広島人文芸:二宮冬道小説:ある女医の遺書第35回 2012-01-18 02:39:50 | 日記 目の前で由紀は真理の愛し方を忠実に守り久幸を愛してくれている。 ガンに侵され余命いくばくもない真理にとっては嬉しい事である。だが真理の女の部分がそれを拒む。 真理は涙をこぼした。 「これはうれし泣きなんだ」 こう自分に言い聞かせた。 だが、 「悔し泣き」 この心が潜んでいる事も否めない。 「気持ちを鎮めて」 こう真理は自分に言い聞かせたがだめだった。 裸になり、 「私にも久幸を愛させて」 と最愛の人にむしゃぶりついたのだった。 « 1月17日(火)のつぶやき→1番RT... | トップ | 1月18日(水)のつぶやき »
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