ちょっと気を付けて ヌルデ （２００５年６月１４日）

　森の入口とかの日当たりの良いところにこんな木があると思います。
　いかにも葉っぱという感じの部分と小枝のような部分が写っていますね。実はこれ全部葉っぱです。
　こんな葉っぱを”複葉”といいます。羽根の様に広がっていて、いかにも葉っぱというものが先端に一枚あり奇数なので”奇数羽状複葉”といいます。以前出てきた”アオダモ”も”奇数羽状複葉”でした。
　ヌルデの葉は、小枝のような部分に翼があり、「なるほど葉っぱかも」と思わせる部分があります。葉っぱと小枝じゃなくて”複葉”ということが納得しやすい木だから”複葉”の説明にいいかもしれませんね。
　でもちょっと注意！
　ヌルデはウルシの仲間でかぶれることがあります。ハゼノキやウルシに比べると軽いとは言え、人によってはかぶれることがありますので、必要以上にさわらず、樹液がつかないように注意して下さい。


ヌルデ
ウルシ科ウルシ属（Rhus javanica L. var roxburghii (DC.) Rehder et Wils.）

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