渤海湾で大演習
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20131207/1386421365
軍事評論家=佐藤守のブログ日記
一部転載、させていただいた記事です
2013-12-07
共産独裁国の内ゲバか?
国会で「防空識別圏」や「秘密保護法」で騒いでいる時か!とあきれてしまう。
「防空識別圏」と「領空」と「飛行情報区」の区別もつかない記者たちが、
防衛大臣に向かって意味不明な質問をしているさまに、大昔の
空幕広報室長時代を思い出す。
元戦闘機のりの私が「株価の予想」を書くようなもので、基礎知識がない
記者たちが、専門分野に挑む?のだから、多少は値引きしておくにしても、
そんな“いい加減な”記事を読まされる読者はたまったものじゃない。
「秘密保護法」に関しても、普段「記者クラブ」に提供される“わけ前”
に与っている彼らが、「保護法」ができると食っていけなくなるから
騒いでいるようにしか見えない。
いや、中には防衛庁内を動き回り、立ち入り制限区域にまで入り込み、
しかも「防衛庁の専用電話」を無断使用して情報をデスクに流していた
記者らもいたが……
尤もこれに反対する民主党の無責任さと無様さは今に始まったことでは
ないが、滅びゆく組織の断末魔に見える。こんな連中が我が国の政界を
牛耳っていたことを、有権者は改めて反省する必要があるだろう。
国会で議長席に詰め寄って、下品で聞くに堪えない罵詈雑言を浴びせ、
仕事をしているかのように≪選挙民にアピール≫している若造たちの姿には
辟易する。やくざの方がまだ仁義を心得ているように私には見える…
これに関しては、今朝の産経≪花田紀凱の週刊誌ウォッチング≫
が面白いので貼り付けておこう。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131208/bks13120818000012-n1.htm
≪全く同感!思わず噴き出したが…≫
私には、この法案に「猛反対」している団体や組織が、昔近衛首相の側近
として情報をコミンテルンに横流ししていたゾルゲや尾崎秀美らに重なって
見えて、彼らこそ実は≪スパイ予備軍ではないのか?≫
と思えてくるから不思議だ。
「防空識別圏」については、いろいろな方面から“取材”を受けたが、
中には1時間以上も電話で取材してVTR出演を希望しておきながら、
その後全く連絡してこない「上から目線」のTV局もあり、
若造(女性だったが)の躾がなっていない!
とこれまた広報室長時代を思い出した。
「識別圏」については「国民新聞」や「雑誌正論(2月号)」に書いたし、
来週は「月刊日本」から取材を受ける。ご一読あれ。
また、雑誌「丸」3月号(2月発売)には、中国情勢抜きの「スクランブル」
などに関する解説を書いているところである。
さて、中国国内情勢は、北朝鮮同様かなり劇的な変化が進みつつあるようだ。
「防空識別圏」問題で、大慌てしている中国の各報道官らの
“心ここに非ざる表情”からもそれは覗えるのだが、薄キライ事件の黒幕?
