煮物にしたらおいしいこうや豆腐は、高野山の修行僧が豆腐を凍らせて乾燥させたもの(凍豆腐)を作ったことに由来します。
樹木にも高野山の修行僧が関係する名前を持つものがあります。関東以西で、やや乾燥したところに多く見られるコウヤボウキです。高野山でこの枝を束ねてほうきを作ったことから名付けられたといわれています。別名「玉箒(たまばはき)」と呼ばれ、大伴家持が「はつはるの初子の今日の玉箒手をとるからにゆらぐ玉の緒」(巻第20)と万葉集に詠んでいます。旧暦新春の初子(はつね)の日に蚕の部屋を清める行事に使われたそうです。
丸くてかわいい葉っぱが疎らについている姿はなんだか良いですねぇ~
一度、たくさん生えているところで枝を束ねてみましたが、できた箒はあまり大きくなかったです。高野山では机上の掃除をするのに使ったそうですね。こうや豆腐を食べてコウヤボウキの箒で机をきれいにしたら少しは賢くなるかも・・・
コウヤボウキ
キク科 属名:コウヤボウキ属(
Pertya scandens (Thunb.) Sch.Bip.)
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