フランスのレジスタンスの小説。
このフィクションの<英雄>のモデルは、歴史学者でレジスタンス活動をし、ナチスに銃殺されたマルク・ブロックがモデルだという。
彼はストラスブール大学で教鞭をとっていた。
ストラスブールは、ドイツとの国境の町である。
ナチスヒトラーへの抵抗運動等々、いろいろ本を読んできたが、オランダ中心だったために、今ごろ、フランスレジスタンスの本を読みあさっていある。
フランスは、本当にレジスタンスの国だ、とつくづく思う。
私が、パリへ行ったとき、地下鉄もタクシーもストをやっていて、しかも雨に風のひどい日で、どこからパリに着いたのか忘れちゃったけど、パリ東駅から事前に予約したホテルのあるバスティーユまで、どうやって行こうかと、茫然と佇むばかりだったことを思い出す。
それでも、ずぶ濡れになって、ようやく誰かが降りた個人タクシーに乗り込むことができて、乗ったはいいけれど、メーターもついていなくて、挙げ句にデモのためにホテル近くまでは行けないと言われ、降ろされてから15分ほど、雨と風のなか、石畳みをキャリーケースを引きづりながら、iPadを手に歩いた。
その時にものすごい長い橋を渡ったんだけど、その橋の下に流れているのがセーヌ川だと、翌日に知った。
それで、ホテルに辿り着いたら、道の向こうで、デモと催涙弾のような煙が見えて、「ああ、パリ、バスティーユだ」と思ったものだ。
フランスは、いつの時代も、そんな国なような気がする。
それにしても、ナチスドイツへの抵抗活動は、本を読む限り、オランダとフランスでは、雰囲気が全然違う。
これって、なんだろう。
<追記>
ブログをupしてから、あの長い橋の名前はいったいなんだったんだろうと思い、今更だけどグーグルマップで調べたら、シャルルドゴール橋だった!!
風雨のなか、その橋を渡ったら、すぐにリヨン駅があった。
シャルルドゴール橋に、間違いない!
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