HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

KENNY GARRETT 「BEYOND THE WALL」

2006年10月16日 20時52分00秒 | CD
今日も秋晴れ。日中はちょっと気温が上がって暑さを感じましたが、空が高くて気持ちのいい一日でした。

さて、月曜日のお楽しみのCDハンティング。今日も横浜のレコファンに行きました。

【今日の収穫】
●KENNY GARRETT 「BEYOND THE WALL」(写真)
ケニー・ギャレットの新作です。本作は全9曲全てケニー自身の作曲で、マッコイ・タイナーにトリビュートされたアルバムのようです。ジャケットには万里の長城、一部の曲には二胡の演奏や僧侶達の声明の声が使用されていて、かなり東洋に傾倒した作品です。彼は昨年中国を訪問しており、その時の印象が相当強かったようです。そう言えば彼自身かなりの日本通で、日本語もペラペラだということは結構知られています。
しかし今回のアルバムは全編東洋一色かと言うと、決してそうではなく、むしろ全体的にはコルトレーン・サウンドに近いものを感じます。テナー・サックスにファラオ・サンダースを迎えていることもそう感じさせる一因でしょうが、ファラオのプレイはコルトレーンと競演していたころのようなアグレッシブなものではなく、ノーマルで聴きやすい演奏です。そして、ケニー・ギャレットのアルトもいつもながら素晴らしい音色とテクニカルなプレイで、ぐいぐい引き込まれてしまいます。
当分は繰り返し愛聴するアルバムになると思います。

《Personnel》
KENNY GARRETT (as)
Pharaoh Sanders (ts)
Mulgrew Miller (p)
Robert Hurst (b)
Brian Blade (ds)
Ruggerio Boccato (per)
Mobby Hutcherson (vibe) etc.

《Song Title》
1.CALLING
2.BEYOND THE WALL
3.QING WEN
4.REALIZATION(MARCHING TOWARDS THE LIGHT)
5.TSUNAMI SONG
6.KISS TO THE SKIES
7.NOW
8.GWOKA
9.MAY PEACE BE UPON THEM

「輸入盤(国内盤なし)・新品同様」納得の1,260円でした。