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ひろの旅行記

旅の記録

北海道 6 尾岱沼港からトドワラへ

2023年06月18日 | 旅行

二日目

朝六時半に朝食をとり、と言っても牛乳とコーヒーだけだが、ロビーで運転手を待つことにした。

昨夜の駐車場はいっぱいだったし、朝早いにも関わらずダイニングも結構人がいた。

従業員は少ないけれど、繁盛しているらしい。

入り口の横には見慣れたタクシーがすでに待機していた。

もう来ている?

朝早くからありがとう。

車に乗って一路トドワラ行きの船が出る尾岱沼港へ。

トドワラとは何か?

トドワラ|北海道の東の果てにある「この世の果て」の絶景

かなり前にトドワラに行ったことがあった。

その時は「この世の果て」という言葉がぴったりの場所だった。

荒涼とした湿地帯にまるで木々が骸骨のような姿で並んで立っていた。

その風景が忘れられず、数十年経った現在もう一度訪れてみたいと思ったのだ。

トドワラは北海道東の爪の先のような野付半島にあるので、まずは船で海側からトドワラへ。

http://notsuke.jp/summer_tour

利用した船は ↓ だと思うが定かではない。

別海町観光船-トドワラコース

本来は小さな船を予定していたらしいが、天候が思わしくないとのことで欠航になり、比較的大きな船に変更となった。少し残念。

 

展望デッキがついているので、早速登ってみる。

乗客は我々を含めて7−8名。

ガラガラ。

デッキに登ると風が強く寒い。

薄手のコートとマフラーを持ってきてよかった。

 

青い海と空の間に浮かんでいるような野付半島。

海は一日中見ていても飽きないし、心地よい。

船酔いはしないタイプだから、多少揺れるのも楽しい。

↑ 何の印だか説明があったのだが、忘れてしまった。

突然船のガイドさんが「あざらしが左手に顔を出しました!」と叫んだので乗客は一斉に左へ。

当然アザラシは動物だから、止まってはくれない。

あざらし一匹に人間が右往左往。

遠くで私のカメラと腕では大きく撮ることはできなかったゴマフアザラシ ↑

 

 

桟橋に到着。

降りた先にあったのは私の記憶にある世界ではなかった。

 

朽ちた木がチラホラ ↑

 

貝殻だらけの海岸 ↑

 

あさり漁をする人達 ↑

ザルいっぱい獲れたアサリを「東京で買ったら高いぞ」と言いながら見せてくれた。

風化してしまった木々はやがて全てなくなってしまうのだろう。

残念だが、時の流れや自然には誰も逆らえない。

また海を見ながら港へ。

ゴマフアザラシの泳ぐ姿も見ることができたが、速く泳ぐので写真に撮るチャンスはなかった。

 

港に戻ると、観光バスが止まっていた。

次の便に乗るらしい。

8時半出港の便しかない、と言っていたのは団体客が次の便に予約していたからだとわかった。

ガラガラじゃなくて満席だったのね。

 

案内所のそばで群生するオダマキを発見。

こんなところにオダマキが、と驚きながらナラワラへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

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北海道 5 裏摩周展望台からホテルへ

2023年06月16日 | 旅行

裏摩周展望台という名は初めて聞いた。

弟子屈町側の第一、第二展望台の裏側にあることからこの名前があるそうだ。

https://www.town.kiyosato.hokkaido.jp/kankou/spot/uramasyuu.html

 

そういえば、裏磐梯は有名だが、表磐梯は聞かない。

表と裏は誰がどうやって決めたのだろう、不思議だ。

駐車場に着いて、トイレを探したのだが見当たらない。

と思ったら、左手にある建物がトイレだと運転手が教えてくれた。

表示がないので、初めての人はここがトイレだとはわからないと思う。

展望台へと登ると、眼下に摩周湖が見えた。

 

 

 

 

 

 

空も湖も山々も、どれもが美しい。

木々の間から見える湖面はキラキラと輝いていた。

 

 

 

 

あまり知られていない展望台なのか、人影はない。

景色を独り占め。

展望台を降りる時見えた湖の反対側には、山並みが勇壮な姿を見せていた。

以前は「霧の摩周湖」と言われるほど霧が多く、晴れた摩周湖を見られるのはラッキーだったのだが、最近はほとんど霧は出ないらしい。むしろ霧の摩周湖を見られる方がラッキーなのだそうだ。

温暖化のせいなのだろうか、地球は変化している。

この後はホテルに向かう。

盛り沢山の観光だった。

地元のタクシーは知られていない名所を案内してくれる。

それが旅の醍醐味でもある。

ホテルに着くと、次の日に予定している「トドワラ」への船の時間を問い合わせてくれていた運転手から「明日は8時半出航の船しかないそうです」と告げられた。

「7時半前にはホテルを出発します」

えっ、それでは6時半起きだ。寝坊しないように気をつけよう。

今回の運転手はサービスも良いし、滞りなく色々手配してくれる。

最終日の唖然とする出来事がなければ「いい運転手さんだったね」で終わるはずだった。

 

