イギリスはやっぱりマズい

イギリス生活の不満を世界の裏側で叫ぶ

金づるを駆逐する国

2005-02-08 22:38:13 | イギリス暮らし
 ここを見てくださっている方には学生の人もいるかもしれないので…。

 あなた、BBCのサイトによると、学生ビザ申請料が4月からほぼ2倍になるそうですよ。
 郵送だと250ポンド(5万円)、ホームオフィス(内務省)に出向いてその場で取得するのだとなんと500ポンド(10万円!)もかかるそうですよ。それも、却下されても返金されないんですよ。
 こここ、こんなことまでしてこの国で学生したい人いるんですかね。いるか…
 私が学生だったら出せませんでしたよ。500ポンドっていえば、留学生の2か月分くらいの家賃だそうですから。

 この国何考えてるんでしょ。ここのベッカムじゃないですけど、この国は「英語は地球語!」という幻想からかなり恩恵を受けているんですよ。つまり、語学学校などの教育機関に留学生が落としているお金で儲けている部分が多いのです。そんなことは政府も百も承知のはずなのに…。
 当然、大学などは大反対しています。
 学生以外のビザ申請は335ポンド(6万7000円)だそうで、私もひとごとじゃありません。

 しかし、500ポンド出すのに見合った仕事をしてくれるんならまだしも、政府機関のくせに外国人にとっては大事な大事なパスポートを無くしたりするいい加減なやつらですからねえ、ホームオフィスは。昔学生ビザの延長でパスポートをホームオフィスに送った人が、パスポートをなくされ、抗議して無理やり永住権を強奪したとかいう伝説まであるそうです。
 早くビザが更新したい人は直接ホームオフィスまで出向くのですが、これが外で3時間、中で1時間とか待ったりもするそうで(予約もできるが、これもかなりめんどくさいらしい)。じゃあ郵送で申し込めばいいじゃん、と思うかもしれませんが、忘れちゃいけません、この国の郵便局はあの郵便物を無くすので名高いロイヤル・メール! ホームオフィスが無くさなくても郵便局が無くすかもという心配をしなければなりません。何せ、書留にあたるregistered mailで出してもなくなるときはなくなりますからね。
 ほんと、OECDから脱退したほうがいいんじゃないでしょうか。