現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第69回:フィクション

2016-12-01 07:30:46 | 日記

「小池百合子東京都知事と森五輪組織委員長のギクシャクした関係は何とかしないと」

 Nはテレビのニュースを見ながら呟いた。

「このまま東京五輪開催までこのぎくしゃくした関係が続いたらたまんないよね」

「国民に関係修復をアピールして欲しいなあ」

「そうだ、これ以上主導権争いをして欲しくない」

 仲間が口を添える。

「小池百合子東京都知事は海外での評価が高い」

「知っている」

「光り輝いているとの評価だ」

「稲田朋美防衛大臣の評価も高くなって来ている」

 みんな顔を見合わせた。

「日本女性は素晴らしいのだ」

 Nはニヤリとして仲間を見た。

「この二人発言がブレないからなあ」

 Nはこう言って満足そうに首を立てに振った。


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