五時頃に着いたホテルは何というか、まあ、ビジネスホテルに近い。

私は足が悪いので、旅館は無理なのでいつもホテルに泊まる。

この街には他にシティーホテルはないと聞いていたので、このホテルにしたのだが。

部屋は一番広い部屋を予約したので結構広いが、スタッフが非常に少ない。

フロントは若い女性が一人だけ。

勿論案内するボーイはいない。

〇〇号室ですと鍵を渡されただけ。

ここに3泊かと思うと少しゲンナリしたが、仕方ない。自分で決めたホテルだ。

気を取り直して、エレベーターの場所を聞いて部屋へ。

部屋は広かった。

寝室と居間とダイニングテーブルがある部屋と。

嬉しいことに、トイレが二つある。

浴槽も大きい。

寝室の窓から外を見ようとしてカーテンを開けた時、いた!大きな蜘蛛が。

寝ている時にこんなのが落ちてきたら、と思うとぞっとする。

益虫とはいうものの、見た目が良くないので嫌われるのだが、それでもその蜘蛛は大きすぎた。

連れに退治してもらって夕食へ。

ネットの口コミサイトにも食事は美味しくないと書かれていたので、料理についてのコメントはしないことにする。

運転手の後ろの席で窮屈に座っていたので、腰が痛い。

お風呂に入って寝るとしよう。

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北海道 4 神の子池

2023年06月13日 | 旅行

神の子池へ到着。

車を降りて池周囲を散策しようと歩き出した時、確かに運転手は一緒だった。

ところが入り口付近で見失ってしまった。

それほど広い場所ではない。

周囲を見回すと、先に歩いていた女性のグループにそれらしき人がいる。

まだ今日会ったばかりで、顔を覚えるのが苦手な私は確信が持てなかった。

でも、こちらではなくあちらのグループに池の説明をしているようなので、別人だとその時は思った。我々の運転手はきっと車に戻ったのだろうと。

彼らの後ろからゆっくりと写真を撮りながら池の周囲を回った。

 

この池は摩周湖の伏流水からできている、というところから「神の子池」の名がついたそうだ。

透き通った青い水が神秘的だと説明を受けた。

 

 

 

透き通った水は美しい。

朽ちた木から新しい命も芽生えている。

 

 

小さな滝から聞こえる水が流れる音も、我々を癒してくれる。

 

倒木も多く、一部が池の中に沈んでいた。

そこには青い水が湛えられて、池の底までくっきりと見える。

 

 

 

 

だが想像していたのとは違った。

池全体ではなく、一部が青いのだった。

そのまま池を一周して入り口付近まで来たとき、先ほどのグループと別れてタクシーへ向かう人がやはり我々の乗ってきた運転手だと気づいた。

 

 

我々の顔を見ると、悪びれる様子もなく「これから裏摩周へ行きましょう」とにこやかに言った。

彼にとっては、客である我々ではなく関係ない別のグループの案内をすることは至極当たり前のことのようだった。

文句を言うようなことでもないし、これから旅行中はずっと案内してもらうのだしと、おとなしくタクシーに乗って裏摩周へと向かった。

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北海道 3 さくらの滝

2023年06月11日 | 旅行

景色を眺めながらサクラマスの遡上が見られるという「さくらの滝」へ。

車窓から見る景色で北海道は本当に広いとつくづくと感じる。

 

   

さくらの滝に到着。

 

詳しくは↓

https://www.kiyosatokankou.com/sakuranotaki.html

https://www.town.kiyosato.hokkaido.jp/kankou/spot/sakuranotaki.html

 

駐車場は整備されているわけではない。

自然のままに、というのがコンセプトのようだ。

駐車場の傍にはこんな白い花が咲いていた。

 

↑ コンロンソウかな?

 

丸太で土留めをしただけの階段を降りると、目の前に滝が現れる。

かなり滑りやすいので注意が必要だ。

数組の観光客が滝を眺めていた。

 

サクラマスが川を遡上しようと頑張っているが、成功する個体はあまりいない。

 

確率はどのくらいなのかはどこかで読んだ気がするが、定かではないがかなり低いと感じた。

 

 

 

     

 

ガンバレガンバレと応援したくなる。

今回の運転手さんは観光関係の資格をいくつか持っているようで、なかなか詳しい。

彼の案内で「神の子池」へ向かう。

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北海道 2 硫黄山とイソツツジ

2023年06月10日 | 旅行

釧路空港から北へ。

運転手さんに「白いツツジを見に行きますか?」と聞かれ、別に白いツツジは珍しくはないけれどと思いながらも、折角だからと向かうことにして正解だった。

私の知っている「白いツツジ」とは全く違う。

ツツジはツツジでもイソツツジ(エゾイソツツジ)だと後で知った。

硫黄山の麓に群落を作っているという。

 

 

 

 

イソツツジとは

 亜高山帯~高山帯の湿原などに群生する常緑小低木。花は白色、手まり状に集まって美しい。ただし、花の蜜は毒性が強いので注意。他の植物が生えないような酸性土壌(酸性湿原や噴気孔近くの裸地)によく生育する。(樹木シリーズより)

http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/116-iso/iso.html

火山国日本では、どこにでも硫黄山はある。

箱根ではかなり硫黄の匂いが強いが、ここは山から離れていることもあって、微かに硫黄の匂いがする程度だ。

硫黄山については↓

https://www.masyuko.or.jphttps:/www.masyuko.or.jp/introduce/iouzan/

 

 

白い土の部分は硫黄?

 

     

 

お天気も良く、遠くに見える山並みが空に映える。

イソツツジの群落を後にして、マスの遡上が見られるという「さくらの滝」へ。

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