３連休明けの火曜日、ただでさえ週の始まりは「ブルー」ですが、３連休は音楽三昧で思いっ切り楽しみまくったので、今日は特に憂鬱。
ところが気持ちとは裏腹に空は抜けるような快晴、同じ「ブルー」でもこっちは見事に爽やか。
さて週初めは恒例の会議があるので、いつものように横浜へ。そして、帰りはいつもの通りＣＤハンティング。
【今日の収穫】
●Jaco Pastorius Big Band 「Word Of Mouth Revisited」(写真)
ジャコ・パストリアスについては、今更紹介の必要もないでしょう。ベース界のチャーリー・パーカーとも呼ばれるジャズ・ベース奏法のイノベーターです。
ジャコの演奏はウェザー・リポート参加時代のものが最も有名ですが、ウェザー・リポート在籍時後半からは、独自の音楽世界を追及すべく自身のビッグ・バンドを編成して活動を始めます。始めはウェザーのリーダーであるジョー・ザビヌルには内緒で活動を開始したそうです。最初のアルバムのタイトルは「Word Of Mouth」。これが出たときは本当に衝撃的でした。ウェザー・リポートのユートピア的な音楽世界とは全く様相が異なり、刺激的で激烈な音の塊りがスピーカーから飛び出してきて、顔面を叩かれたようなショックを受けました。参加ミュージシャンの人数も相当多いように思われましたが、一般的なビッグ・バンドの編成とは異なり、ハーモニカやスチール・ドラムなど変則的な編成で、ジャコ独自の音世界を創造していました。その後ジャコ・パストリアス・ビッグバンドは1982年に来日公演を行い、ライブ・アルバム「TWINS Ⅰ&Ⅱ」という２枚組ライブ・アルバムを残します。このバンドの公式ライブ盤は長いことこの作品だけでしたので、海賊盤が色々と出回ったものです。しかし近年、1981年12月1日彼の30歳の誕生日にフロリダで行われたバースデイ・コンサートの模様が収められたアルバムが発表されて話題となりました。
ジャコ自身の参加した「ワード・オブ・マウス」ビッグ・バンドの公式アルバムはこの３種類しかありません。彼独特のフレットレス・ベースの音色とビッグ・バンドの重厚なサウンドの融合は他では聴けないユニークでスリリングなもので、もっと色々と聴いてみたいという欲求不満感をずっと抱いていたものです。
2003年のある日ジャコ・パストリアス・ビッグ・バンドのニュー・アルバムが発売されたと聴き驚いたのですが、当然ながらベースはジャコを信奉する他のベーシスト達が客演していると聞いて「な～んだ」とがっかりしてしまい、手を出せずにいたのがこのアルバムでした。
今日「レコファン」の店頭でこのアルバムが並んでいるのを発見して、久々にあのサウンドを聴いてみたくなり、購入することにしました。結果は・・・「大正解！」。ジミー・ヘイスリップ、リチャード・ボナ、ビクター・ベイリー、クリスチャン・マクブライドなどのジャコ・フォロワー達が、ジャコの目指した音楽世界を忠実に再現しながらも、それぞれの個性を見事に発揮しています。もしジャコが生きていて、このバンドの演奏を聴いたら、きっとニヤニヤしながら得意のカニ歩きダンスを見せてくれたことでしょう。
《Bassists》
2. Havona-Jimmy Haslip
3. Teen Town-Victor Wooten
5. Punk Jazz -Richard Bona
7. Barbary Coast-Gerald Veasley
8. Killing Me Softly -Jeff Carswell
10. (Used to Be A) Cha Cha-Victor Bailey
11. Wiggle Waggle-Jaco Pastorius
13. Continuum -Jimmy Haslip
15. Elegant People-Gerald Veasley
16. Opus Pocus -Dave Pastorius
18. Domingo -Victor Bailey
19. Forgotten Love-Christian McBride
21. Punk Jazz Revisited-Marcus Miller VARIOUS ARTISTS
《Song Title》
1. Jaco Speaks (Pastorius)
2. Havona (Pastorius) - 5:20
3. Teen Town (Pastorius) - 4:11
4. Jaco Speaks (Pastorius)
5. Punk Jazz (Pastorius) - 5:04
6. Jaco Speaks (Pastorius)
7. Barbary Coast (Pastorius) - 5:54
8. Killing Me Softly (Ellis/Pastorius) - 4:23
9. Jaco Speaks (Pastorius) -
10. (Used to Be A) Cha Cha (Pastorius) - 6:54
11. Wiggle Waggle (Hancock) - 5:47
12. Jaco Speaks (Pastorius)
13. Continuum (Pastorius) - 3:22
14. Jaco Speaks (Pastorius)
15. Elegant People (Shorter) - 6:30
16. Opus Pocus (Pastorius) - 5:15
17. Peter & Jaco Speak
18. Domingo (Pastorius) -6:45
19. Forgotten Love (Pastorius) - 4:02
20. Jaco Speaks (Pastorius)
21. Punk Jazz Revisited(Miller/Pastorius) - 6:35
