鎌倉評論 (平井 嵩のページ)

市民の目から世界と日本と地域を見つめる

マンガの流行は日本人をバカにする.  言語の概念力が衰えること明白

2017-06-11 13:26:29 | 日記

現在日本ではマンガ、アニメが大流行し、大人の週刊誌や硬い月刊誌にも大スペースを取って掲載される有様である。マンガg思想や観念の表現手段として認められ、言論界に侵入してきた形だが、誰も言わないながら、筆者はこのことに強い強い危機感を持っている。

言うまでもないがマンガは絵によって感情や人格を表現する。優秀な漫画家はかなり人間内面動きや人格を表現している。

しかしそこに欠落するのは言語概念の存在である。マンガにも科白の部分や欄外に言葉を使って説明して老いる場合もある。だがそれは書籍に比べると微々たるものだ。

マンガばかり見ている脳は言語概念の蓄積やその運用が不得手になってくることは間違いない。人間精神は言葉によって成り立っていることを考えると、脳内の言語概念の劣化は、人間の劣化に即つながるものだ。

概念が言語として固定され蓄積されないではもやもやした感情や思考が言葉として外に排出されず、やるせない表現欲の鬱積が感情になって噴出するのではないかと思える。

言葉の使用が訓練されていないと、もやもやした感情圧力が強くなり、理性的排出ができなくなる。理性とは言語操作によって生ずるものだ。つまりマンガに頼った脳は理性的思考ができなくなる。要するにバカになるのではないか。

マンガはあくまで娯楽に留めるべきだ。マンガによる歴史書とかマンガによる科学書があるが、マンガによって思想や概念を表現することはやめるべきだ。筆者はマンガを見ていると頭が空っぽになっていくような気がする。

  

 


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