といわれていた周永康にとうとう手が伸びた。
12月2日の産経は「中国共産党、汚職容疑で周永康氏を拘束か
元序列9位の石油閥 台湾紙報道」とその動きを次のように伝えていた。
≪【台北=吉村剛史】台湾紙、聯合報は2日、中国の胡錦濤政権で
共産党政治局常務委員(当時序列9位)を務めた周永康氏が、党内の監察に
あたる党中央規律検査委員会に汚職容疑で身柄を拘束されたと報じた。
同紙は消息筋の話として、共産党当局が2日にも周氏の拘束を正式発表
するとしている。
周氏は、さきに失脚し、汚職などの罪で投獄された党重慶市委員会の
薄煕来元書記との強いつながりが指摘されており、拘束が事実とすれば、
中国内政への影響が避けられない。
周氏は中国上層部で強い影響力を持つ「石油閥」の出身で、胡錦濤政権
では、司法機関を統轄する党中央政法委員会の書記を務めた。
周氏の周辺では、石油閥の要人らがこれまで相次ぎ汚職などの疑いで
取り調べを受けていた。周氏は江沢民元党総書記に近い人脈とされる≫
続いて6日には次の記事が出た。
「周氏を殺人容疑で軟禁か 中国、海外サイト報道」
≪中国語ニュースサイト「博訊」(本部米国)は5日、中国の胡錦濤前指導部
で共産党政治局常務委員を務めた周永康氏が、前妻を殺害した容疑などで
中国当局により1日以降、軟禁状態に置かれていると報じた。
消息筋の話として伝えた。
同サイトは、周氏は前妻を交通事故に見せかけて殺害した疑いが持たれて
いるとしている。
周氏をめぐっては、汚職容疑で中国当局が捜査に乗り出したと香港紙が報道。
台湾紙は汚職捜査を担当する中央規律検査委員会が汚職容疑で身柄を
拘束したと伝えている。(共同)≫
周永康氏とは1942年12月生まれの政治家で、
「第17期中国共産党中央政治局常務委員、中国共産党中央政法委員会書記、
中国共産党中央治安綜合治理委員会主任。党内序列は第9位」であった人物。
略歴は「1964年、中国共産党に入党。1966年に北京石油学院を卒業後、
石油管理局長を経て、1985年に石油工業部副部長(次官)となる。
1988年、中国石油ガス総公司副総経理となり、1996年に総経理。
1998年、朱鎔基内閣で国土資源部長(大臣)に就任。
2000年、四川省党委書記に転出。2002年に党中央政治局委員に選出され、
中央書記処書記に就任」した人物だが、「公安部長兼党委書記」
「警視総監、武装警察部隊第一政治委員」など
「情報、治安、司法、検察、公安など」実力組織を支配してきた人物である。
更に「思想・宣伝部門を統括する李長春と共に、胡錦濤の政敵とされる。
薄熙来と緊密であり、2012年の薄熙来事件における薄熙来の処分には消極的」
であったと伝えられた。
薄キライ裁判が終了し、彼は拘置所で“悠々自適?”の生活中らしいが、
「ハエもトラも一網打尽」にすると、汚職官僚取り締まりを宣言した
習近平が最後に狙うターゲットでもあった。
しかし、四川省内に2万人以上の私兵を擁する周永康は、機会をとらえて
習近平を抹殺しようと企んでいたらしい。つまりクーデター計画である。
昨年7月には時限爆弾で習近平を暗殺しようとしたが失敗、今年の7月か8月
にも失敗したといううわさがあった。
更に習近平が、静養のために3010病院に入院することを知った周は、
医師に注射針に塗った毒薬で殺害させようとしたが失敗、彼の危険性に
気が付いた習近平は、今回彼を収束したのだろうが、各地に手下は残って
いるし、2000万ドル以上の資金も持っているという。
すべてが賄賂で成り立つこの国の国柄、まだまだ予断は許せない。
今朝の産経8面にこれに関する気になる記事があったから貼り付けておく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131207-00000097-san-cn
諸情報を整理すると、中国と北朝鮮国内の不安定さは要注意段階に
あるとみて差し支えあるまい。
北朝鮮でもこんな緊迫した情勢が浮かび上がってきている。
≪【ソウル=名村隆寛】韓国紙、京郷新聞などは6日、消息筋の話として、
失脚情報がある北朝鮮の張成沢国防副委員長の最側近が捜査対象になった
ことを察知して中国に逃走、韓国など第三国への亡命を求めていると報じた。
張氏の資金を管理する人物という。韓国の南在俊国家情報院長は6日の
国会情報委員会で「亡命については知らない」と述べたが、
張氏の側近2人が先月、金銭的な問題で裁判を経て処刑され、在外公館大使
を務める張氏の親族が強制召還されたことは認めた。
一方、北朝鮮は最近、海上の南北境界線、北方限界線(NLL)近くに
攻撃型ヘリ約60機、黄海側の島に200門の多連装砲を配備。
党副部長級の約40人と内閣の約30人が交代したことも明らかにした(産経)≫
共産主義を標榜する専制独裁国家の終焉は、案外早くなるのかもしれない。
第2次世界大戦のドイツでは、ヒトラーは自殺し、イタリアでは、激昂した
国民の手でムッソリーニは逆さづりになった。
今回、チャウセスク(銃殺)のようになるのはどちらの方だろうか?
