ひーたの休日

続々編「ひーたの休日#3」
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高子二十境巡り(2015.9.20)その2 伊達家発祥の地

2015年10月01日 23時23分43秒 | 2015年のお散歩

「醉看浮雲過」
私、酔ってませんよ。



高子二十境巡り(2015.9.20)
その1 高子沼から」の続きです。





上保原駅を後に 10:35




このレモン色?クリーム色?の花はなんだろう?




稲穂に彼岸花に林檎に秋の空。




正直ゆっくり歩きたいけれど・・・




最後尾一歩手前なので、そうゆっくりもしていられません (^^ゞ




ニラの花とモンシロチョウ。


淡島神社 10:50




上保原小姓山の鎮り座す淡島神社の御祭神は少彦名命であります。
(省略)
明治九年七月、神仏分離により淡島神社と薬師堂の境内地を分割・・・




拝殿の隣、唐甲搭などが立ち並ぶ石段を上っていけば・・・


高子二十境「白雲洞(はくうんどう)」 10:52




 「白雲洞」 台州

朝見白雲迎
暮見白雲送
朝暮白雲在
余將老此洞


朝に見る白雲の迎えるを
暮れに見る白雲の送るを
朝に暮れに白雲在り
余將に此の洞に老いんとす

仙人は、白雲に乗って仙郷を行き来する。
朝に、白雲が迎えにくるのを見る。
暮れに、白雲が送るのを見る。
朝から暮れまで一日中、白雲は、仙郷の白雲洞に在る。
わたしは、この白雲洞で悠然と、年老いていく。





霊窟・・・
薬師如来が祀られているそうな。


裏側から岩の上に登ってみましたが、木々に遮られて展望はほとんどありませんでした。




その奥から小性山?小姓山?古樵丘?の山頂(標高86m)へ。


高子二十境「古樵丘(こしょうきゅう)」 11:00




 「古樵丘」 覇陵

獨酌古樵丘
詩成自飄逸
醉看浮雲過
醒愛明月出


独酌す古樵丘
詩成りて、自ら飄逸
酔うては看る浮雲の過ぎるを
醒めては愛す明月の出づるを

古樵丘に登る。
ゆったりと、独りで酒を酌む。
自然と詩を口ずさみ、のんびりして、のどかな気分になってしまう。
酒に酔っては、流れてゆく浮雲を眺めて楽しみ、酒に醒めては、昇り出る名月を愛でる。



次に向かったのは八幡神社。




高子岡城跡 伊達家発祥の地
所在地 保原町大字上保原字丹露盤・高子

高子岡城跡(高子館跡ともいう)は、伊達家の始祖伊達朝宗(中村入道念西)の居城跡と伝えられている。
城域は北に張り出した小丘の一帯で、北西側は断崖となっている。
頂上から伊達平野が一望できる。
念西は、文治五年(1189)の奥州合戦に子息を率いて参加、源頼朝方として伊達郡厚樫山の合戦等で戦功を挙げた。
よって伊達郡を賜り、高子岡に城を築いて移住、中村の姓を伊達と改めた。
山上に鎮座する八幡宮は、この時、鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したものという。
この社は亀岡八幡宮とも呼ばれ、伊達家の移遷とともに移って、現在は仙台市川内亀岡町に鎮座している。
念西の墓は桑折町の万正寺(満勝寺跡)に、念西夫人の墓は国見町の光明寺(福聚寺)にある。

平成15年4月 保原町教育委員会


詳しく知りたければ伊達市HP「伊達市と伊達氏」へ。


桃畑の間を上っていけば・・・




亀岡八幡宮。


裏手の木段を上っていくと・・・


高子二十境「丹露盤(たんろばん)」 11:24




 「古樵丘」 覇陵

一入青山路
幽徑接●玩
毎撥紫霞興
幾過丹露盤


一たび青山の路に入りて
幽徑●玩に接す
紫霞の興を発する毎に
幾たびか丹露盤を過ぎる


※「●=山+贊」・・・環境依存文字なので文字化けするかもしれないので。

ひとたび、樹木が茂る山に入ると、奥深く、もの静かな小路は、ごつごつした険しい高い岩に続いている。
仙境に行って仙人のように生きてみたいと思うたびに、私は、いくども、この丹露盤に立ち寄ってしまう。





「花の王国ふくしまキビタンスタンプラリー2015」で「高子二十境(丹露盤・高子岡城跡)の桃」と紹介。
桃畑が広がっているので、ぜひ春にまた訪れてみてくださいと。




何気にミニチュア風。


下って・・・


熊阪家墓所 11:40




スズメバチの巣があるそうで、墓所には近付けず案内だけ。




その背後には葡萄棚。


時間が押しているらしく、ここからは6kmコースを辿って高子沼に戻ることに。


アンテナが立つ丘を上り・・・




阿武隈急行高子駅周辺の住宅地の向こうの走馬嶺や愚公谷などを眺めながら。




トンネルの上から。
運悪く電車が通り過ぎたばかりで撮り鉄ならず。


高子二十境「不羇拗(ふきよう)」 12:05




 「不羇拗」 覇陵

高臥不羇拗
晩來殊未歸
狐雲将獨鳥
深映錦陂飛


高臥す不羇拗
晩來殊にいまだ帰らず
狐雲と将た獨鳥と
深く錦陂に映じて飛ぶ

のんびりと不羇拗で横になる。
夕方になったが、まだ帰りたくない。
空には、小さなはぐれ雲、いや一羽の鳥が、高子沼の水面に深く影を映して飛んでいる。


・・・木々の間から、高子沼の水面にカモたちを。




つい撮ってしまったキノコ。


高子沼に戻ると 12:08




幟がはためき、




水面は波立っていました。


「第4回ぶどう収穫祭 高子二十境巡り」
巨峰が当たる抽選をハズし、ぶどうの収穫はならずも・・・
(2種類のぶどうを試食してきましたが)
高子沼は自宅から10km強。
ということは、よく訪れる水林自然林とそう変わらない距離。
ということで、新たな散歩エリア収穫!



これでおしまいです。


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2 コメント

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すんごいスカッとしますね (森のなかま)
2015-10-02 00:04:46
明日の出勤がやきもき。。ふて寝をしようかと思ったら。。すっごいスカッとしたお天気でしたね。稲穂の緑と突き抜ける青は秋ばんざいでしょうか。
気分良く眠れそうです。ありがとうございます♪

P.S.
日曜日お天気よさそうですよ?
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森のなかまさん (ひーた)
2015-10-02 00:53:12
爆弾低気圧。
今、こちらでは風が唸り吹き荒れていますが、貨物列車は普通に通り過ぎて行きました。
通勤時、電車の運休や遅延が出ないといいですね。

SWの休日4日間は雨に降られることもなく、青空に浮かぶ雲の表情もなかなかのものでした♪
ちなみに更新が遅れていなかったら、今頃また雨の写真をアップしているはず。

今度の日曜日は、こんな抜けるような秋空の下で紅葉巡りをしたいです(^_^)
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