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体に語りかける①、はじめに

2018-02-13 07:46:35 | 自分でできる健康維持
体に語りかける①、はじめに


ちょっとした不調で病院へ行った時、持病の通院で医者のもとを訪れたとき、診療室であなたはどんなことを話しますか?

「病気の状況を説明するに決まっているじゃない」

そういわれるかもしれません。

「風邪をひいたようで咳が止まりません」

「最近もとくに変わりません」

と。


私は、東京大田区にある田園調布という場所で、医師である妻とともに「田園調布長田整形外科」というクリニックを開業しています。

保険診療を行ういたって普通のクリニックですが、

診療室での会話が、ちょっと変わっているといわれます。

というのも、診療室で語られるのは、

仕事の悩みや子育ての迷い、夫や妻えの、人に話せない不満をはじめ、

姑の愚痴やいさかいの話、心にひっかかっていること…。

体の症状にとどまらず日常生活の多岐にわたることばかりです。

「体はなんといっていますか」

そう問いかけた私に、はじめは

「いやだ、先生。そんな冗談みたいなことを」

とおっしゃる方も、

別の話をしていたり、リハビリを受けていたりする間に

「そういえばね、先生あのね…」

とさまざまな話をしてくださります。

涙を流したり、大笑いしたり、そしてときには憮然としたり、

なかには怒って部屋を出ていかれたり、、

そんな診療室の様子を見て、私のクリニックを「生き方クリニック」と呼ぶ人もいます。

なぜ、そんな人生相談のようなことを診療室で行うのか。

先にお話ししたように、私のクリニックは保険診療ですから、自由診療としてのカウンセリングといった意味合いで人生相談のような診察をしているのではありません。

それは、口を開いてポツリポツリと語ってくださる胸のうち、

そこに病気やケガの根本の原因があるからです。

体にあらわれる痛みや不調、その原因を探そうと、「体」を見てもそこに答えはありません。

痛みの原因を知ろうとX線写真を撮ったり、検査を受けたりする人も多いでしょう。

それを否定するつもりはありませんが、

痛みや不調、病気の本当の原因というのは、「X線写真」にも検査結果にも出てきません。

「体の状態」にはないのです。

それでは、原因はいったいどこにあるのか。

それは、

「あなた自身」

「あなた自身のあり方」

です。

あなた自身の中にある抑圧された感情や葛藤、不安、考え方のクセ。

それらが、あなたに気づいてほしくて、病気やケガを導いているのです。

病気やケガは、あなた自身が「気づいてよ」と語りかけている、ウェイクアップコールとも言えます。

目覚まし時計も、普通の音量で起きる人もいれば、

いくつもの目覚まし時計を置いても起きない人、

目覚まし時計は鳴りっぱなし、お母さんに布団をはぎ取られないと起きない人などさまざまです。

あなた自身が目覚めない限り、

消しても消しても、何度でも、この目覚まし時計は鳴り響きます。

小さな不調を繰り返したり、腰痛がだんだんひどくなったりして、動けなくなるまでになったり、

小さなケガの末に、大きなケガをしたりすることもありますし、

ケガを治したと思ったのも束の間、内臓の病気を発症する人もいます。


もっと早くに、自分の語りかける声に耳をかたむけ、自分で目覚めたならば、ちゃんとを時計をオフにできるのに、

目覚めないから、何度でも続くのです。


病気や不調は、あなたに語りかけています。

本当の自分に気づいて、と声をあげています。

しかし、そもそも、病気や不調があなたに語りかけるのは、

あなたが体に語りかけることをしていなかったから。

もし自ら体に語りかけていたならば、

あなたが自分自身の本当の気持ちとつながっていたならば、

病気や不調は、あらわれる必要がないのです。

病気でいる必要も、ケガをする必要もなくなるのです。

あなたはどれくらい、体に語りかけているでしょうか。

「私は今、こういう思いを感じているんだね」

「つらいよね」

そう自分に語りかけることは、

自分とつながり、健康になることに直結しているということを、

私は日々の診療で確信しております。


おかげさまで、クリニックは人が人を呼び、毎日200人ほどの患者さんが訪れます。

なかには、いろいろな病院を回ってみたけれど満足できる答えをもらえなかった、

ずっと治療を続けていたけれど一向によくならなくて、

といってお越しになる方も多くいらっしゃいます。

診察室であれこれと悩みを話し

「本当は自分がこうしたかったんだ」

「実はこれに向き合うこと自分は恐れていたんだ」

などと自分自身が語りかけていた声に気づくだけで、

体に出ている不快な症状はみるみる改善していきます。

それだけではありません。

本当の自分に気づくと、最初に診療に訪れたときにあった患者さんの不安感やイライラなどが消え、

健康で幸せに満ちた笑顔を見せてくれるようになるのです。


一時的に体に出ている症状を抑え込んだとしても、自分の声を聞き、自分とつながらない限り、

また別の症状としてあなたにあらわれます。

「病気になりたくない」

「いつまでも健康でいたい」

と思うなら、

心を曇らせるような信念体系が、病気やケガを引き寄せるのだと知り、

本当の自分の内面に向き合って、体の語る声を聞き、

あなた自身も体に語りかけることが必要です。

体は、あなたに病気やケガをもたらすことで、あなたに語りかけています。

その声を聞くことをきっかけにして、

自分とつながることができたなら、人は健康になります。


だから、本来病気というものは憎むべきものではなく、愛すべきものなのだともいえそうです。

「見て見ぬふりしてきた自分に、そろそろ気づいてくださいよ」

と教えてくれる、体からのありがたいメッセージ。

そんなふうに思えた瞬間に、体は快方に向かうのです。

この本では、心のあり方が体の痛みや病気とどのように影響しあい、どのような結果をもたらすのか、

さまざまな例をあげながら、ひもといていきたいと思います。

病気は体からの贈り物、、、

体に症状が出たときは、そう考えてみてください。

自分に語りかける体の声に耳をかたむけ、

「腰が痛くてつらいのは、心のつらさを体が表現してくれているんだね」

と、自ら体に語りかけることができたとき、

不調や痛みから解放され、

心から幸せを感じられるようになるでしょう。

さぁ、心地よくのびやかなあなた自身を生きる旅に、一緒にでかけませんか。


(「体に語りかけると病気は治る」田園調布長田整形外科 院長 長田夏哉さんより)

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