彼女はキレイだった

彼女はキレイだった。（全２０話）

容姿も冴えなく、就職もなかなか、決まらずにアルバイトに明け暮れる彼女に

転機が…、

何事にも一生懸命前向きに対応する明るい性格が、やがて、彼女にも幸せをもたらした。








小学生の頃は、裕福で、可愛くて、勉強も出来たキム・ヘジン（ファン・ジョンウム）

しかし、ある時父親の会社が倒産し、困窮生活に…

その後は、アルバイト生活…学力は低下した。

一流大学には入れなかったけど、何とか大学も卒業し…

思春期には父親の遺伝か、顔にそばかすが広がる赤ら顔に…、

そんなヘジンに学資の返済金と、就職浪人という、惨めな青春が…




やっとの思いで、有名なファッション誌THE MOSTの、臨時雇いに採用された。

毎日が、戦場のような忙しさ、雑用係で憶えることも多い…


そんなある日、小学校の初恋の相手、チ・ソンジュン（パク・ソジュン）

から、１５年ぶりに連絡が来た。引っ込み思案で小心者だった、彼には唯一の

友達で、ヘジンの優しさが母親を亡くした寂しさを癒してくれたのだ。



ヘジンは懐かしくて、彼に会いたかったが、

イケメンになったソンジュンの姿を見て、ふと、今の自分に、

自信を無くした…彼の記憶にはあの頃の、可愛くて、優秀な彼女が居るはず…

今のこの、醜い赤ら顔の姿を見せたくなかった。

ヘジンは十年間同居をしている、親友のミン・ハリ（コ・ジュン）に

身代わりを頼むことにした。彼女は優秀なホテリアで、

おまけにスタイル抜群な美女だった。一度だけ会って、後は、

会わないようにすれば、何とかなるはず…






親友のハリは任せて…と出かけた。

彼と再会を無事に果たした、ヘジンのハリ…上手く、

留学をするのでもう、会えないと誤魔化してくれた。





安心したのもつかの間、思わぬところで、ヘジンは彼と会ってしまった。

なんと、ヘジンの職場、THE MOST　の副編集長として、新任してきた。

彼はグローバルファッションマガジン NY本社の主席エディダーで

本社から最若手のリーダーとして、指名されたのだ。

しかし、彼はヘジンに会っても全く気がつかない…

それどころか、まったく鈍くさい女だな…という目で彼女を見た。

それというのも、彼に驚いて慌てたヘジンがへまをしたからだったが…




ヘジン達の編集部にいるキム・シニョク（チェ・シウォン）



彼は自由人…他人に気を遣わず、云いたいことは全部云う…何でも面白がる…

本心を表さず、ミステリアスな人物…




彼はヘジンがいつも、ドジをするので、面白がって、からかうが…

そのうち、一生懸命な彼女を可愛いと、思うようになる。





この、編集部の編集長というのが変わった人で、毎日派手なファッションで

顔を見せるが、私はお飾りよ…実践は副編集長に任せてるから…



でも、この編集長ヘジンを見て、オーマイガット～！あなた、MOST　に似合わない…

ファッションを変えなさい…あまりにも、ヘジンの姿がダサイので…

責任を任されたチ・ソンジュン何事も独断で決めた。

必ず、売り上げ１位をとらなければ、ならないと…



社員に厳しく接した。みんなは彼を敬遠した。

が…彼は気にしない…今までもずっと、そうだった。勉強一筋、そして、仕事一筋…

そうして、ここまで上り詰めてきたのだ。



彼の補助をするヘジンの相変わらず、間抜けな失敗に

苛つくソンジュンだが…



あまりに冷たい彼に頭に来たヘジン飲み会の時に酔って、私はキム・ヘジンよ。

と言ったが、彼は全然気がつかず、同姓同名だと、それが何か？…と

彼はミン・ハリをヘジンだと信じていたから…

そのミン・ハリとソンジュンはばったり会ってしまった。



慌てたのはハリだ。留学をしたのでは…と聞かれて延期になったの。

と、言い訳をしたが、内心ドキドキ…

断り切れずに次の約束をし、何度か会ううちに、ハリは彼に惹かれていく。

それは、ハリの家庭問題で辛いときに、彼と会って慰められたからだった。

いけない、ヘジンでは無いことを話さなければ…と思いつつ…

ヘジンにも彼と会っていることは話していなかった。



ヘジンは仕事の失敗で落ち込むと、キム・シニョクにユーモアで慰められ、

飯をおごってよ。と憎めない茶目っ気に、もう～～と文句を言いつつ

彼におごった。









キム・シニョク…気になる存在です。