横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

放射能

2011-03-24 08:13:50 | 院長ブログ

 昨日は久しぶりにガソリンを入れられました。ガソリンスタンドに行こうと思ったら、エンジンがかからなくてJAFを呼んだというおまけつきでしたが。バッテリー上がりを心配して、先日短時間エンジンをかけたのですが、短時間すぎてかえってよくなかったと言われました。

 また昨日は、放射能を心配する親族からメールがありました。私は一般の方よりは多少知識があるとは思いますが、放射線の専門家ではないので、以下はあくまで親族に対する個人的な答えと思ってください。専門家から見ると、おかしなところがあるかも知れません。

 まず、何十キロも離れていれば、福島原発の放射線は届きません。

 微量の放射性物質(放射線を出す物質)は、百キロでも飛んできます。スギ花粉と同じです。でも今飛んでいる花粉と比べれば、全く微量です。

 ベクレルという単位は実は今まで知らなかったのですが、放射能の量を表すとのことです。東北や茨城の野菜も、東京の水道水も、検出された量は微量で、長期間大量に摂取し続けなければ大丈夫な量です。また物質ですから、洗い流して減らすこともできます。これも花粉と同じです。 

 私は、副鼻腔炎の検査にできるだけレントゲン検査を行わず超音波検査を用いていますが、1回のレントゲン検査が危険だというわけではありません。あくまで、より危険のない方法、頻回に行ってもより心配のない方法を選んでいるだけです。国の放射線被曝の基準も、より危険のない側で基準値が決められているので、かえって心配を招いているようですが、もう少し甘い基準値でも大丈夫なぐらいです。

 シーベルトは生体への被曝の大きさの単位。何もなくても人は、自然環境からの放射線を浴びています。もともと誰でも、いつでも、被曝しているのです。宇宙からもコンクリートからも放射線が出ていて、平均すると年間2.4ミリシーベルト程度だそうです。飛行機に乗ると、地上の100倍の宇宙線を浴び、日本アメリカと往復すると、0.2ミリシーベルトだそうです。単純レントゲンは0.05ミリシーベルト、CTが0.5から20ミリシーベルトです。

 ベクレルをシーベルトに換算するのは、放射性物質の種類によっても、体内への取り込み方(野菜や水なら経口接種)によっても、係数が違うらしいのですが、シーベルト/ベクレルの係数はx10-8やx10-9のレベルなので、1リットルに100ベクレルと言っても、0.002ミリシーベルトぐらいです。

 微量の放射線であれば、たとえDNAが損傷してもすぐ修復されるそうです。

 はじめに体に障害(白血球減少)が出るのは、250ミリシーベルト。ただし、これは一度にまとめて受けた場合で、長期間にわたって少しずつ受けた場合は、もっと大丈夫です。

 要するに、私たちが現段階で放射能を心配する必要はあまりなさそうです。

 福島原発の現場で、今働いている人たちは違います。このような作業で許される被曝の限界は、本来100ミリシーベルトだったのが、緊急的に250ミリシーベルトに引き上げられて、ぎりぎりまで作業を行っているのです。彼らは、限界まで被曝するのを承知の上で、私たちの安全のために、懸命に努力を続けてくれています。本当に頭が下がります。
 これだけの大災害に直面し、多少の混乱や遅れはあっても、今のところ国の発表に大きな間違いは、ありません。いろいろな情報が出回っていますが、惑わされないようにしたいものです。
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