鎌沼は、その名の通りの鎌形でした。
昨日の朝の出勤時、吾妻小富士の山頂部は雲がかかっていて見えませんでしたが
5月9日から10日にかけての?荒天で、新たに雪が積もったようです。
今朝は・・・窓から見てみましたが、その分はもうなくなって5月8日とほぼ同じような残雪模様
一昨年は5月13日でも新雪が
今年はいつ頃まで降るんでしょうかね~
一切経山と積雪期限定の平石山と前大巓(2014.4.27)
「その1」「その2 魔女の瞳」の続きです。
ここからはまだ歩いたことのない・・・登山道がない領域へ
あの雪崩の痕を遥か右に見て
羽虫が全くいない♪だだっ広い緩斜面を平石山へ
振り向いて
浄土平の端から一切経山の登山道から、直接繋がる雪の斜面
結構登ってこられる方がいました。
右手に一切経山と平石山を結ぶ稜線
ここを歩いている方もいますが
なんとなく気が引けて、いったん下ってから雪上を歩いてきたわけです。
それに溶岩は黒いから、あの辺りも夥しい数の羽虫でいっぱいなんじゃないかなと (^^ゞ
山頂近くまで登ってきたはずですが・・・どこ?
幸いすぐ傍のハイマツの向こうから声が聞こえてきたので、それを乗り越えると
福島市と猪苗代町の境界杭、そしてケルンが複数立つ
1928mピーク(通称「平石山」) 10:55
腹が減っては戦はできぬ
時間的には早いですが、初登頂お祝いの赤飯オニギリを2つ
1つはあちら、前大巓で食べる予定だったのに
ちなみに奥の山は駕篭山稲荷と中吾妻山と継森と・・・見え難くなってきた磐梯山
その南東側斜面にはシュプールが描かれていて、楽しそうな歓声が聞こえてくる
安達太良山はもちろん
左に高山、磐梯吾妻スカイラインを挟んで右に栂平
そして真ん中にでっかく山頂平らっぽい蓬莱山
東吾妻山と鎌沼
西大巓に西吾妻山に中大巓に藤十郎に東大巓に・・・要は西吾妻縦走路
景色を撮りながら山頂をウロウロしていたら、この山の名(通称)の由来?
魔女の瞳の北東側と同じように、壊れた瓦が積み重なったような・・・
平たい石が多くある一画を見つけました。
証拠写真を撮って
360度の景色を堪能したので、そろそろ行きますか
平石山出発 11:35
山頂の西側斜面のガレ場を下って、ちょっとのハイマツの藪漕ぎで雪上へ
ここからのオオシラビソ樹林帯の・・・大袈裟にいうと迷路がちょっと問題でした。
踏み抜きが怖いので、できるだけ木から距離をとって歩きたいんですがそれは無理
腰までの踏み抜き・・・開いた穴から簡単に這い上がる事が出来ましたが
片方のストックが枝に引っ掛かり抜けなくなって一苦労という場面も
ちなみに、この辺りで踏み抜いたのは自分達だけではないようです。
今回は(も?)単独行ではなく父親と一緒。
穴から這い上がれなくなるリスクを考えると・・・
単独の時は大人しく登山道だけ歩いて、このルートは選択しません
秘儀枝渡りの術も駆使して _(._.)_
Black Forest Labyrinth
黒い森の迷宮の脱出にほぼ成功♪
あ、レンズに雪が付いたまま (^^ゞ
鞍部から
平石山を振り返って撮・・・!
油断禁物、今度は片足だけズボッっと落ちました。
小さくオオシラビソの頭が雪上に出ていたのに気が付かなかったなぁ
すぐに足を引き抜いて・・・続きます。
平石山は面白いですね。ほんとに割れた瓦を捨てた場所みたい。
腰まで踏み抜くことがあるとは、、う~ん。
去年GWに安達太良山のてっぺんを歩いた時は、
ゴンドラで上れたからと、あまり考えずに雪の中歩いてしまいましたが、
やっぱりちゃんと考えて行かないと、怖いですね。。。
凍りついた魔女の瞳も、鎌沼の雪景色も、まるで水墨画みたいですね。
あんなに春を待ってたのに、今またこうして雪景色を見ていいなあと思ってしまいました。
雪面から木のてっぺんだけ飛び出た景色も面白いです。
雪のない時には、見られない部分ですもんね
平石山…見た目もそうですが、音もそのもの。瓦をランダムに積み上げた場所を歩いている時と同じ音がします。
雪が上はもちろん下からも解けて空洞が。これから残雪の山ではしばらく難儀、よーく考えて進まないと(+_+)
待ち焦がれた賑やかな里の春を楽しんだ後は、これから訪れる遅い山の春も・・・2度楽しむために雪景色を見て頭をリセット。
木のてっぺんを観察したくても、踏み抜きが怖くて近寄れないのが残念ですが(^^ゞ