イギリスはやっぱりマズい

イギリス生活の不満を世界の裏側で叫ぶ

チャールズの再婚

2005-02-12 10:29:43 | イギリス人てこんな人々
 午前中ばたばたと忙しくて呆けてたら、日本からメールをもらって知ったという具合でした(汗) しかし、なんで日本人てこんなに英国の王室が気になるんでしょうね。

 「こっちに迷惑がかからない限り、他人が何をしててもいい」(だって、いちいち構ってる暇ないじゃん!)と思うほうなのですが、王族ともなるとみんな無視するわけにはいかないみたいで。
 要するに、
1「未来の王である彼は王らしく、私生活を犠牲にしても王族らしく生きるべきだ」
という考えと、
2「未来の王でも個人の幸せを追求していいはずだ。時代は変わったのだ」
という考えに分かれている気がします。
 国民の生活が安定することを祈って、あえて結婚しない王もいたんだそうで…。

 1のような考えを持つ人々にとって、日本の皇室は理想かもしれませんね。
 1の人々も、「個人の幸せを追求したいっていうんならしてもいいけど、その場合王位はウィリアムに継いでもらうよ」という人も多いらしい。今日の世論調査ではついに、「次の王にはウィリアムがなるべき」と答えた人がチャールズを上回ったそうですから。

 賛成派と反対派がほぼ二分しているらしいですけど、少しでも反対の声を抑えるため、結婚式はウィンザー城でやるとか、カミラは皇太子妃の意味のPrincess of Walesの称号ではなくDuchess of Cornwall(コーンウォール伯爵)の称号をもらうこと、チャールズが王になってもQueenではなくPrincess of Consort(意味としては同じだけど)の称号にするとか、苦肉の策をいろいろ考えてるそうです。

 まあ私に口を挟む権利はないんですけど、二人の王子はどう考えてるんだろうと思います。そりゃ、お父さんには幸せになってほしいと考えてるでしょうけど、相手が相手、お母さんとの離婚に追い込んだ人ですからね。


ダイアナ妃「私たちの結婚には3人がいた。ちょっと混みすぎだった」
(3人とは、チャールズ、ダイアナとカミラのこと)


 ダイアナ妃は、彼女を王族から追い出したいと考える人々によって暗殺されたという説もあるし。そういう意味では、彼らのお母さんは王族に殺されたとも言えるわけです。真実のほどはわかりませんけど。
 しかし、チャールズは30年もカミラに首っ丈みたいですが、どこがそんなにいいのかねえ。
 ほんと、ダイアナと結婚する前に決断してりゃこんなことにはならなかっただろうに。そんなことはわかってるか。

 結婚式は4/8になりそうですが、休みにはならんのだろうな。

(写真は、カミラがチャールズに贈られた指輪。亡くなったクイーン・マザー、エリザベス女王のお母さんでチャールズのおばあさんのものだそうです。お値段は50万ポンド…9800万円)