今は亡きギタリストの塩次伸ちゃんが通い詰めた橘という蕎麦屋さんが京都の山科にあった。ママさんが音楽好きで何度かここで彼のライブも開かれたが、残念ながら今は閉めておられる。これを真似た訳ではないが4日は蕎麦ライブにする。と言っても店が違い、沼津さん・真紀ちゃんの先生Duoライブの前に近所の蕎麦屋で酒と蕎麦に行ったという極ありきたりな話でゴメン。
このDuoは確かLAMPだけじゃないかと思うが、沼津崇さんはジャズギタリスト。筆者が若かった頃、ジャズの人がロックに寄ったのがクロス=オーバー、ロックの人がジャズに走るとフュージョンと習った覚えがあるが今は同義のようだ。でもジャズがブルースに来たら何と呼ぶのかなぁ(笑)。
一部は交互にヴォーカルを取り、沼津さんの歌でLittle Wingから始まった。真紀ちゃんの歌でT Bone Shuffle、ジョンソン大好きな沼津さんに戻りDust My Broom。『エルモア=ジェームズの作という人もいるけど‥』、沼津さん、ご安心くだされ。ジョンソン作で間違いないかと。そして真紀ちゃんで中森明菜の“セカンド=ラブ“。この曲ライブでは初公開みたい。明日からツアーの角打ちネタと見た(笑)･･･コラ！ネタって言うな！！
いきなりレノンのJealous Guyを歌い『レノンってマザコンですよね』と沼津さん。同感です。ヨーコに愛人の手配？迄してもらったのを見ても明らかでしょ。最後は真紀ちゃんで･･･曲忘れた･･一部終了。二部は真紀ちゃんオリジナルの“川遊び”で始まり、次のOn the Sunny Side of the Streetの後はセッションタイムに。
セッションは良いのだが、自分の楽器を持ち込み、これを弾いてくれという御仁が現れた。確か前回も出てきたオッサンだと思うがこれはどうなのかな？筆を選ばないので有名だった伸ちゃんでも人から借りる時はソリッドとセミアコでゲージを変えていたし、事前に時間があれば自分で調整もしていた。いきなり持って来てヴィンテージなんでこれ使えはどうかと思う。
オッサン曰くトコのウン千万するというギターだが、ヴィンテージのお家芸である倍音が全く響かないもので、値段を付けるのはあんたの勝手だけど誰が買うんや？という代物だった。一度、開運！なんでも鑑定団にでも出したらどうだろう。良くて『Sナンバーの刻印されたネックだけは本物です』じゃないかな(笑)。推しのギタリストに自分のギターを弾いてもらうのは嬉しいが、押し付けは止めた方がいい。
アンコールのBaby What You Want Me to Doを聞き終わり考えた。どうやったら沼津さんをブルース界に引き込めるか(笑)。『沼津崇をブルースに引き込む会』でも作ろうかな。会費はないので奮ってご参加の程を。最後は名誉店長のダブ君。ジャーキーやるし、会長もやってくれんか？
