滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2017.06.17 比良山/堂満岳・釈迦岳

2017-06-17 10:19:42 | 比良の山
2017.06.17[イン谷口〜堂満岳東尾根〜堂満岳〜南比良峠〜大橋〜毘沙門滝〜金糞峠〜北比良峠〜釈迦岳〜涼峠〜楊梅の滝入口]北比良峠よりwith Sさん
※堂満岳東尾根は一般登山道ではありません!

 金曜日の夜になって山友のS氏に連絡すると、あすは自己最長距離に挑戦するという。楊梅の滝入口から釈迦岳・八雲ヶ原・武奈ヶ岳経由で坊村に一旦下りて、白滝谷・木戸峠・比良岳・烏谷山・金糞峠・釈迦岳そして楊梅の滝入口というコース。ん〜ちょっと私には無理かも。それでは途中参戦するということに。イン谷口から登って縦走路を南へ、そうすれば比良岳か汁谷かその辺りで会うだろう、それからいっしょに北に縦走、楊梅の滝入口まで。
しかし私のスタートが遅かったので、イン谷口から金糞を通らず、どうしたら最短で縦走路に乗れるだろうかと考え、正面谷上の駐車場のトイレ裏から尾根を伝って堂満岳に一旦登り、南比良峠に直線で下りようということに。
 さてトイレ裏から荒れた植林地の急斜面を登ると林道と出会った。林道を横切り急斜面を登るとまた林道と出会った。林道を横切り再び急斜面を登る。今度は林道と出会わなかった。よかった。面白くない尾根を登り植林地から自然林に変わると傾斜は緩やかになり、ノタノホリ経由の登山道に合流する。この間ところどころ薄い踏み跡がある程度。
 岩が出てくると私のお気に入りの場所。変形ブナの森。いつもの木の写真をいつも通りに撮り、ひと息登ると堂満岳山頂。空気は澄んでいるが東の展望はイマイチ。ドウダンツツジがまだ咲き誇っている。ここでS氏に連絡。坊村でジャムトーストとアイスコーヒーを飲んでいるとのこと。ちょっとうんざりしてるらしく、白滝谷を登ろうか、奥深沿いの道を登ってショートカットしようか悩んでいる様子。この先お互いに携帯の通じない地域に入る為、このまま南に縦走しても奥深を登ってくると出会えないことになるので、私は大橋に向かうことにする。
 堂満から真っ直ぐ南比良峠に下りようとするが、シャクナゲジャングルに辟易。仕方なく迂回して一般登山道利用。南比良峠より大橋に向かう道に入ると緑の美しいところ。シダなどの下草が特に美しい。水が流れ出すと巨木が現れ始める。S氏が牛コバから九十九折れを登ってくるにももう少し時間がかかるので、ゆっくりと写真撮影しながら歩き、毘沙門滝へ。ここで昼食として待つことに。花崗岩の大岩と新緑それに太陽を反射してキラキラ輝く水面が眩しい。
 さてさて、もしかしたらS氏は白滝谷方面に行ったのかなと思うようになってきた。そうするとここを通らないことに。さてどうしようか。大橋からスリバチ山に直登して烏谷で待とうか。でもきょうは撮影日和。ゆっくり金糞から北比良峠に行くことに。堂満で2人の登山者に会って以来、ぐるっと回って金糞峠までは誰にも会わず。その金糞峠、北比良峠は人だらけ。比良山も人気のある場所とそうでないところの差が激しい。いいところがいっぱい比良にはあるのに、大半の人はおきまりの所しか知らない。もったいないことだ。
 金糞峠でようやく連絡がつく。現在烏谷山とのこと。やっぱり白滝谷を登ったんですね。北比良峠で昼寝して待っているとS氏が現れた。まだまだ元気だ。恐れ入ります。さてここから2人でさらに北に向かって縦走。私はようやくハイペースで歩くことに。カラ岳を越え釈迦岳へ。さらに急坂を下っていく。ヤマツツジ、タツナミソウが美しい明るい尾根だが、如何せん雨が降ってなく乾いた花崗岩質のザレ道は辛い。乾いているより湿っている方が歩きやすいかも。大石、ヤケ山を越えると小岩ごろごろの歩きにくい道を下るのみ。
 S氏はほぼ12時間歩きづめ距離は推定34.8㎞お疲れ様でした。



堂満岳東尾根の踏み跡程度の道で見つけました。


ハイノキの花


堂満岳直下の変形樹の森。いつもこの木の写真を撮っている。


堂満岳より。東は遠く霞んでいて残念。


サラサドウダンの花がまだ咲いていました。


サラサドウダン。今年はあたり年だったようです。もう半分近くの花は落ちていますが。


サラサドウダン。サラウドンではございません。もうええってか


ヤマツツジの花


堂満直下の縦走路にて


南比良峠にて


南比良峠から大橋に向かう道は、通るだけで全身が緑に染まりそう。


下生えの非常に美しいところです。


眩しい


下生えの美しいお気に入りの場所は比良岳南側とここ


大岩を抱え込んで成長した木


苔も美しい


大橋が近づくとこの木に出会えます。


この木も毎回写真を撮っている。


大橋から南比良峠に向かって登るとこのように見えます。


毘沙門滝。大岩に遮られて全体を見ることはできない。


ここで昼食。いつまでも居ていたい場所です。


イトトンボが目の前を飛び交っていました。


後ろから近づくとなかなか逃げません。


毘沙門滝にて


毘沙門の滝の上にて(高速シャッター)


毘沙門の滝の上にて(スローシャッター)


毘沙門岩


毘沙門岩付近のスギの大木。レンズに水滴が付いちゃってました。


大きな木の多いコースです。


モミの大木、奥深徒渉点近くのモミの巨木は枯れてしまったので、こちらの木にはいつまでも元気でいてほしい。


モミの木を見上げる


サワグルミの木


逆光で見上げると若葉はこんなにも美しい


タニウツギはもう時期的には終わりだが、一部まだ花を残していた。


金糞峠下のタニウツギ


北比良峠に向かう稜線から見た堂満岳


ベニドウダンの花


北比良峠に向かう稜線にて


北比良峠に向かう稜線にて


北比良峠に向かう稜線で一際を異彩を放つ木


前山から若狭方面の山を望む


北比良峠より武奈ヶ岳を望む(右奥)


北比良峠は登山者の憩いの場


北比良峠より琵琶湖を見下ろす


この辺りは飛行機の進路変更の地点なのか


さてさてこれは何でしょう。
まるで荒野のサボテンのようですが、松の雌花です。


フジハゲの頭付近より南を望む。随分と霞んできた。


朽木の山を望む


タツナミソウの花をところどころで見かけた。


これはハナニガナ。通常のニガナは花びらが5~6枚、それ以上はハナニガナで7枚から10数枚までバリエーションがある。


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