そっけなく言ったんじゃないかと心配だ。そして、今回アメリカに行くことが決まってから、Johnにメールを入れておいた。そうしたら、ConnieからWade DriverもHiromiに会いたがっているとメールが入った。さて、彼らへのお土産も考えなくては。
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