と書けば、トロントに逃げ出しているKJ君は不愉快になるかもしれないが…
年末から来年にかけて、我が国は戸締りを厳重にしないといけない、
と感じる今日この頃である。
チャンネル桜の24時間番組収録で渋谷に出たら「原発反対」のデモ行進に
阻まれて、横断歩道を渡れなかった。
急ぎの人も多いのに、歩道を停止させて車道だけ通行を許可する規制の
やり方には困ったものだ。
とうとう堪えきれずにご老人夫妻が、「赤信号」にもかかわらず横断歩道を
渡って駅に向かって歩き出して来たが、これが引き金になって
信号待ちしていた人々が動き出した。
≪なにが原発反対か!≫と嫌味を言う若者も結構いて、暇人には付き合って
おれない、とばかりに動き出した。
土曜日でも仕事をしているものが多いのだ。
警察は配慮してほしいと思う。
「防人の道」は、インターネット放送のニコニコチャンネルで
明日の14時まで連続放映されている。
帰宅したら中国ウォッチャーから緊急メールが入っていた。
人民解放軍が、今日から13日の1600までの間、渤海湾を封鎖して、
3軍合同の上陸作戦を主体とした大演習を開始したという。
連続して起きている国内事件事故多発状況に業を煮やした習近平主席は、
一気に対日攻撃を実行するのじゃないのか?
というのだが、詳細は分からない。
しかし、連続した主席暗殺未遂事件で、習主席は自宅に戻らず、
軍の総合指揮所内に寝泊まりしているというから、現役時代に総合演習で
指揮所に寝泊まりした我々からすれば、事実だとすれば「本気」だと推定できる。
自分に対する暗殺が怖いのか、国内騒乱の怒りを日本に向けさせて、
危機を回避しようというのか不明だが、今年7月?の2回目の暗殺未遂事件を
知った習主席は当然のごとく激怒し、席を立って机をたたいたそうで、
その時“メタボ”気味の彼のこと、腹部のボタンが吹き飛んだという
証言もある。
バイデン米副大統領との会話も、英語ができない習主席は官僚のメモを棒読み
したので、時間が5時間もかかったらしく、さすがに疲労は隠せなかった
というのだが、こんな些細な情報がどんどん外部に漏れているところが
非常に気にかかる。
政権争いの暗闘は周永興の逮捕という事態に発展したが、これは
薄キライ事件当初から予想されていたことであって、今更という気が
しないこともない。
次に逮捕されるのはだれか?ともっぱらの噂だそうで、次は多分温家宝か
曽慶紅だろうとウォッチャーは言う。こうなれば次は軍の大物…と、次々に
腐敗官僚らがやり玉に挙げられるらしい。
主席暗殺情報が流れている中南海には相当な緊張が漂っているらしく、
王岐山ら要人の一部は、外出を極力控えていて夕食会も自宅で摂るほど
用心しているらしい。
政権争いで共産党が壊滅するのは、虐げられてきた人民にとっては“朗報”
だろうが、その怒りを日本に向けられ、尖閣にミサイルでも打ち込まれたら
たまったものじゃない。
南西航空混成団は、所在する陸自、海自と協力して、厳戒態勢を敷いている
ことだろうが、相手は“紅衛兵上がり”の無法者、“想定外”の事態も含めて
十分対策を立てておいてほしいものだ。
今日は特別に追加情報まで。
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