「輸入盤・新品同様」まずまずの1,365円でした。
ところが気持ちとは裏腹に空は抜けるような快晴、同じ「ブルー」でもこっちは見事に爽やか。
さて週初めは恒例の会議があるので、いつものように横浜へ。そして、帰りはいつもの通りＣＤハンティング。
【今日の収穫】
●Jaco Pastorius Big Band 「Word Of Mouth Revisited」(写真)
ジャコ・パストリアスについては、今更紹介の必要もないでしょう。ベース界のチャーリー・パーカーとも呼ばれるジャズ・ベース奏法のイノベーターです。
ジャコの演奏はウェザー・リポート参加時代のものが最も有名ですが、ウェザー・リポート在籍時後半からは、独自の音楽世界を追及すべく自身のビッグ・バンドを編成して活動を始めます。始めはウェザーのリーダーであるジョー・ザビヌルには内緒で活動を開始したそうです。最初のアルバムのタイトルは「Word Of Mouth」。これが出たときは本当に衝撃的でした。ウェザー・リポートのユートピア的な音楽世界とは全く様相が異なり、刺激的で激烈な音の塊りがスピーカーから飛び出してきて、顔面を叩かれたようなショックを受けました。参加ミュージシャンの人数も相当多いように思われましたが、一般的なビッグ・バンドの編成とは異なり、ハーモニカやスチール・ドラムなど変則的な編成で、ジャコ独自の音世界を創造していました。その後ジャコ・パストリアス・ビッグバンドは1982年に来日公演を行い、ライブ・アルバム「TWINS Ⅰ&Ⅱ」という２枚組ライブ・アルバムを残します。このバンドの公式ライブ盤は長いことこの作品だけでしたので、海賊盤が色々と出回ったものです。しかし近年、1981年12月1日彼の30歳の誕生日にフロリダで行われたバースデイ・コンサートの模様が収められたアルバムが発表されて話題となりました。
ジャコ自身の参加した「ワード・オブ・マウス」ビッグ・バンドの公式アルバムはこの３種類しかありません。彼独特のフレットレス・ベースの音色とビッグ・バンドの重厚なサウンドの融合は他では聴けないユニークでスリリングなもので、もっと色々と聴いてみたいという欲求不満感をずっと抱いていたものです。
2003年のある日ジャコ・パストリアス・ビッグ・バンドのニュー・アルバムが発売されたと聴き驚いたのですが、当然ながらベースはジャコを信奉する他のベーシスト達が客演していると聞いて「な～んだ」とがっかりしてしまい、手を出せずにいたのがこのアルバムでした。
今日「レコファン」の店頭でこのアルバムが並んでいるのを発見して、久々にあのサウンドを聴いてみたくなり、購入することにしました。結果は・・・「大正解！」。ジミー・ヘイスリップ、リチャード・ボナ、ビクター・ベイリー、クリスチャン・マクブライドなどのジャコ・フォロワー達が、ジャコの目指した音楽世界を忠実に再現しながらも、それぞれの個性を見事に発揮しています。もしジャコが生きていて、このバンドの演奏を聴いたら、きっとニヤニヤしながら得意のカニ歩きダンスを見せてくれたことでしょう。
《Bassists》
2. Havona-Jimmy Haslip
3. Teen Town-Victor Wooten
5. Punk Jazz -Richard Bona
7. Barbary Coast-Gerald Veasley
8. Killing Me Softly -Jeff Carswell
10. (Used to Be A) Cha Cha-Victor Bailey
11. Wiggle Waggle-Jaco Pastorius
13. Continuum -Jimmy Haslip
15. Elegant People-Gerald Veasley
16. Opus Pocus -Dave Pastorius
18. Domingo -Victor Bailey
19. Forgotten Love-Christian McBride
21. Punk Jazz Revisited-Marcus Miller VARIOUS ARTISTS
《Song Title》
1. Jaco Speaks (Pastorius)
2. Havona (Pastorius) - 5:20
3. Teen Town (Pastorius) - 4:11
4. Jaco Speaks (Pastorius)
5. Punk Jazz (Pastorius) - 5:04
6. Jaco Speaks (Pastorius)
7. Barbary Coast (Pastorius) - 5:54
8. Killing Me Softly (Ellis/Pastorius) - 4:23
9. Jaco Speaks (Pastorius) -
10. (Used to Be A) Cha Cha (Pastorius) - 6:54
11. Wiggle Waggle (Hancock) - 5:47
12. Jaco Speaks (Pastorius)
13. Continuum (Pastorius) - 3:22
14. Jaco Speaks (Pastorius)
15. Elegant People (Shorter) - 6:30
16. Opus Pocus (Pastorius) - 5:15
17. Peter & Jaco Speak
18. Domingo (Pastorius) -6:45
19. Forgotten Love (Pastorius) - 4:02
20. Jaco Speaks (Pastorius)
21. Punk Jazz Revisited(Miller/Pastorius) - 6:35
「輸入盤・新品同様」まずまずの1,365円でした。