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歌詞に瑕疵あり

筆者が高校生の頃、小遣いは月2千円であった。行き付けのカレー屋は大盛りで150円の頃、これで遊べない訳ではない。が、値の張る買い物が出来ない。楽器は当然のこと、1枚1750円から2千円したLP(もう死語だな・・・昔のCD?だよ)でも買った日にはもうその月、何も買えない。

そんなつつましいガキだったにも関わらず、買うLPは必ず国内盤だった。当時買い漁っていた洋楽(これも死語www。いわゆる海外の音楽で主として英米の曲)はドル高の為替にも拘らず、外盤と呼ばれた輸入盤の方が早く新譜を入手出来る上に安いものがあった。そんな中、国内盤を買う理由はただ一つで歌詞カードが付いていたからだった。

そうは言っても、ジャケットの1角が切り落とされた超格安外盤や国内盤が存在しない海賊盤をつい買ってしまう事もある。悲しいかな筆者の英語力では聞き取ることが不可能で空耳アワーになることもしばしばだった。ビーチボーイズのSurfin' USAでInside outside USAというコーラスパートがあるが『一切合切USA~』と歌ってたもんね。

困ったのはマニアックなジャンルだろう。ブルースなんて手軽に国内盤が買えたのはごく少数で、ウエストの塩次伸ちゃんは大阪のとあるレコード屋で外盤を買っていたと言っていた。そして曲のコピーで一番困ったのがヴォーカルのホーさん。コミックのネタなんで真偽は不明だが、外国人に焼鳥を奢って聴き取りをしてもらったという。

旧知の女性ヴォーカリストなんか訳してもらってる間、不良外人に手を握られてたとか(笑)。筆者は日本で言えば小学6年生に当たる、アメリカンスクールに通う友人の娘にブルースの聞き取りをアイス駄賃で頼んだ位だ。その子暫く聴いていたが『こんなの判んないよ!』とブチ切れる(笑)。いやぁ判らんで良かった・・・子供にブルースの歌詞を教えちゃいかんよなぁ。

その後、ネット歌詞サイトの存在を知り、喜んで使って来たが最近困ったことがある。コピペが出来ない設定にしたサイトが多くなったのだ。まぁ苦労して聴き取った奴を気軽にパクられたら嫌になるだろうなとは思う。音声をテキストに変換出来んか?・・・それよりも今ハヤリのChatGPTなるものに『BB・Kingの演奏で〇×の歌詞を教えて』というのが頭に浮かんだのだが・・・どーだろう?

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